第99話「二度目の対峙と選択の時、元勇者の決断」
「おらっ!! チビ狩憮さっさと立てよ」
「うわっ!?」
「とろいんだよ片親だと運動もできね~のかよ、きったねえな」
声のした方を見ると足を引っかけられ同年代の子供に倒され水たまりに顔から突っ込んでいる子供がいた。それはあの少年、いや俺の弟だった。
「「「「ぎゃはははは!!!」」」」
どうして今日、この場に来ようなんて考えてしまったんだ俺は……深い後悔と見なければ良かったと思う光景が目の前に出現していた。
「か、快利、ほら、子供同士でジャレ合ってるだけかも……」
「そういうのが一番嫌いなんだよセリカ……知ってんだろ?」
「ええ、そう、ですわね」
俺を思っての事だろうが目の前の光景を見れば悪意しか無いのが良く分かる。俺はどちらの世界でもイジメを受けた、こっちの世界ではルリから、向こうの世界では兵士やその関係者から精神的にも肉体的にもイジメを受けたから良く分かる。
「くっ、うっ……」
「あれ~チビ狩憮くん泣かないの~? ママ~って言えよ」
「おまえん家、母子家庭なんだろ? だからビンボーで給食費出せねえんだろ」
どうやら四人組のうち二人が中心にイジメをしているらしい。しかし俺はすぐに動けずに固まっていた。心のどこかで俺も苦しんだのだから、もっと惨めにイジメられればいいと思ってしまった。
「ちっ、違う、今、お母さんがにゅうい――――「うるせえんだよビンボー人」
「うっ、ぐっうっ……」
「口答えすんなよビンボー人!! 入院してんならそのまま死んじゃ――――」
だが、その葛藤も踏みつけられ更に蹴られそうな弟の姿を見た瞬間、我慢が出来ず俺は強引に割り込むとイジメっ子の蹴りを受けた。もちろん勇者スキルは全て外したから相手にはノーダメだ。
「なっ!? いってぇ!?」
「お、大人!?」
「いや、たぶん中学生か高校生だよ~」
しかし素の耐久性が高過ぎて蹴った側が痛いようだ。他の三人も驚いているようだが俺は間に入っただけで何もしていない。そして睨みつけて一言。
「道端でうるせえガキ共だな失せろ」
「えっ?」
「う、うるせっ――――「もう一度言う……う・せ・ろ、クソガキ共!!」
「ひぅっ、うわああああああああ」
四人を睨みつけ低い声で言うと四人は逃げ出した。大人気ない気もするがイジメは悪だ。こっちの世界でも異世界でもイジメを受けた俺はあの行為が最低だと思っている。理由が有ってもやった時点で悪なのだ。
「ううっ……」
「大丈夫ですの?」
セリカが手を貸して起こしながら泥やら砂利を落としていく。でも水たまりに突っ込んだせいで全身ビチャビチャだ。
「うん……いつものことで、慣れてる、から」
「くっ!? とにかく傷を見せろ、家に戻るぞ」
◇
俺は弟を抱き抱えると開錠の魔術を使って弟のアパートに入った。中は簡素で少し埃が積もっている。恐らく彼女が入院してから誰も掃除をしてないのだろう。医薬品などが見当たらないから俺は医療魔術で全ての傷を治す。そして回復魔法で体調を整えて完璧だ。幸い魔力が通りやすい体みたいで拒絶反応もなく安心した。
「あれ? 怪我が……あれ? どうして?」
「これは魔法だよ、実は俺は魔法使いなんだ」
「え? うそ……」
目の前の少年は驚いたような顔をしていて俺はなぜか少し得意になっていた。不思議な感覚だが今は目の前の少年から事情を聞く事にしよう。どんな形であれ俺は関わってしまったのだから。
「それより、お母さんは?」
「う、うん……まだ入院だって」
それはそうだ、あの女は余命半年だ。もし戻るとしたら一時退院くらいだろう。分かり切ってる事をなぜ俺は聞いてるんだ。
「そうか……何か困ってることは無いか?」
「えっ、い、いや、無い……けど」
「そうか……」
何を話せばいいか分かりません。こんな時ガイドが居れば……そういえば俺って那結果と一緒になってから私生活や人間関係全般頼り過ぎてたな。このままじゃ人と話すのも出来なくなりそうだ。
「そうだ快利、お土産が有るのでしたわね?」
「え? あ、ああ……そうだ食うか?」
俺は行きつけのケーキ屋、つまりルリによくパシられていたケーキ屋で買って来たケーキの箱を開けてショート、チョコ、モンブランを取り出し見せると興味が有るのかチラチラ見ている。
「い、いいの? 食べて」
「ああ……いい」
何で俺は片言になっているんだ。そして俺の許可と同時に手掴みで食べていた。フォークとか用意してたんだが……セリカも目が点になっていて少し下品だと感じたが同時に俺は過去にこういう人間を見た事が有った。
「まさか!? お前……飯はいつから食ってないんだ!?」
「えっと、一昨日の夜にパンを――――「は? 金は? 外で飯を買う金くらいあんだろ!?」
こいつはつまり三食は飯を食ってないことになる。俺が異世界で見たストリートチルドレンも似たような雰囲気だったから見覚えが有った。しかし現代日本でこんな貧困を見るなんて……。
「えと、お母さんから貰ったお金、一昨日のが最後で……」
「ああっ、ったく仕方ねえな少し待ってろ、セリカそいつの相手を少し頼む、おい……えっと、狩憮少年、少し台所を借りる!!」
俺は苦笑するセリカに勇者コールでこちらを見ないように相手をしてくれと頼んですぐ、
「おい少年、カレーは好きか?」
「うん、お母さんがよく作ってくれたから……」
「っ!? そ、そうか……少し待ってろ俺の方が美味いカレー作ってやる!!」
俄然やる気が出て来た。俺は鍋に時空魔術を付与し、さらに見られないように認識阻害の魔法を展開し最後に結界を極小で展開するとカレーを作り始めた。
「あくまで過程を短縮するだけさ、基本の腕は有るからな」
高速で素材を切りながら俺は鍋に煮込む時間を最短時間に設定すると数秒で終わる。ご飯を炊いて無かったから慌てて米を洗ってセットすると炊飯器にも時空魔術をかける。その過程を結界内で全て完了させた。
「この間、僅か五分だ……完成っと」
この世界に戻って来た時には時間の調整を誤って刹那の時間で料理を作って実は後から聞いたら母さんには怪しまれていたらしい。あの時は俺に気を遣っていた時期だから言えずにいたそうだ。
「あら、出来たようですわ狩憮くん」
「う、うん……」
「ほれ、秋山家の特製カレーだ」
今度はスプーンを使ってキチンと食べるのを見て躾は行き届いていると安心して見ているが食べる勢いは止まらず、おかわりもしていた。
「慌てて食うな、全部お前の分だからよ」
「い、いいの?」
カレーにがっつく様子は無邪気な子供そのもので先ほどまでイジメられていた陰鬱な表情はそこに無かった。心から安心した。
「当たり前だ……それと食ったら、母さん、君のお母さんの所に行くぞ」
「え? で、でも」
「明日から何を食うつもりだ? 一度ちゃんと会いに行く必要が有るだろ?」
「でも、お母さんが病院の人の邪魔になるからって……」
子供を邪険に扱う親など居るのか、いや普通は居ない。だけど俺を捨てたあの女なら有り得ることだ……とにかく状況を知る必要が有る。
「ほう、そうか……じゃあ黙らせるから問題無い」
「え、えぇ……」
「快利、良いのですか? 先方からも来るなと言われてますし何よりあなたが」
「ここで中途半端に関わって、じゃあ後は頑張れだと、絶対に後悔するから……行くことにする」
セリカが苦笑する横で隣の少年いや弟はニヤリと笑った。変な笑い方しているのを見て何だこいつと思って睨むと慌てて表情を引き締めていた。
「何か変だったか?」
「う、ううん……えと、もし、お兄ちゃんがいたら、こうなのかなって……思って嬉しくなって、ご、ごめんなさい!!」
その言葉に俺は固まった。だって、こいつは小さい頃の俺だからだ。ユリ姉さん達が来ると聞かされた時の俺と同じ気持ちだ。期待と不安をごちゃ混ぜにした複雑な思い、ならば俺はどうすれば……。
「っ、ああ、まあ……お前がそう認識するのは自由だ、別に好きにしろ、そもそも個人の考えを否定する気は――――「行くなら早く参りましょう快利お兄ちゃん? 病院閉まりますわよ?」
「それは……セリカ、お前!!」
「わたくしはセリカお姉ちゃんで結構ですわ~」
こんな期待に満ちた目をした弟の期待を裏切るなんて俺には出来ない。少し前まで恨んで妬んでいた対象だったのに、俺は、俺は……この目の前の少年を自分と血の分けた弟を助けたいと思ってしまった。
「勝手にしろ、行くぞセリカ……狩憮!!」
「うん!!」
そして俺は道すがら今度は色々と話を聞けた。この間ここに送って来た時とは違い気軽に話せて後でセリカからは本当の兄弟のようでしたなんて言われ複雑だった。そして電車を乗り継ぎ病院に到着する。
◇
「どうも、この間は……」
「あなたは秋山様の……それに、えっと、出戸さんのお子さん? あれ? 何で?」
向こうは俺達の関係を知っているようで困惑しているようだ。親父はペラペラ喋らないだろうから勝手に調べたといった所か下世話だな。
「少し知り合う機会が有りまして、彼について伺いたいので病室へ行っても問題有りませんか?」
「そ、それは……ですが――――「なら後ほど父に許可を取ってから改めて……」
「どうぞどうぞ、すぐ私も仕事終わらせて付き添いますので、どうぞ~」
思ったより親父の名前は使えるな、今後は盛大に利用してやろう。なんか王国時代で俺がよく使った「じゃあ国王に~」のパターンで使えそうだ。
「どうしましたの快利? 狩憮くんは行ってしまいましたわ」
気付けばセリカの言う通り狩憮は走って病室まで向かってしまった。まったく仕方ない途中で転んだらどうするんだか、そもそも病院内で走るなと注意すべきか。
「いや、口うるさ過ぎるのも違うか……」
「独り言ばかり言ってる暇はありません、私達も行きますわ!!」
そして病室の前で狩憮が待っていた。律儀に俺達が来るのを待っていたみたいで少し嬉しくなったが俺はグッと体に力を入れた。あの女と二度目の対面だ気を強く持たなくてはいけない。
「失礼……します」
「お母さん!!」
俺がノックをしてドアを開けたと同時に狩憮が走り出してベッドの側に縋りついていた。良かったと思う反面、俺は少しだけ弟が羨ましく見えた。あんな風に母に縋りついた記憶なんて俺には無い。
「えっ? あ、ああ、あっ!? 狩憮、どうしてここに? え? かい……り?」
「申し訳有りません、彼のことで少しお話が有って本日は参りました、ご不快とは思いますがお話を……」
そう、弟は良い子だ、しかし俺がこの女に捨てられたのは変わらないし前回拒絶されたという意味で会話すら難しいと思ったが狩憮を連れて来た今はチャンスかもしれない。
「え、ええ、その……」
「簡潔に用件だけ、この子の現状についてですが……」
「あの、もしかして何か? この間この子が迷惑をかけたって、それで一応は叱ったのだけど……また何か有ったのかしら?」
「いえ、実は――――」
そこで俺はセリカと二人で現状の説明をしていく。魔法や魔術などには触れずに説明するのは意外と難しかったが、事件の詳細と今日見たイジメの現場や飯すら食べられない状況などを話した。
「そ、そうだったの……お金は有るわ、でも、ゆうちょの口座しかないから、この子にはまだ……ATMなんて」
「誰か信用のおける大人に預けることは出来ませんか? その、ご実家などは?」
「……父も母も他界してるの、会社も休んでいるから部下にも頼み辛いし」
そうだったのか、俺の血縁の祖父母はこれで全員亡くなっているのが分かった。こんな形で分かるなんて不思議だ。
「では看護師の方に頼むのは?」
「無理よ、私がここにいられるのは……あの人のお陰、でしょ?」
一瞬だけ目に強さが戻った。自分から出て行った自覚は有るようで世話になっている現状は複雑なのだろう。
「はい、父が手配したからかと……」
「なら任せられない……これ以上借りを作りたく――――「その、その意地で彼が、狩憮……くんがお腹を空かせてもいいのですか?」
俺が強く言い返すと思わなかったのかベッドの上の女は驚いた顔をしていた。そこまで変な事は言ってない気がするのだが何か間違えただろうか。
「えっ、快利? いえ秋山さんの言う通りね……でも無理よ業務外のことを頼むのは職務規定にも違反するだろうし、何より向こうも他人のお金を扱うのは、ね」
「なら……今回は……自分がしましょうか? これでも小さい頃から家事や家の中の財源管理、銀行とかでATMは何度も使ってるので……」
俺の言葉に目の前の女は今度こそ絶句していた。今さら身内面した俺に驚いているのだろう。俺もそう思うけど自然と口が動いていた。
「あっ、そ、そうなの? まだ高校生よね、もう、そんなことを……そう」
「慣れっこです、一人で何でも出来るように育ちましたので……」
暗に目の前のあんたに捨てられ、親父にも見捨てられた日から俺は殆ど一人で生きてきたと言ってやった。俺に生きる術を教えてくれたのは爺ちゃんとお手伝いさんとあとはネットだ。
「お母さん、快利さん凄いんだよ魔法使ってカレー作ってたんだよ!!」
「ふふっ、そう……ご飯作ってもらったのね……分かったわ、秋山、さん……これが通帳と印鑑です、お願い、出来ますか?」
嫌味のつもりだったのに目の前の女はこの間とは違って口元に笑みすら浮かべていて、やはり今の子供が一緒なだけでここまで違うのかと俺は無くしたと思っていた感情が沸き上がるのが信じられなかった。
「はい、お預かりします……ある程度の額を下ろして戻ります」
それだけ言って俺は行こうとしたら狩憮が付いて来ると言って少し考えたが断る理由も無いからと連れて行く事にした。そして逆にセリカには病室に残ってもらう事になった。
◇
――――セリカ視点
快利と狩憮くんが病室から出て行くと私とベッドで身体を起こしている秋奈さんが同時に大きなため息をついた。互いに見合った後に驚いて少し笑ってしまった。
「あなたは会うのが二度目……よね」
「はい、前回は大勢で失礼いたしました……秋山セリカと申します」
「えっ!? 秋山……それって」
彼女が驚いたのも当然でしょう自分の息子と同じ姓を名乗っているのだから、この世界の日本という国は姓を大事にするのは転移してすぐに調べたので知っている。だから突然どこの馬の骨とも分からない女が息子と同じ苗字なら驚くはず。
「事情が有りまして今は快利の妹の立場でございます……」
「そう……あの人の、秋山昇一のお節介ね」
目が鋭くなったのは、お義父様の名前を出した一瞬だった。恨んでいる、それに近い感情が見えた。目の動きだけで感情を読み取れとは貴族の基本、その上で人を騙すから貴族社会は恐ろしい。でも目の前の夫人はその心配は無さそうで読みやすい。
「直接助けてくれたのは快利です、私は何度も危機を救われました」
「はぁ、そう、やっぱりあの子にも遺伝したのね、本当に……はぁ、今さら私が言う資格は無い……か」
「どうやら今日はキチンとお話が出来そうですわね快利のお母様」
「私が話せることも話す資格も無いわセリカさん」
やはりガードが堅い。それも当然でしょう、しかし私はこの手の人間は腐るほど見て来た。だから一番痛い所を突いて話して頂きましょう。
「快利は、あの子がイジメられていた時、真っ先に庇っていましたわ……そして兄みたいだと言われた時に動揺していました」
「そう、済まなかったと謝ってくれると――――「その後に照れくさそうに笑って私が見ると顔を引き締めてました、カレーを作ってる時も嬉々として、あなたのカレーより上手く作るんだと息巻いてましたわ……」
驚いた顔をしたのを見て当たりだと私の勘が告げた。快利が言うほど目の前の生母は快利に無関心では無くむしろ非常に気にしているのがよく分かる。
「快利は幼少期から料理をしていまして上手ですの、今も私や他の家族に作ってくれたりしますわ」
「そう、男の子なのに料理を……あっ……」
母が生まれた時から居ない私は下町や領地の親子の様子を見ていつも羨ましいと思うと同時に観察していたから親が子を慈しむ光景をたくさん見て来た。そして目の前の女性は快利が居た時とは違い母の顔をしているのも分かった。
「はい、あとは癪ですがアイドルなどにハマってまして……」
「そう、男の子なのね……ふふっ」
「後は高校での文化祭ではこんな話も有りまして、どうぞ」
「そうなの……そう、元気に育ってくれて……いえ、何でも無いわ」
スマホの文化祭の写真なども見せると目に涙を浮かべながら笑っている。良かったと思う反面、私は妙な違和感も感じていた。それこそ初回の面談と今回の面談は根本的に違う。少なくとも目の前の女性は常軌を逸したような雰囲気は無かったからだ。
「あと、こんな話も――――」
ならば私が可能なだけ情報を引き出して見せますわ快利。
◇
あれから用事を済ませた俺と狩憮は一緒に病室に戻るとセリカと談笑しているのを見て驚いた。俺達が戻ると顔を引き締めていたから俺がいた間は無理していたのだろう。だから向こうからの提案に驚いた。
「俺が、いえ自分が管理を?」
「ええ、図々しいお願いなのだけど……出来るなら、その、あなたも学校とか忙しいと思うのだけど……可能ならで良いのだけど」
彼女の、俺の産みの母が言い出した話は至極単純で自分が退院出来るまでの間の狩憮のお金の管理と可能なら様子を見て欲しいという話だった。
「それは、難しいかと……思います」
「そ、そうよね……ごめんなさい」
「あくまで、自分は今回だけ……ですので、では、そろそろ時間ですし彼を家まで送りますので……これで」
俺は複雑な心境のまま病室を後にした。狩憮はまだ少し話し足りなそうにしていてベッドを離れないから先に病室を後にして廊下で待つ事にする。その時だった。
「ええ、でも……良かったわ関わり合うなんて……もう」
俺達が病室のドアを閉める直前のタイミングで安心したような、あの女の呟きが聞こえた。聞こえないように呟いたようだが俺には聞こえている。元勇者の耳を舐めないで欲しい。
「分かっていたのにな……つい、俺は」
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