化けの皮

透き通る瀬戸物の飽いたところで瑕を負う、今日とて

円い紅をも砕いた破顔一笑、報われる明日を歯噛みする

雨垂れの均しい時の音色を発て、そのうちに秘めたる

筆舌に尽くしがたい障子穴の幽山、まろびて屠る、はりぼてのてっぺん


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