⑤➍
さっかー
・クリア条件
ハットトリックを決めた上で勝利しろ。
・準備段階
約十分。
会場に併設してある選手控室に召喚される。室内の色は参加者ごとに二種類無いし三種類の色で塗り分けられており、それがテーマカラーが設定されている。
液晶画面に音声とCGによりルールが繰り返し伝えられる。
競技開始三分前に画像が切り替わり、同時に閉じられていた扉が開く。そのまま壁にある液晶画面の指示に従えば時間内に会場に到着できる。
・競技会場
世界大会が開けるレベルの広大なサッカースタジアム。フィールドには参加者のみで審判はおらず、観客席はボールで満員になっている。
サッカーフィールドはほどんと通常のものと同じサイズで人工芝も同じ。ただしゴールポストにはわかりやすく各参加者に与えられたテーマカラーが塗られており、その内側は深い縦穴になっており、底には剣山のように槍が突き並んでいる。
ボールはマンホールぐらいの直径のUFOがトラクタービームで観客席からランダムに一人、選んで運んでくる。
液晶画面には残り時間と得点とがでかでかと映し出される。
・ルール
基本的な部分はサッカーと共通しており、敵陣のゴールにボールを入れたら一点、三点入れることでハットトリックとなる。
ハンド、ファールなどは存在せず、フリーキック、ペナルティーキックもない。また武器や乗り物などの持ち込みも容認されている。
制限時間は前半45分、後半に45分、間に休憩10分で行われる。延長戦は無く、後半が終わればその時点で試合終了となる。
ボールはサッカーユニフォームにサッカーボールを模したヘルメットをかぶせられたどこかの誰かで、観客席に座らされている。競技はおろか何でここに連れてこられたかもわからない人間が連れてこられる。ただ、ボール内部に爆薬が仕込まれているのは知っており、スタジアムから逃げ出そうと試みたものはすでに爆死している。
この頭部がボールであり、ここがゴール内に入ることで点数となる。
一度フィールドに入ったボールが再びフィールドの外に出た場合、自動的に内部の爆薬が爆発する。その他ボールがゴールしたり、何らかの要因によりボールが消滅した場合、中央に新たなボールが運ばれてきて仕切り直しとなる。なお持ち場に戻る時間は与えられない。
ルールに致命的な欠陥が見つかった場合でも最後まで実行される。
・裏ルール
障害物の無いサッカーフィールドでファール無しともなれば殺し合いが予測される。
ボールはボールポストを完全に潜った段階で得点とされ、残りが縦穴に落ちる必要はない。
ボールとなった人間は事情こそ分からないものの感情があり、恐怖から逃げ出すもの、現実を受け入れられずに呆然とするもの、無意味に泣き出すもの、無謀にも戦いを挑むもの、様々。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます