きつねのきょんの感想文 (番外) 『アイドルがコロナの中でイベントを』 矢久勝基さん 著

みなはら

第1話 『アイドルがコロナの中でイベントを』 矢久勝基さん 著


-まえがき-



 自分はこちらの矢久さんの作品へとレビューを既に出したのにもかかわらず、

実はこんなのも書いてしまいました(苦笑)


 自分としても、件の世の中に影響を与えた、今も与え続けているこの出来事には、無意識に思うところがいろいろあったようですね。

 ですから作者への感想とレビューでは、どうも言いたいことが足りておらず、

どうやら、他人のふんどしで相撲をとるようなことをしてしまったのでした(;´д`)



 実は感想文として、拙作のキャラである、きょん以外にも、猫又に感想を書かせたものも作っておりました(苦笑)


今回、いつも自分があとがきや解説のような形で、感想文の後に付ける自分の言葉を書いている形をとらずに、そこへ猫又のあとがきという体裁で感想文を掲載し、猫又自身の語る言葉を更に足しております。←今回、あまり書かないまえがきを付けている事情はそんな理由なんです(^_^;)



 あとはもうひとつ。

この物語は、拙作の感想文では初の、ネットだけの作品への感想文となります。

 小説などの文章作品にしても、コミックやアニメーションなどの映像作品にしても、初めに枠を決めたときに、物理的な形で手に入れることのできる作品への感想ということを漠然と決めてはいたのですが、今回はあえてその枠を越えます。


それくらい心を波立たせた作品ということです。

もしよろしかったら読んでみてくださいませ。


作品はカクヨムにありますので(^ω^)



リンクは以下になります。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054893116992/episodes/1177354054934027534






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− きつねのきょんの感想文 −



『アイドルがコロナの中でイベントを』


作者 矢久勝基さま



わたくしめは、あの方、こよりさまの回復をこころから願っておりまする。


ひとはかなしいものでございまするな。

良かれとおもい、あいてをきずつけて、悦に入ることがありまする。


わたくしめの暮らす、しずかで誰もいない世界よりは、いくぶんましだとは申せども、

あのようなあさましき人のすがたは、悲しく思われてしかたありませぬ。


あのように、みなで狂うたかのように夜の闇へとひた走るさまは、どこか、まつりのようでありまする。


それともあのさまは、えものを囲んで、ぎらつく視線をはなつ狩り群れのようでありましょうか?


わたくしめはひとが好きでありまするが、

このような人のすがたは見とうありませぬ。

ひとをおもうゆえに、

ひとをきずつけるさまは、

とてもかなしくみえまする。



人はかなしいものでありまするな。


なんなれば、

わたくしめは人を好きでありまするゆえにで、ございまする。





◇◇◇◇◇◇



− あとがきのようなもの、キャラver.猫又タマ −


みなはらの変わりに、あたしがあとがきをやるよ(笑)


みなはらは、この作品のレビューを書いてるから、もういいよね♪


みなはらに代わって、ちょっとだけ、好きに書かせてもらうよ。


みなはらは、この『アイドルがコロナの中でイベントを』のお話を読んで、だいぶ感化されたんだね。

この作品のレビューと、詩をひとつと、この作品の感想文、みなはらver.に、自キャラのあたし、猫又タマver.と、きょんちゃんver.の3つの感想文を書いてるんだよ。だから全部で5つ書いたんだ(笑)


さすがに多いから、出来の悪い詩と、レビューと被る、みなはらの感想文をあいつはボツにして、

そうして自キャラで書いた感想文、きょんちゃんとあたしのを1つにまとめたんだ。それがこれ(苦笑)

レビュー以外の4つをひとつにまとめたんだから、より面白くなっているかというと、

そうはならないとこが才能だよねぇ、みなはら(笑)


作りとしては、

きょんちゃんの感想文を主文に、あたしがあとがき兼解説を今書いているというわけね♪

ちなみに、あたしがこの『アイドルが〜』を読んで思った感想はこんな感じだった。




−あたし(猫又タマ)の感想−


あたしはこのお話はあんまり好きじゃない。

昔に、あたしが受けたことを思い出してしまうからだな。

あたしの大嫌いな、人間というクソッタレな生き物の、最悪な行動の部分を見せつけられるからだろう。


でも、人間の悪いところを誤魔化さずに、正しく書けるのは良いね。そういう人間は好きだよ。



時代が悪い。彼らが悪いんだ。

正義感に酔って、弱いものに刃を向けて刺す。


自分が善だと、正義だと陶酔して、悪だと断罪する相手を裁く快感に酔う。

人間は大馬鹿だ。救われないね。



あたしたちの世界のように、今の人間が滅びずに済んだとして、

未来へと生き延びた人間たちは、このお話や現在の出来事の記録を見て、どんなふうに感じるんだろうね。


現在の人間が、過去の人間の犯した所業を見て、悲しんだり面白がるみたいに、

未来の人間たちは、今の人たちの行動を正しいと感じるのかねぇ(笑)

それとも、やっぱり馬鹿だと嘲笑うのかね(笑)



−◇−



と、まあこんな感じ(笑)


あたしは人が善だとは信じてない。


善人が生きるには、この世界は残酷で厳しいからね。


でもね、善ではなくても、善いことをしようと努力する、人の意志は信じてる。


そうあろうとする人は、善いことをして生きたいと考えて、

無理をしてでも、そう振る舞う人は確かに居るからね。



相手を慈しみ、右の手で抱きしめ愛撫しながら、

左の手に持つ刃で、たいした意味も持たずに別の相手や、そうやって慈しんだはずの相手を傷つける。


人はそんな矛盾を抱えながら、長くもない人生を生きてる。



人間は利口ぶっているだけの馬鹿だよ。好いとこもあるけど(笑)


甘言に酔い、煽る言葉に踊らされ、

考える頭を持っているくせに、考えることをめてしまっているやつのなんて多いこと(笑)



人なんて、決して善い生き物じゃない。

万物の霊長なんて名乗るにはほど遠い、ただの賢しい生き物でしかない。


そこから目を背けてはならない。

忘れてはならない。

そんなことを思っているんだ。



この『アイドルがコロナの中でイベントを』って物語は、

そんな人の矛盾と愚かさを思い出させるお話だと思う。



たまには、こういった物語を読み返してみるといいと思うよ。


自分が、バカみたいに踊らされているお人好しかどうかを、しっかりと見極めて、

もしそうなら、起こした事を振り返って、その後悔を繰り返さないためにね♪



人は、人となる努力をしてこその人である!

あたしはそう思っているからね。



そうでない人は、人の中に居ても、その心根こころねは人とは限らない。人に似た何かということもあるっていうこと(笑)




人よ、精進せよ!

なんてね(笑)


がんばってね、みんな♪






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きつねのきょんの感想文 (番外) 『アイドルがコロナの中でイベントを』 矢久勝基さん 著 みなはら @minahara

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