変われ身の「るーと」 そよ風よ 光よ  

白蘭海上 ルミネセンス その太陽よ。

水面下の 雑魚達と 知り得ても(  )の葬列

物音ひとつなく東の空が 白妙る


今と濯ぎ流る 川べりにて わくらばと転ぶ 群青シナプス

深沈たる幕引きに穏やかに望む のちのあしたに loop する


今と救い出す 私と同じに、響くは 幽寂のもの

密やかに湿る。(さわしない)生護謨の白濁

こと切れた花は口を窄めて 黙す

(おぐの かつまさばくさ ととノツマリ)

光の守の、足繁く通う 更紗の濃淡が、やがて彩雲にのり

枕しめらす 慶雲頂の 差し時に りを踏む焦点が、


「正夢に縋りたい。」いつかの、夕べと


ただいっときの美しさを添え ただ しじまにいる。

交叉路上に貶めた 独楽鼠と見間沿い はんなりりと

一面のたわたみ 何処かしこへ


誇示の迂回路、

そのところに産まれ死にゆく恩粘おんねん

空天に浮わつき 墓の傍の彼岸花として

その冷たさまで証明するよう、時はゆっくりと邂逅する。

ひとところへまわる まばゆき 血濡れ垢が、

はじめは鮮明だった色や形、と、突き詰めれば 一等


ハレルヤ!


ひとつ持たせればそのうち ときは鳴動し

逆に此処に置いて行かれるばかりの 私が、

ひとすくいしたところで、今や、


雨に爛れた ひとつの焔が

空席にいっぱいの海を湛え

敗れ被れでいて、つがいのベタを離す。


その空洞、正に途切れていた。尾ひれをゆっくりと

漂わせて、

どこかへ行こうとするのを、

縋ったまま。

影を作ったのは私の侭だった

ただ朝を超える。

その瞬間だけが満ち溢れては、消えた躯

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