埴生の小屋

空を翔ける鳥たちすら和いで、形を変えて繋いだてのひらを翻す

緑陰を亘る風、駆け抜けるはしとどのせせらぎも喘ぐ。

けれど下界の畔には小さきものが咲いて笑って季節を継いでいくもの

貴方と私の出会う道は幽か歪に差し迫るばかりか、

細く長く続いていくようでありましたので。

近く備わる沼の淵の、終の棲家のことでした。

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