④➋
まらそん
・クリア条件
海水に触れろ。
・準備段階
五分。
会場に直接召喚される。
周囲にはとある一方に逃げる人と馬車と野生動物の流れがあり、その口々に叫ぶ言葉がおのずとルールとなっている。
・競技会場
山あり谷あり森あり河あり畑あり墓あり町あり村あり、中には要塞に塹壕まである。道は石畳で舗装され、ところどころに石造りの家などがある。文明としては単発式のライフルや飛行船がある程度。
人々や獣、鳥類などが逃げてくる方向より、地響き立てて身長300mほどの巨人の大群が進撃してくる。
巨人の逆側、追い立てられる方向に42㎞ほど進んだ先に簡易な港と海があるが、道中に障害物が多いため目視できるのはかなり近づいてからになる。
港には船は僅かしかなく、それを奪い合い、殺し合っている。
それ以外だと絶望のあまり楽な道を選ぶ人やややけっぱちになって殺し合う人が溢れている。
巨人に対して戦おうとするものはすでにみな踏みつぶされている。
・ルール
海水に触れたらクリア。
それ以外にこれといったルールは無い。
他の人たちを助けようが何体巨人を倒そうが意味はない。
・裏ルール
巨人は時速3㎞ほどで直進を続けており、先にあるありとあらゆるものを踏みつぶしてゆく。また巨人は高い再生能力を有し、首の後ろを攻撃されない限り死なない。
人の徒歩の移動速度が時速4㎞ほどなので、単純に移動するだけならば追いつかれる恐れは少ない。ただし相手は一切の障害を無視できるうえ、進行方向には同じように逃げてきたものたちが殺到しており、楽な道のりではない。
海水に触れたらクリアなので海にたどり着く必要性は無い。何かしらの手段で運ばれてきた海水でもクリアにはなる。なお、真水に塩を加えても海水とはならない。
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