英雄の詩

「さあさあ皆さん、これよりお耳を拝借致しますは彼の英雄ヨードマスの物語––––」


 仕事終わりの工夫たちで賑わう酒場、ランタンの明かりが照らし出すオレンジ色の光の下で、赤いマントを身に付けた若い吟遊詩人がハープを片手に歌を詠んでいる。彼の語る物語は実際の話を少々改変していることもあるようだったが、とてもウィットに富んでおり、最後のオチには誰もが腹を抱えて笑っていた。


 現代日本からこのファンタジー世界に遊びにやってきていた大井ヨシヒロも、エールを片手にしながら青年の話に耳を傾けていた。ヨシヒロは職業柄、人の話を聞くことも多かったし、逆に自分が話すことも多かった。だからこそわかるのだが、目の前の吟遊詩人は誰もを惹きつける魅惑的な語りをしていた。人の注意を引き、意外性のあるストーリーを創造する。誰もをあっと言わせるその物語に、聴衆は心を奪われるのだろう。


「ああっ、吟遊詩人さん、なんてかっこいいんでしょう……!」


 もっとも、この場にいる女性ファンの何割かは彼の端正な顔立ちに惚れ込んでいるようだったが。


「お兄さん、お代わりは?」


 まだ10代に思えるエプロン姿の少女が、お盆を両手にニコニコとたずねてきた。この世界では飲酒に関する法律がない。小さい子供には大人が常識を持って止めるらしかったが、10代も後半になると、その多くがお酒を嗜んでいると聞く。


「それじゃあ、もう一杯」

「何か食べます?」

「お任せってできるかな? 僕、この辺りの料理よく知らなくって」


 よろこんで、と少女は明るく頷いてカウンターへと戻って行った。


 この世界の酒場は主として宿屋を兼ねている。一階が酒場、その上が宿になっていることが多かった。そして飲食店と呼ばれるものは、ほとんどの場合において酒場しか存在しない。それはこの世界の人間は基本的に自炊を行うためだ。また貨幣経済が現代日本ほど発達していないというのも理由の一つかもしれない。


 やんややんやと騒ぎ立てる客たちの多くは油と泥で汚れた薄手のシャツを身につけている。彼らはこの町の魔鉱で働く工夫であり、魔法文明の維持に必要不可欠な魔石の発掘を仕事としていた。言ってみれば、彼らの日々の労働のおかげで人々の暮らしは支えられているのだった。そんな彼らが仕事終わりに多少羽目を外したからといって、誰が文句など言えようか。


 ほろ酔いの耳元に流麗な音色のハープが心地よい。吟遊詩人の繊細な指先によって奏でられる旋律だ。彼の語る英雄譚は、その昔この地を魔物から解放したとされる亡国の王子の話だった。公に語り継がれる物語ならばこの王子、ゴブリンと呼ばれる小鬼の王を討ち倒し、囚われの姫を娶って初代国王となるのだが、最近になってそれは嘘の歴史だったことが学者によって明らかにされた。なんと、そのお姫様とゴブリンの王は熱愛カップルだった。


 人間の王子もそのことは知っていたのだが、滅んだ国の家来たちもいる手前、引くに引くことができなかった。そこで彼はゴブリンの王との交渉に打って出る。


『とりあえず、私があなたを討ったということにして下さい。その代わり、住む場所も食料も全てこちらで取り持ちますので!』


 ゴブリンたちは昔から人間とは仲が悪く、それこそ戦争さえも茶飯事だった。彼らからしてみれば、数で勝る人間の前に姿を見せることなく、食料を手に入れることができるというのは魅力的な条件だった。ゴブリンの王は数日間これを考え込んだというが、最終的には王子の提案を受け入れたのだという。


 これが王子と第一王妃となるお姫様の間に世継ぎが生まれなかった理由であると、吟遊詩人は英雄譚に見事なオチをつけたのだった。


 笑い話と化した英雄譚に、工夫たちはブナで出来た長机をバシバシと叩きながら、息も切れ切れな様子で笑い転げる。ヨシヒロもそれを聞き、思わず苦笑してしまった。


 しかしその話が本当ならば、今もこの近くにゴブリンたちの国があるのだろうか。一応、現代においてはこの国の政府とゴブリンたちの間に、政治的な繋がりはないとのことだった。


「おまちどうさまー!」


 先ほどの少女が白い湯気のたった肉料理と、木のジョッキになみなみと注がれたエールを持ってきた。肉料理の方は豚肉のようだ。豚は牛よりも成長が早く、食肉となるまでのコストが少ない。なおかつ人間と同じものを食べて成長するので、このような鉱山付近でも飼育することができた。実際、この店で提供されている豚肉も、近くの養豚場から運ばれてくるものらしい。


 ヨシヒロはプレートに添えられてきたフォークとナイフを使って豚肉のステーキを切り分けると、明るい銅のような輝きを放つエールと一緒にいただいた。味付けは意外にたんぱくで物足りないものだったが、それを見ていた隣の大男は笑いながら「おいおい、塩と胡椒があるだろ。削ってかけろよ」と教えてくれた。


 どうやら、この辺りでは食事の味付けというのは、個人で勝手にやるもののようだ。


 吟遊詩人の話が一通り終わった後、時刻はすでに夜の12時を回っていた。本来ならヨシヒロもとうに帰っていないといけない時間帯だったのだが、幸いなことに今日と明日は二連休になっている。今回はこの世界で一泊しようと思い、予め二階の部屋も取ってあった。


「お兄さん」


 ゴチャゴチャに散らかった店内を掃除して回る店員たちを酔いの回った目で見つめていると、不意に件の吟遊詩人が声をかけてきた。改めて目の前にすると、恐れ多くなるほどの美男子だった。いわゆるイケメンというやつだ。これは女性陣が放ってはおかないだろう。


「外国の人だよね。おれの言葉わかる?」

「ああ、うん。言葉はわかるんだ」


 不思議なことに、この世界に来るとその土地の言葉や文字がわかるようになってしまう。もっとも、元の世界に帰った時には忘れてしまうのだが。


「よかった! 一杯奢らせてよ。おれこういう商売してるからさ、異国の話とか興味あるんだ」

「ええっ、でも良いのかな? もうお店も終わりなんじゃ……」


 振り返ると、先ほどの少女が「お金があるなら何杯でも!」と歓迎の意思を示してくれた。閉店時間もあまり厳しくはないらしい。労働基準法があるのか心配になってくる。結局、ヨシヒロは同じエールをもう一杯お願いすることにした。


「それで、お兄さんはどこから来たの?」

「あー……うん、ちょっと言ってもわからないかも。日本っていう国なんだけど、すごく遠いんだ」

「日本? 聞いたことないな。よっぽど小さな国なんだね」

「あははははっ……」


 それからヨシヒロと吟遊詩人の青年は様々なことを話した。巷を騒がせる悪い魔法使いの話だったり、抜けば勇者になれると言われる伝説の剣の場所だったり、肩こり腰痛に効く魔法の湿布の作り方だったり。


「何か気になる話はあった?」

「そうだなあ、僕は腰痛に効く魔法が気になるよ」


 ヨシヒロはカワサキのW650というオートバイにまたがってこの世界を旅していたが、道という道がほとんど剥き出しの大地なので、なかなかに振動がキツくて腰に来ていた。


「バイク?」


 そのことを話すと、案の定吟遊詩人は興味深そうに顔を覗き込んでくる。銀色に近い繊細な前髪が、茜色の光をキラキラと反射しながら揺れていた。


「お兄さんの魔導器なの?」


 ぜひ見せて欲しいと頼まれる。


 見せるのはいいのだが、しかし困ったものだ。自分はもう酒が入ってしまったし、運転することはできない。この世界には飲酒運転なんて言葉はないのだろうし、罰則もないのだろうが、それでも酒気を帯びてのバイクは単純に危険だった。バイクは四輪と違って自立することができない。酔った頭で跨がれば、あっという間に転倒してしまう乗り物だった。


 見せるだけなら。そのように思い、ヨシヒロは火の魔法石の入ったランプを手にすると、浮き足立つ吟遊詩人を連れて酒場を出た。


 この鉱山の町は切り立った岩山の中腹に位置していた。気温は肌寒かったが、かといって厚着しないといられないというほどでもない。冬になると雪が積もって閉山することもあるらしいが、今はまだ春先なのでそういった心配もなさそうだった。


 深夜ということもあり、町はひっそりと静まり返っている。昼の間は多くの馬車や浮遊型の魔導器が行き交っていたが、そのほとんどは鉱山から魔石を運び出すためのものであり、この時間帯に姿を伺うことはできない。


 町のは大きく三つの区画に分かれている。一つは坑夫たちの寝床である宿舎、二つ目は彼らが使う道具などの倉庫、そして最後は酒場を中心とした歓楽施設だった。坑夫たちは故郷に家族を残して働きに来ており、春から夏にかけて猛烈に働いて金を貯める。そして秋冬は愛する妻や子供とともに過ごすのだった。彼らの労働環境は過酷だったが、それでも一年の半分は休めるし、週に一度は休息日も設けられていた。賃金もかなり良いらしいので、文句をつける者はほとんどいなかった。


 ヨシヒロのバイクは酒場から50メートル離れた馬小屋の横に停めてあった。日本では無用心な気もするが、この世界では重量200キロの鉄の塊を盗んで行こうなどと考えるものはいない。いたとしても、その手段が著しく限られていた。それに何より、ここには一時的にこの町に滞在する者たちの魔導器が多く駐めてあった。木を隠すなら森の中というわけだ。


 魔法石の放つ淡い輝きでW650の艶々としたタンクを照らし出す。空冷二気筒バーチカルツインエンジン、古き良き機関を搭載したクラシカルバイクだ。丸目一灯の大きなヘッドライトはモフモフとした大型犬のような愛らしさを感じさせる。


 このバイクは外観から推測される通り、それほど速くはない。世界間転移装置を作動させるために必要な時速141キロを出すのでも、この世界の未発達な道路事情では精一杯だった。しかしその分、機械的な安定感と壊れにくさは抜群であり、オフロードタイヤを装備してやれば、フラットな未舗装路くらいならば物ともしない。


「これは!」


 吟遊詩人はパッと顔を輝かせて手を叩いた。


「すごい魔導器だ! なんだいこれは? 二輪だって!? 一体どうやって自立するんだい??」


 この世界では魔法による空中浮遊が当たり前に普及しているため、車輪のついた乗り物自体が珍しい。荷車などもあるが、そのくらいだ。自転車は見たことがなかった。


 ヨシヒロは簡単にバイクの仕組みを説明した。高速で走る物体は安定し、倒れづらくなるのだと。それは簡単な物理の法則だったが、魔法で物を浮かせられる世界の人間には馴染みのない現象のようだった。


「ふーん、魔法も使わないのか。じゃあ魔導器でもないんだね。これ、動かすことできないかい?」


 先ほど説明した通り、飲酒運転は危険だ。まして魔法で支えられているわけでもない金属の塊を動かすとなれば、細心の注意が必要になる。ヨシヒロはそのように伝えたのだが、吟遊詩人は乗らなくても起動するだけでいいと食い下がってくる。


「新しい詩を作りたいんだ。遠い異国の英雄の詩をさ」

「英雄? 僕が??」

「そうさ! この金属の塊は時速100キロ以上で走るんだろう? 魔法の支えもないし安全装置もない。そんなもに跨がって走るなんて気が狂ってるとしか思えない!」

「あははははっ……」


 乾いた笑いしか出せない。


 実際に乗ってみればそれほど危険な乗り物ではないと分かると思うのだが、まったく知らない人間にはそのように思えてしまうのかもしれないなあ、とヨシヒロは呑気に考えた。


 仕方ない、と革ジャケットのポケットから鍵を取り出し、トップブリッジ付近にあるキーシリンダーに差し込み、カチッカチッと2回右に回す。1回目のクリック音で盗難防止用のハンドルロックが解除され、2回目のクリック音で全体に電気が通う。その状態でハンドル右手側のセルスタータースイッチを押し込むこむと、W650は低く唸るようなエンジン音を月夜空に響かせたのだった。


「素晴らしいッ!」


 吟遊詩人は目を大きく見開いて何度も手を叩いていた。


「次々と詩が浮かんでくるよ!」


 吟遊詩人はランプの明かりだけを頼りに、丸めておいた羊皮紙に、インクで文字を書き込んでいく。何にせよ、気に入ってもらえたようで良かった。


「お兄さん」


 ひとしきり書き殴った後、銀髪の青年は興奮冷めやらぬ様子で話す。


「これ、跨がっていいかな?」

「ええっ!?」


 いや、それはかまわないが、運転方法を知らない人間が乗ってもいいものだろうか。それに、このバイクはただのバイクじゃない。異世界を移動することのできる世界間転移装置を積んでいる特別な機体だった。もしもこれが壊れてしまったら、自分は永遠にこちらの世界に取り残されてしまう。


「お願いだよ。跨るだけでいいんだ!」


 どこかの漫画でバイクは他人に跨らせるものではないと見た気もするが、青年の詩のインスピレーションにかける情熱は本物で、ヨシヒロはとても無視することができなかった。


「わかった。でも、左足の爪先を踏んじゃダメだよ。走り出しちゃうからね」


 バイクは停車状態でギアがニュートラルに入っている。この状態ではいくらアクセルを捻ろうとも空ぶかしになるだけだったが、左足のシフトペダルを踏み込んでしまうと1速にギアチェンジしてしまい、バイクが走り出してしまう。詩人は酒を飲んでいなかったので飲酒運転にはならないが、まったくの素人が車重200キログラムを超えるこのバイクを扱えるとは思えなかった。ヨシヒロもその昔、メーカーの開催した試乗会でハーレーダビッドソンのバイクに跨がったことがあるが、ある程度乗り慣れていたにもか関わらず、こんなにも重いのかと驚いた経験がある。


 吟遊詩人は礼を述べ、早速とばかりにW650の艶やかな黒いシートに跨る。長時間運転も苦にならない肉厚のタックロールシートだ。実を言うと、異世界ツーリングが始まってからカスタムショップに特注した一点ものである。


「意外と高いんだ。でもフカフカしてて座り心地はいいね」


 吟遊詩人はシートの感触を確かめるように、何度も着座位置を調整していた。その後、彼はヨシヒロが教えたように姿勢を正し、右ハンドルと一体化しているアクセルを手前に回した。瞬間、W650の音がそれまでの低い唸り声から、けたたましい高音へと変化した。パンパンパンパンパンッという空気が弾けるような音を2本のサイレンサーから轟かせている。


「おおっ、なんだいこの音色は!」

「エンジンの排気音だよ。この装置の中で爆発を起こして推進力に変えるんだ」

「いいリズムだ」

「リズム?」


 二気筒360度クランクのエンジンは等間隔に規則正しい音を刻む。なるほど、聞きようによってはバイクがリズムをとっているようにも聞こえる。


 吟遊詩人は両手をハンドルに置きながら背筋をピシッと伸ばし、目をつぶって何か物思いにふけっている様子だった。口元はわずかに緩み、楽しげに笑みをこぼしている。何を考えているのだろうか。気になったヨシヒロがたずねる。


「しーっ」


 すると、彼は唇に人差し指を当てながらヨシヒロの言葉を遮った。


「おれにはわかるんだ。道具がどんな人生を……いや、どんな人生を送った人と共に歩んできたのか」

「それは……やっぱり長い旅の経験とかで?」


 人間というのは不思議なもので、多くの経験を積んだ者には物事を一瞬で見抜く洞察力が身につくという。だとすれば、この青年も見た目の美しさとは裏腹に、過酷な人生を送ってきたのかもしれない。

「いや、単純におれの魔法」

 まったく違った。

 経験とか人生とかではないようだ。

「生まれつきの魔法でさ、わかっちゃうんだよね。こいつがどこで作られたのか、どの道を走ってきたのか、それと、お兄さんが何者なのかも」

「…………」

「すごいね。おれもいろんな国を見て回ってきたけど、そんな世界があるんだね。驚いたよ」


 かまをかけられているような気もしない。彼には本当にわかっているようだった。


 道具を手にしただけでその物品が持つ記憶を知ることができる……そんな超能力があったような気がする。確か日本ではサイコメトリーなんて名前で呼ばれていたはずだ。


「そんな力があるんだったら……そりゃ吟遊詩人は天職かもね」


 ヨシヒロは深く頷きつつ感心した。すると彼はアクセルを回してエンジンを空吹かししながら大きく口を開けて笑う。


「あっはっはっは! そうなんだよ。さっきの英雄の話あったでしょ? あれ、嘘なんだ」

「嘘? えっ??」


 てっきり信じ込んでしまっていたヨシヒロは肩透かしをくらったようにずっこける。何度も目を瞬かせながら吟遊詩人を見つめると、しかし彼は悪びれもしないで言葉を続ける。


「その英雄の剣を手に取る機会があってさ。英雄はゴブリンを倒したんだ。でも、お姫様がゴブリンと恋仲だったのも事実。でも、そんなことがわかったらお姫様の命が危ないでしょ? だから、英雄は自分を悪者にしたんだ」

「だけど、今までは『英雄がゴブリンを倒して国を解放した』って伝わってたんだよね?」

「……きっと、大昔にもおれと同じ魔法を持つ人がいて、真実を伝えたんだ」


 そこまで言うと吟遊詩人は言葉を切り、鍵を左に回してエンジンを切った。その操作方法も魔法で知ったのだろうか。


「おれはこんな仕事してるけど、真実を伝えることだけが正義じゃないって思ってる。彼は……ヨードマスは本物の英雄だよ。英雄の意思は汲まないとね」


 少しだけ寂しげな瞳を揺らめかせると、彼は微笑しながらバイクを降りた。


「いい道具だね。彼もお兄さんを気に入ってるみたいだ」


 そして小屋の柱に背中を預けると、月明かりに照らされながら木製のハープを弾き始める。その隣では、彼の伴奏を務めるかのようにバイクのエンジンが「キンッキンッ」と放熱による金属音をあげていた。


 現代日本と異世界ファンタジー。奇妙なコラボレーションを聴きながら、ヨシヒロは心地よい音色に身を任せる。ファンタジー世界の人間とオートバイなんて嘘のような組み合わせたっだが……なるほど、こうして心を豊にする嘘ならば悪いものではないなと、彼はほろ酔い気分に思うのだった。

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