③➌
だいりせんそう
・クリア条件
『敵種族』がいなくなること。
・準備段階
十二分。
それぞれ別の場所にて、銀色の内装の宇宙船の中、ホログラムでルールの説明と『ピ愚民』の生態などのレクチャーを受ける。
そして十二分後、墜落して一度死ぬ。
もしも墜落を逃れても心臓まひで死ぬ。運命からは逃れられない。
・競技会場
通常の動植物が巨大化したような、参加者が小さくなったかのような自然豊かな環境。
草木がジャングルのように茂り、肉食の昆虫が跋扈し、ポイ捨てされたゴミのような遺跡が残る。
墜落した場所はかなり離れているが、登る煙からおおよその位置はわかる。
なお、参加者は墜落して死亡しており、この競技には幽霊として参加、ピ愚民とは音声による意思疎通が可能ながら同じ幽霊となった参加者以外には物理的な影響力は持たず、ただ指示を出すしかできない。
・ルール
参加者が接触した『ピ愚民』に対して敵となる『ピ愚民』がいなくなればクリアとなる。
『ピ愚民』はここの原生種族で、キノコに手足が生えたような姿。主に動物や昆虫の死骸を苗床に繁殖、果物などを食料とする。
性格は従順、まじめ、命知らず、奴隷としては最適な人種。
食物連鎖の最底辺にいるものの、社会性があり、手で簡単な道具を使ったり、言葉で意思疎通を図ったりできる。
また、死骸が新鮮だと、その元となった生物の特徴を強く受け継ぐことができ、積極的に狩りをしていくことでより強く、賢くなっていく。
普段は白色だが、参加者と接触した最初の個体は固有の色に変色し、他の白色と接触すると感染するように染まっていく。
それぞれ接触した参加者のことは神のように崇め、いかなる命令にも従順に従う。
言語機能は片言だけだが、数を増し、経験を積み、会話を続けることで滑らかな言葉を使うようになる。
・裏ルール
『ピ愚民』は肉食ではあるが腐肉食であり、また縄張りも持たないため、同種族同士で争うことはない。
つまり、ここで敵味方を決めているのは外車異種である参加者であり、参加者が消えれば敵も消える。
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