第2話

デート当日


『まった?』

『待ってないよ』


このくだりをするために早めに今日は家を出た。一度やってみたかったんだ


待ち合わせするような友達いないから出来なかったんだけど


待ち合わせ場所の駅前につくと予定より30分は早かったのに綾菜はもう来ていた


早くね?もしかして時間間違えた?


「ごめん、待った?」


「ううん、私が早かっただけ。慎司君もけっこう早いね。……どうしたの?」


綾菜の私服姿を見て見惚れてしまった


白いワンピースを体に纏っている綾菜はとてもかわいくて女友達がいない俺が固まってもしょうがないと思わない?


男友達もいないけどさ…


「綾菜の服がかわいくて見とれてた」


「もう、こういうときは私がかわいいって誉めないと」


「わ、悪い。慣れてなくて」


「じゃあ罰として今日クレープおごってね」


「まぁそのくらいなら…」


「よーし、じゃあ出発!」


そうしてクレープ屋で


「慎司君、罰のクレープおごり忘れてないよね」


「うん、そのくらい別に大したことないし」


「へぇ余裕なのも今のうちだけだよ。じゃあイチゴクレープを注文してきて」


「分かった」


俺もバナナチョコクレープを買って近くのベンチで待っている綾菜の所に行くと


「ありがと、いただきまーす」


そういって、綾菜はすごい勢いで食べていき俺が半分も食べていない頃には食べきっていた


「綾菜食べるのはやすぎじゃね」


「そうかな?慎司君のおごりだし今日はもっと食べようかな」


「えっまだ食べるの?」


「当たり前じゃん、普段は自腹だし体重気にして一つしか食べてないけど」


「まじか…」


「まじまじ、ほらはやくおかわりもってこーい」


その後、トッピングを全部載せで3つも食べていた…


別に使い道もなかったけどお金がこんなに減るのは少し心臓に悪い


綾菜いわく


「スイーツは別腹だから」


らしい、それにしたって食べすぎだと思う


その後、帰り道に綾菜が


「うっ、気分悪いしお腹が重い」


と言っていて


「食べすぎだよ」


と返したら

 

「もう食べたから手遅れだよ、はぁ」


と言っていた


まぁ、かわいい女子とデートできたから楽しかったんだけど



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る