幼馴染みはかわいい生き物
@kucheat252
第1話
俺は悩んでいる
歴史に残る人物でもここまで悩む難しい問題はないだろう
このことを幼馴染みの盛岡綾菜に言っていいのか?
ただいま悩みに悩んでいる俺は猪狩慎司高校二年生
クラス替えで新しいクラスになり幼馴染みの綾菜と久々に会ったんだ
すると気がついてしまった
あれ…胸でかくなりすぎじゃね?
中学校のときもそこそこ大きかったけどあれからさらに大きくなって
それが原因で起こる悩み事
目のやりどころに困っています
いや冗談じゃなくてホントにアニメキャラみたいな体型になってるんだけど
「久しぶり慎司君」
「ひ、久しぶり…」
「どうしたの?」
「いや、別に…何でもない」
「そう?それより慎司君一年ぶりくらいかな、変わったねー」
俺もそう言いたかったけど変わり過ぎて声がでない
「慎司君大丈夫?」
「だ、大丈夫今年一年よろしくな」
「うん、よろしく」
衝撃的なことは続けて起こるもので
綾菜と席が隣だった
授業集中できるかな
「やった、席隣だね!よろしく」
幼馴染みで恋愛感情がある訳ではなかったが昔から美少女だった綾菜の笑顔は高校生の俺には魅力的過ぎた
「よろしく」
「慎司君って彼女いる?」
なんかやけにぐいぐい来るな?
「いないけど。綾菜は?」
「わたしもいないよ!、………私にもチャンスがある……」
「ごめん、後半聞こえなかった」
「ううん、何でもない」
後半は聞こえなかったけど彼氏いないんだ
幼馴染みだしワンチャン付き合えないかな
あるわけないな
そんな思いを持って1ヶ月
だいぶ距離も近くなって前よりプライベートな話もするようになった
「慎司君、最近私友達とよくケーキとかクレープとか甘いもの食べに行ってるんだけどね」
「うん、この前誘いに話に来てた子だよね」
「そうそう、それで美味しいクレープがあるお店を見つけたの」
「へぇ、クレープにもお店で違いとかあるんだ。クレープとか食べに行く機会ないからなー」
「じゃあ一緒に食べにいかない?」
「えっそれって…」
男女で一緒にクレープ食べに行くってデートみたいだな
きっとそんなこと意識してないんだろうけど
「ダメかな?」
「全然いいよ。一緒に行こう」
「やった、じゃあ次の日曜日に行こうね」
こうしてデートすることが決定した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます