③➍
しょうかくしけん
・クリア条件
テストで40点以上を取れ。
・準備段階
二時間。
大きな石造りの建物の前で、忍者っぽい人に試験の内容を聞かされる。
同時に入場に必要な受験票も渡される。
建物前には複数の忍者っぽい人たちが集まっており、各々最後の追い詰めをしている。
会場である建物には開始前から入ることは可能ながら、荷物検査が必要で、過剰な装備は没収される。ただし魔法に関してはそれ相応の知識がある様子ながら、機械系には疎く、スマフォ等はスルーされる。
・競技会場
いわゆる大学の階段教室。
それぞれの席に受験番号と鉛筆五本、消しゴム二つが置かれている。
試験官は七人、全員が忍者っぽい。
・ルール
そのまんまペーパーテストを受ける。
制限時間は六十分、問題は全部で十問、一つ十点なので四問正解で合格。
十問の内、四問はこの世界の政治、歴史、文学に関するものなので初見でのクリアは難しい。
残り五問は科学、数学に関するものながら難易度が高い。現代日本の基準で言えば『それを専門とする学科の二次試験で三問で九十分の問題』が普通に出てくる。
最後の一問は試験終了の十分前に発表される。ただし内容は『オンドゥル語』のリスニングであり、その場に残れば白紙で合格できるほど優しくはない。
カンニングは最大五回まで、六回目を忍者っぽい試験官に見つかった段階で失格となる。
試験終了後、試験用紙は回収され、代わりに正解の書かれたプリントが配られる。その後、別室で採点され、約一時間後、同じ試験会場にて合否が音声にて発表される。
参加者全員が合格の場合は点数が高い方、それも同店の場合は先に読み上げられた方、即ち受験番号が若い方、つまりは名前があいうえお順で早い方が勝者となる。
・裏ルール
一応、これはスパイのテストで、カンニング必須の情報戦のテストとされている。
なので答えを知っているのが二人ほど混じっている。
この後も試験は続くらしい。
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