第44話「暇になった元勇者は取り合えず何でも解決していく事にした」


「俺の事は良いからさ今は二人の事だよね?」


「ああ、母さんの話では四年ほど前に婦女暴行で捕まったと、それ以降は知らない」


「そっか……ま、大丈夫だよ。二人には俺のスキル付与されてるから、二人が嫌だと思ったら誰も触れられないし拒絶されるから」


 聖なる防壁何でもガードは基本無敵だし、半年で七年分の経験値を取り戻した俺はさらなるチートになっている。だけどこっちの世界に戻って来て問題も発覚した。まずはルリの自殺で分かったように自らの意思が優先されるので心で諦めた場合は発動しないと言う点だ。

 前にギリギリで意志を変えたら発動するのかと思ったりしたのだが、実験なんて出来ないので基本は自殺したらお終いと考えている。もちろんこの事はルリを含めた三人にはきっちりと伝えていた。


「ま、そう言うわけだから姉さん達が襲われた場合でも絶対に守ってくれるし、逃げてさえしてくれたら俺が二人を必ず守るから」


「うん。ま、あんたの言う事は信用するわよ。私なんて助けてもらってばかりだし」


「快利、聞きたいのだが、不意打ちなどがあった場合は大丈夫なのか?」


 それは確かに気になるだろうけど、それについても他のスキルでカバーは出来る。そう言えば前には簡単に説明しただけで姉さんたちには勇者スキルの譲渡と俺の力を渡している現象『勇者の加護』については話して無かった。そこで勇者の凱旋ただいまの効果で大概は敵意の有る人間は動けなくなると話した。


「聞けば聞くほど規格外だな」


「そりゃ快利はチート勇者だもんね?」


「だって異世界で七年の実績だから!! それよりも少しは男慣れした?」


 二人を見て言うと体の震えは収まっていたけど距離は離れたまま、ちなみに近付くとエリ姉さんはちゃんと離れた。これが限界らしい。ユリ姉さんは案外大丈夫そうなのに顔は真っ赤だ。のぼせちゃったのかな?


「ま、今日はこれ位で良いか。俺が成長したのも原因っぽいしね? じゃあ俺は先に上がるから、二人はごゆっくり~」





 露天風呂から上がると外で牛乳を飲み終わり一息付いたルリが待っていた。うなじの辺りが少し赤くなっていて振り返るとニコリと笑いかけて来る。本当に半年プラス一ヵ月前とは大違いだし、出会った時とも違う。


「お待たせルリ。今回は助かったよ……ありがとな」


「どういたしまして。私は……だって、カイを手伝いたい。それに二度と後悔はしたくないし、もう間違えないから、だから頑張るって決めたの」


「そうか、さっすがは清楚系ナンバーワンのアイドルで俺の推し……って悪い、嫌だったよな?」


 忘れそうになっていたけどルリはRUKAが嫌いなんだ。理由が理由だから俺がとやかくは言えないんだよな。


「うん、でもね。もうRUKAも私自身として受け入れなきゃダメだと思って来たんだ。そりゃ本当の私をカイには知って欲しいし、好きになって欲しい。だけど」


 そう言ってこちらを見るアイスブルーの瞳と目が合う。俺が憧れた強い眼差しで、彼女の瞳は俺だけを見ていた。


「ルリ……俺さ、頑張って答えは出す。だから」


「それ、なんだけどさ、もう少し時間かけてもいいよ? 絵梨花さんもついに告白しちゃったんでしょ?」


 ついにって事はルリ知ってたの? とかはさすがに聞けなかった。スマホで連絡を取り合っているのは聞いてたし三人だけのグループも有るらしい。ちなみに四人のグループも有るぞ!! 俺はもうボッチじゃない!!


「あ、ああ。正直よく分かんなくて……ルリは、異性として見てたから、も、もちろん会った時は本当に親友だと思ってて、俺、そんな風には!?」


「そうなんだ、私は、中学の時から好きだったのにな……カイのこと」


「えっ、あ、そうか……いや、えっと……ありがとう?」


 こう言う風に好意をここまでストレートにぶつけられた事なんて今まで無かったから照れるぜ……と、落ち着いて考えても色々混乱している間にもルリの独白は続いていた。


「カイはさ、私の事を大事な親友だと思ってるんだよね? じゃあ、まずはアイドルでも親友でも無くて一人の女の子として見て欲しいかな?」


「いや、でも俺は――――「だから今度のデート、絶対に意識させて、魅せるよ!! 私の全部を使ってね?」


「お、おう。分かった」


 顔が熱いのを自覚する。目の前のルリも顔が赤いのは風呂上りだからでは無くて照れているんだと思う。だって俺も照れてるから、俺も即応式万能箱どこでもボックスから冷えたコーヒー牛乳を取り出すと物欲しそうに見て来るルリに一口だけと言って渡した。


「カイと初間接キスだね?」


「っ!? いや、あっ、えっとぉ……」


 いやいや、こちとら精神年齢二四歳で肉体年齢十七歳のピュアッピュアな童貞ですよ!! キスとかが永遠の夢だったんですよ!! それが……間接キスとかレベルが高過ぎる。


「なっ、何っ!? 瑠理香!! お前また抜け駆けを!!」


「さすがアイドルね……油断も隙も無いわ……芸能界で鍛えられたのかしら?」


 そして旅行の三日目の夜は更けて行く。最後の日は全員でババ抜き大会になった。総勢で六人なので中々と白熱した戦いになったのだが、こんなに多くの人間とババ抜きをする事が初めての俺はかなり苦戦した。でも凄い楽しかった。異世界での戦いを忘れられそうだった。





 翌日の朝は早かった。三泊四日(と半年間)のこの旅行も終わりだ。俺は朝早くから異世界で野営で炊き出しをやっていたのを思い出し設備を外に設置して朝食の準備をしていた。寸胴では豚汁を作っていたが肉はオルトロスのものだ。オルトロス汁? とでもいうのだろうか。そして異世界で久しぶりに狩って来たキングリザードマンとゴールドベヒーモスの肉を腸詰め、つまりはウインナー風にした物を焼いていた。


「中々に良い感じだな。向こうでも食糧難にならないように群れを潰しまくったから食糧問題も解決しただろうな」


「朝から楽しそうね? 快利、手伝うわ」


「おはよう。良ければ私も手伝うわ秋山くん」


 見るとユリ姉さんエマさんがエプロンを付けてこちらにやって来た。皆には異世界の食材だと言ったら色々怖がらせるので黙っておく事にしていた。幸いにも二人に手伝ってもらって用意はサクサク終わり最後にパンと米を用意していると残りのメンバーが起きて来た。


「わ~!! 凄い!! ホテルのバイキングみたい!!」


「ほんと凄いわね三人が用意を?」


 綾華さんと南美ちゃんが、やって来て驚いていた。当たり前だ。ここに有るのは異世界のモンスター食材を使ったフルコースだ。前に一度から揚げにしたのだが、今回は豚しゃぶのように薄くスライスにしてみた。


「おはよ~カイ。すご~い!! 朝から豪勢っ!! これなら明日からのレッスンも頑張れそう!!」


「おはよう快利。しかし本当に凄いな、私は自分では納豆ご飯かTKGしか作れないからな!!」


 うん。エリ姉さんは母さんの系譜だから仕方ないね。あと、その二つは作ったんじゃなくて、かけたって言うんだ!! ルリも昨日の雰囲気から一転して、いつも通りだった。六人でいただきますと言って朝食を始めると自然と話は俺の話題……では無く、居なくなった二人の話題になった。


「セリカとモニカあとは真・超魔王とか言う奴らに拉致されて国王の前まで連行されてサクッと魔王倒せとか言われたんだけど弱体化してたからさ、まずは修行コースで、そこで三ヶ月鍛えて、取り合えずあの二人は泣かせておいたよ」


「ま、当然だよね。私のカイを半年間も……羨ましい」


「そうだな。半年もあれば私の恐怖症も治るのには充分なはずだ……」


「とにかくあいつらは向こうの世界に置いて来たし、今度こそ、俺は青春を謳歌するんだ……ヌルゲーになって、そして」


 半年分はロスしたけど、今回こそ俺は彼女を作って幸せになるんだ。勇者になんてもう絶対に戻らない!!


「気のせいかしら……快利、今あんたフラグ立てなかった?」


「え? フラグ? たぶん立ててないと思うよ?」


 ユリ姉さんも変な事を言う。だって絶対にならないと心の中で宣言したんだ。こう言うフラグは口にしたらなるもんだ。思うだけなら誰にも聞かれて無いから問題無しだ。何か忘れている気もするけど大丈夫なはず。


『私が聞いていた……とは言わないでおきましょう』


 フラグがキチンと立っていたなんて俺は気付いて無かったんだ。ちゃんと空気を読んだガイド音声によってフラグは立ってしまったんだ。




 無事に帰宅して数時間、夏休みはまだ一ヵ月弱残っていた。ちなみに泣いて懇願するユリ姉さんに言われて転移魔術よりも使える転送魔法を使って俺たちは帰って来た。ルリ達は車で来たので別れると思っていたのだが、まさかのエマさんがあの後、朝からビールを飲み出したから結局は車ごと転送魔法をして、さらに面倒だと言う理由から全員の家の付近まで送る羽目になった。


「はぁ、とにかく一段落かな?」


「お疲れ様、快利、はいコーラ」


 やっと全員を送って家に帰るとユリ姉さんが出迎えてくれた。ちなみにペットのポロが珍しく出迎えてくれたから不思議に思っていたら俺から匂った朝のウインナーの匂いが原因だったらしい。


「あ、そう言えばコーラ飲むのも半年ぶりかも、ありがと。それとポロ、犬は塩分多いのはダメだからな?」


 そう言うといつものように、へっと言って離れて行ってしまった。お前のためなのに……と、思っているのだが中々通じないな。


「快利さ、それなんだけど犬用のそう言うの無いの?」


「有るとは思うけど……探してみようか?」


 そう言った瞬間にポロがじゃれ付いて来るから犬って賢いんだなぁ……とか思っていたらエリ姉さんも降りて来ていて、母さんを待って夕食となった。母さんは俺が大きくなったのに驚くかと思ったら「成長期なのね~」と言って片付けた。さすが母さんだ。その日は母さんの職場復帰も明日に決まってささやかなお祝いをした。そして俺の夏休みは再開された。





「暇だ……ひま過ぎる……」


 八月に入って三日、旅行から帰って来てから俺は部屋でスマホをポチポチしていた。エリ姉さんは午前中から部屋で受験勉強でユリ姉さんは午前中はキャンパスで午後は教習所と言う正しく大学生生活を送っている。昨日は一応は付いて行ったりしたけど件のサークルは女子だけで悪い友人も居ないみたいで平和らしい。ちなみに夏のオタクの祭典は今回は見送ったらしい。


「ポロの散歩……も、午前中してるし……どうするか、夕飯の準備もまだ大丈夫だし、する事が無いな」


『では異世界へ行くのはいかかでしょうか?』


(どう言う事ですかね? ガイド音声さん)


『勇者はこの半年間戦い続けていましたが、また異世界に戻されるかも知れません。そのための対策をするのです』


(これ以上強くなってもなぁ……だって今の俺は全部使えるようになったぞ?)


 そうなのだ勇者三技だけじゃなくて英雄の資質と言うスキルも復活したんで英雄スキルも復活している。


『ですが、真・超魔王のセリーナはあなたと同格でした。奇策で勝てたので今回は何となくなりましたが約束を反故にされた場合はあれに勝てますか?』


(そのための修行かぁ……だけど向こうの世界に戻るのはな……)


 修行するために戻ろうもんなら、あの世界から今度こそ逃げられなくなるのは困ってしまう。だがガイドには秘策が有るようだ。


『それなのですが手頃な別な異世界を見つけましたので、そちらにご案内出来ます』


(大丈夫なのか?)


『はい、人間は一切おらず魔物、つまりモンスターのみの世界です。狩り放題です』


(なるほど……じゃあ一狩り行くか!!)


 俺は聖剣を取り出すと部屋から異世界へと向かった。そしてそこで戦ったのは見た事も無いモンスターだったがそれ以上にドロップアイテムが凄かった。


『鑑定しましたがダイヤモンドの原石ですね。後は水棲系モンスターが実質こちらの世界のマグロとヒラメですね』


「うん。今夜はお刺身だね……サーモンとかイカとかも居ないか明日も来て調査してみようかな?」


『では、本日は帰還しましょう』


 そしてそんな日々を過ごしていたある日。スマホに連絡が入ったから確認するとルリだったのですぐに出る。


『はぁ~い、カイ!! 今週末覚えてるよね?』


「もちろん!! ライブ!! でも良かったのかな……二日間とも無料で観れるなんて……」


『だって、カイには見て欲しいから、それに母さん、ううん、マネ考案だから大丈夫だよ!! あとカイにはやってもらうお仕事も有るからね?』


「仕事? ああ、運送係だっけ? 良いよ? どうするの?」


 話を聞くとライブ当日に三人を集めて楽屋まで連れて行くらしい。そのために旅行終わりの日に家の付近まで送らせたらしい。まずはルリの家で二人を迎えに行き、さらに南美ちゃんと綾華さんを迎えに行く手順らしい。そしてライブ当日はすぐにやって来た。





「はい。お電話ありがとうございます。こちら風美のスマホなのですが本人は今手が離せなくて、はい、申し訳ありません、折り返しお電話差し上げますので、はい」


 なぜか俺は楽屋で電話番をしていた。電話はエマさんのスマホだ。彼女は今、これから行われるライブ会場で最終リハーサルのチェックをしている。その最中、見学しているだけでも悪い気がして手伝いを申し出た結果こうなった。


「秋山くん。ごめんね~電話番なんて……それで何件?」


「三件です。メモ読みますんで、一件目が本社からです。これは連絡がすぐに欲しいとの事です。二件目は今日のライブで使う機材の搬入が遅れるそうで、明日のライブには間に合うらしいけど今日は難しいと、こちらも折り返しの案件ですね。最後に、いつもの弁当の業者で食中毒が出たそうで、スタッフ全員分のお弁当がパーだそうです。だから代わりの業者を大至急手配して欲しいと、補償については本社に任せていいそうです」


「えっと、本社一件と業務連絡二件ね……どうしようかしら。ごめんなさいね。少し待ってて」


 そこで俺は解放され一息付くと楽屋に戻って来た三人もお疲れのようだった。リハーサルだが本番のように通しでしたそうで、軽く歌って来たらしい。


「あっ、カイ。どこ行ってたの? 途中から居なくなって心配したんだよ? トイレの場所とか分かった?」


「トイレじゃないよ。エマさんが大変そうだから電話番をしてたんだ」


「えっ!? ちょっと母さん!! カイはお客さんなんだから!!」


 各種の電話対応が終わったエマさんはスマホを片手に手を合わせて来ながらもこっちに向き直っていきなり真剣な目でこちらに話を振って来た。


「悪かったわね。でも今は猫の手も借りたいのよ。それより秋山くん。あなた5tトラックに乗るような機材を運んだり出来る!?」


「それって遅れるって言う機材ですか? 可能ですけど別に無くても――――「瑠理香の、RUKAの演出用の機材なのよ」


「お任せ下さい!! 秒で終わらせます!!」


 それを言われちゃあ仕方ない。すぐに俺は決断した。元勇者の判断は即断即決だ。なんならトラックごとここに運んで来れるからな。


「カイ、別にいいよ。無理しなくて――――「俺はルリが万全な状態でライブをして欲しいし、俺も観たいんだ!! エマさん向こうに連絡を!! あちらに転移します。それとこちらのどこに飛べば良いかも指示をっ!!」


 スマホを繋いだまま俺はトイレに入りそこから転移魔術で目的地へと跳んだ。





 その後は、すぐにトラックごとライブ会場前に転移させたり、スタッフ分も含めた仕出し弁当を大至急集め、それを即応式万能箱どこでもボックスに入れて運び、バレないように隠れ身の腕輪を付けて用意して行く。いやぁ……ヌルゲーですわ。


「はい、ルリの飲み物。いろわす。それと綾華さんは爽健備茶で南美ちゃんは十七茶で良かったよね? エマさんはノンアルコールビールとかふざけた注文だったので、普通に水買って来ましたからね? それとスタッフさん達の弁当も置いて来ました」


「はい。ありがと。報酬は弾むわよ~!! なんせ色々と経費が浮いたからね」


「それはどうも、でも俺はルリがライブを出来る事の方が大事なんで」


「カイ……ほんとにゴメンね。こんな事してもらうために呼んだんじゃないのに」


 ルリはすっかり意気消沈していてライブに影響が出かねないからキチンと慰めないといけない。ファンとしても親友としても大事な役割だ。


「気にしないでくれルリ。俺は大事な人のためにならこの力を振るうって決めたから。だからルリのために力を使うのなら一切の迷いは無いよ」


「カイ……私、今日頑張るから!! カイのために全力で歌うから!!」


「あ、いや、そこはファンの皆のために……」


「うん!! そっちも頑張るけど!! カイのために全力で歌うから!!」


 少し不安だったがルリは最高のパフォーマンを魅せてくれた。そして二日間の復活ライブは無事に終わった。そう、これは実は復活ライブでもあった。そもそも忘れている人間も居るだろうがトワディーは約一ヵ月前にドームを一個吹き飛ばしているのだ。もちろん俺のせいなのだが社会的責任はルリの事務所に行っていた。もちろん事務所のせいだけでは無かったのだが最終的にはとんでもない損失となっていたらしい。だからこのライブの成功は社運、事務所の命運がかかっていたのだ。





「だけど良いのか? もう夜だし、俺もバイト代が入ったから多少の贅沢は出来るのに……それに」


「私はこれで良いの、だってカイと二人でファミレスとか普通の高校生のデートがしたかったんだ。友達とは来たのにカイとは来れなかったから。それに男の子と二人きりで来るならカイ以外考えられないし」


 さっきまでライブで全力でパフォーマンスをしていたアイドルのRUKAはどこにおらず、居るのは、ただの女子高生の風美瑠理香だった。


「それなら良いけど……ま、じゃあここは俺の奢りで、お疲れ様って事で」


「それはダメだよ。キチンと割り勘だよ!?」


 その後も俺は色々とダメ出しされたり、お互いに謝ったりと本当の意味でちゃんとデートをしたのは初めてだった。その後もルリとは二人でデートをしたり、姉さん達と花火大会に行ったり、その隙に狩りに行ったりと最初の週と違って一気に充実して来た。そして八月の中頃、世間で言うお盆の時期、俺は爺ちゃんの墓参りに家族全員で行く事になった。そう、それは体感で八年振りくらいに今の家族の中で唯一の血縁の親父に会うという意味だった。

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