望む樂は
月夜叢雲 陰霞み 身が充た去れる ときも僅かに、
微動だにせず 見伝染る うわべ。
川面の縁には
そぞろに更け息、絶えず湛えて、
断つこともせず 此処で
啜り無く哭く 凛と照葉と、
円い顔した天灯も、これまた小雨の 揺らぎであったか
行く先ひとつに 開眼へ、対岸燃ゆる曼珠沙華
業火の如く 魅に移りゆく、希代の残映 そこはかとなく
彼の人のこと 空きもせず
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