第10話 ポークピカタ

 こう書くとなんだかとってもオサレ(おしゃれ)なようだが、うちの場合はとんかつ用の豚ロース肉に小麦粉と溶いた卵を付けて焼いただけという代物である。




 しかも今回は小麦粉すら省いてしまうというものぐさっぷりだった。


 思えばこれが失敗その一だった。まあ、この小麦粉の分量というのも案外難しいので、まぶしたらまぶしたで何かしらの失敗をしていたような気もする今日この頃だったり。




 さて、今回の一番の失敗だが、小麦粉もなしで卵だけを付けて焼いたため、当然卵へ先に熱が通ることとなり、固まって肉から次々と剥がれていってしまったのだった。




 これを避ける、というか誤魔化すために「最後に余った卵を流し入れる」という工程が必要だった訳なのだが……。


 付け合わせのスープの具材に使用しちゃってました!(テヘペロ)






 待て、待つんだ!ちょっと小粋なジョークというやつなのだよ!


 話せば分かる!


 だから「貴様にはテヘペロよりも床ペロの方がふさわしい」とか言いながら物騒な凶器を持ち出すのは止めたまえ!?




 あんぎゃあああああああああ!!!?






 追記。


 付け合わせのスープはキャベツとニンジンを煮て、市販のコンソメの素ブロックタイプを一個放り込んだだけという、こちらもまた簡単仕様となっています。


 あ、最後に卵追加してた。

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