④➊
かわらわり
・クリア条件
嵐が止む前に指定された『瓦』を十五枚破壊する。
・準備段階
二十分。
夜、夏の嵐で荒れる海の上、大型船舶の上に出る。
ルールについては船内アナウンスにより口頭で伝えられる。
船内には銃器に競技会場についての細かな地図、温かいほうじ茶におにぎりなどが用意してある。
船は自動運転で会場まで移動し、到着と共に電源が落ちて運航不能になる。
・競技会場
海の上に作られた鉄で作られた多重プラットホーム、一辺が100㍍の六角形が七階建てに重なり、それらが複数並んでいる。渡り廊下で繋がっている。階段やエレベーター、クレーンなど設置されており、構造としてはシンプル。
内部には四人掛けの机のような自走警備ドローンが複数配備され、侵入すると電撃を飛ばしてくる。
それらを破壊しきると本来は人が登場し操縦する、身長12mほどの土木作業用人型ロボットが暴走している。
ドローン及びロボットは技術的な限界か、装甲は強化プラスチック製で、関節部分がカバーされているとはいえ、軍用ではないため、銃器での破壊は十分可能。
ただし数は多い。
中央最上階にはカラスの巣になっている、全体のコントロールルームがあり、そこで操作することで各階層を一斉パージできる火災時用緊急システムが備わっている。
・ルール
プラットフォームの一階層、一枚をここでは『瓦』と呼び、それらを合計三十枚破壊しきればクリアとなる。
破壊手段は問われないが、全部が鉄製なため人力での破壊は困難。
嵐は天気予報では夜明けあたりで止んでしまう。
・裏ルール
プラットフォームは強風により笛のように低周波が鳴り響いている。
この会場はこの世界の埋め立て工事用に運用されてるロボットの中央メンテナンス基地で、専用船舶で運用できるようになっている。
内部のコントロールやロボット、その他のパソコン機器は全部旧型ながら強力なコンピューターウイルスに感染しており、無線機を通じても感染、暴走する可能性がある。
ラスボスとして真っ白い、警察用ロボットが貫手で襲ってくる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます