⑤➎
つなわたり
・クリア条件
対岸の崖にたどり着け。
・準備段階
なし。
会場に直接召喚される。
ルールに関しては目立つがけ際に看板で書かれており、質問のしようがない。
・競技会場
暗く、じめじめした曇りの天気、風は強く冷たく、かび臭い空気の中、滑る岩肌の崖の上に召喚される。
崖の下は黒い毒の霧に覆われており、触れるだけで皮膚が溶ける上、底が底なし沼、降りて渡るのは困難。
崖の端には人の胴体ぐらいの白い紐のような綱が反対側の崖との間に張り巡らされており、より高い高さから見渡せればそれが巨大な蜘蛛の巣だとわかる。
綱はべたついており、弾力があって丈夫、踏みつけると程よいフィット感で安定して渡ることができる。ただしそれは対岸の崖まで続いている綱だけで、綱と綱とを結ぶ横の綱は粘着力が段違いに強く、迂闊に素手で触れると脱出は難しい。
崖と崖との間の距離は約400m、その道中には巨大なドラゴンやワイバーン、グリフォン、化物と呼べる巨大な昆虫などが絡まり、干からびている。それらの周囲には犬ほどの大きさの蜘蛛が沸いており、迂闊に刺激すると襲ってくる。
参加者は別々の崖に召喚され、すれ違ってから反対側にたどり着くことになる。
・ルール
綱を渡り、対岸にたどり着けばクリアとなる。勝者は一人だけで早い者勝ち。
それ以外に明確なルールは無いが、綱を渡らず遠回りするのは難しく、また物資がほとんどないため残された時間は長くない。
・裏ルール
たどり着くの定義は反対の崖に触れたらなのでぶっ飛ばされて壁面に激突してもクリアとなる。
これだけの巨大な蜘蛛の巣を作れる蜘蛛は当然巨大で、綱の上で派手に暴れまわれば当然登場、参加者が小さくとも餌は餌なので食われる。
綱は難燃性で丈夫、伸びることはあってもまず切れることはない。
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