二話 今世の悟の実力
金属同士がぶつかり合う甲高い音が聞こえ、立ち止まって、音の発生源を見る。
目の前には、スーツを着た浅黒い肌をしていて髪は坊主頭、顔だちは、アメリカ系で身長190cmはある男と制服は魔装探偵のものだが、白いセーラー服に赤いミニスカート、ニーソックスを履いている。プラチナブロンドの髪の色、顔だちはとても綺麗な顔で、瞳は金色、目は見たところツリ目、身長は160cmほどで、体格は細すぎず太りすぎずいい感じに均等のとれた体格で、ミニスカとニーソも相まってとてもエロい感じがする感じの人であった。
外国人男性は、手に金色で形はとても無骨な籠手を嵌め美少女に殴り掛かり、対する美少女は刃のところは赤橙色で峰は雪のように白いそんな刀を持っている
そして、二人は、刀と拳で殴り、斬り合う
そして、互いに殴り合っている時、美少女が口の口角を上げ、叫ぶ
「
「あれは!魔装なのか!?」
俺は小声でそう呟いたが、かなり驚いた。なぜなら、魔装は魔装探偵高校に入ってるからと言って、必ずしも発現するわけではない、よくて全魔装探偵高校を合わせて、二割いるかいないかである。しかも、魔装は、極めれば、理を変えることや捻じ曲げることができる。そこまで極められる人は世界で、極端に数少ないSSSランクしかいないが、魔装が発現した者なら最低でもAランク中位レベル以上の力が手に入る
叫んだと同時に美少女の持っていた刀から美少女に向かって赤橙色の炎を走らせ、腕から肩へ頭へ体へ、脚へと炎が体から噴き出しているかのように、身に纏い男へダッシュで突っ込む
「準一級危険人物シュハイザー・ポロス、今日!ここで逮捕させてもらうわ!」
「悪いな嬢ちゃん、俺はこんなところで捕まるわけにはいかないんでね、いい加減返してほしいんだわだから、一撃で決めさせてもらう
(シュハザー!!・・・誰だ?)
魔偵ランクがEやFの者はそもそもそんなやつを相手にすることがないため、最低Dランクから情報共有がされる
男、シュハーザーがそういい、ながら美少女に向かってまだ距離があるその場で、繰り出す
次の瞬間美少女は危険を察知したのか、刀から赤橙色の炎を半球を作る感じで出し、体の正面を覆う
それと同時に、男が放った拳から空気と斥力のようなものが拳から放出され、美少女の炎に直撃する
「っく!?おっもい!!」
美少女はそう言いながら、俺の方へ向かってふっとばされてきた
(ウソだろ!?こっちくるのかよ!!)
俺は、ふっとばされてきた美少女を両腕で脇からキャッチするようにしたが、それよりも相手の攻撃の勢いが強いため、美少女と一緒に後ろに吹き飛ばされてしまう
「っく!うわ!?」
「ちょ!え!?なんでここに人がいるの!?」
お互いがお互いに驚きながら、ふっとばされる
「いっててて、まだ戦えるか?あんた」
「っく~、なんとっつ!!」
俺は美少女に大丈夫か確認を取りながら、さぁ、逃げようかと思った矢先美少女は足を痛めていたようだ
(っく、まさか、こんなところで、こんな奴に今は雑魚の俺がこいつと戦わないといけないのか・・・腹を決めろ、俺、前世の記憶でこんな状況やってきてたじゃないか・・・)
そう自分に言い聞かせると自分でもかなり驚くくらい冷静になれた。
そうして一度冷静になり、シュハイザーに意識を向ける
「やめときな、兄ちゃん、いつ来たか気づかなかったレベルの隠密だったが、今のあんちゃんを見て確信したぜ、俺より弱いってな正面切っての戦いじゃ、俺には勝てない、魔装を持ってないならなおさらな・・・」
俺は、背筋が一瞬凍った、まさか、一目見て、魔装を持ってないと見抜かれるとは思っていなかったからだ。
「だとしても、俺は自分と同じ魔偵をミスミス見殺しにはできないんで、逃げられるだけの時間は稼いで見せますよ・・・」
「確かに、そうだな、そいつが万全で視野がせまくなってなきゃ・・・な?」
そういいながら、シュハイザーはその顔をニヒルと笑みを浮かべながら片足を軽くコツンっと音を立てる
ゴゴゴ、ずどおぉん!!ゴ、ゴ、ゴ、
「っかは!?・・・う、うぅ・・・」
俺は、その様子に一瞬唖然としかけたが何とか気持ちを集中させながら、美少女の方に目をやる、そして、目に入ってきたのは地面が突き出てきて、美少女の溝あたりに的確に打ちそのまま美少女は相手の技の威力で、壁まで6mはある距離にたたきつけられ、壁に多少のへこみを作り、気絶した
「ま、まじかよ・・・ははは」
俺はそんなことをいいながら、ふと、前世の記憶を思いだす、俺の前世はあんな相手ばっかだったことを
(前世に比べれば、今世の今の相手は、まだ、いけるかもしれない、ぎりぎりだけど、前世の感覚と記憶が教えてくれる!)
俺は、不思議な記憶との体全身を覆うような一体感を覚えなら
ベレッタを素早く取り出し構え、発砲した
パパン!パパパン!パパパパパン!
「むぅ、ッチ」
相手は、俺の先ほどまでの印象のせいか、少し反応が遅れ頬に銃弾が掠りながらも、十発撃った弾をかすり傷一つで済ませ、俺の発砲が一瞬やんだ瞬間、床が砕けたと思ったら気づいた時には、シュハイザーは俺の懐に飛び込み俺に腹パンをきめていた
「ごっふ!?」
「?む?妙な手ごたえだったが、なんだ?」
俺は、血を吐きながら、数メートルふっとばされ、片手で腹を押さえながら立ち上がる
俺は、シュハイザーに腹パンをもらったもらうまで気づかなかったが、前世の癖で衝撃を地面にしながて、処理しきれない反動を桜皇流を使い思いっきりふっとぶことで、ダメージを軽減した
しかし、それで、数メートルもぶっ飛ばされ、あと数センチずれていたら致命傷だった攻撃をもらっている
「はぁ、はぁ、死ぬかと思ったぜ、はぁ、はぁ・・・」
「むしろあれで死ななかったことに驚愕であるなぜ今ので死なぬのだ・・・」
ははは、っと俺は力なく笑う、前世の記憶も経験もあると思ってた、正直倒せると思った、でも実際は違った、そりゃそうだ、前世の俺は、【王の力】を最大限利用し戦い方なんだから、反応速度と驚異的な聴力に身体制御に物言わせてきたんだ、つかえっこねぇっくっそ、ここにきて、反応速度の問題が出てきちまったよちくしょう・・・せめて、こいつだけでも・・・
・・・ら・・・し・・・
ん?なんだ?
ち・・らが・・しいか・・・
この・・・声は・・・
もう一人の俺よ、力が俺の異能の力が【王の力】がほしいか、俺よ・・・
あぁ、ほしい、馬鹿にされた奴らから見返すのも、理不尽から身を守るためにも・・・そして、俺の大切な人たちを守るためにも俺は・・・ほしい・・・
・・・そうか、そこまで俺に力がほしいというなら、貸してやる、今後お前は、お前の心中にとりついている俺の存在を感知できるようになるだろう。
だが、力に溺れるなよ、俺は、お前を認めるまで、完全に、力は貸さないからな
・・・あぁ、それで構わない。今は一刻も早く彼女を救い出すために、力を貸してくれ、もう一人の俺!!
では、行くぞ・・・
お前が今から使う【王の力】の奥の手の能力
その名は・・・
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