まちがいさがし

・クリア条件

スイッチを押して間違いを指摘し、合計五つ正解する。

・準備段階

五分間。

真っ白な空間に携帯電話サイズのスイッチと共に残される。

音声によるルール説明が行われるが、その大半はスイッチに対しての使い方に終始される。

・競技会場

真っ白な砂漠の中にポツンと建てられた石造りの都市。十階建てのビルや学校、病院、民家に豪邸と建物の種類は様々ながらその全てが単一の白い石でできており、中には家具などもなく、ドアも窓ガラスもない。

空には沈まない太陽が南側から常に照り続けており、そこから動かない。また風も一切ないが、熱波はあり、ひたすらに暑い。

都市の中央に南北に流れる水の流れてない河があり、それを挟んで左右対称のつくりとなっている。

参加者はそれぞれ右側、左側のどこかにランダムで召喚される。

・ルール

左右の町には異なる場所が存在し、それを応えるクイズ形式。

渡されたスイッチを押すと回答権が得られ、音声で答えを伝えた後、空からのスポットライトとドラムロールの後、正否が伝えられる。

このスポットライトとドラムロールは回答した時間×五秒の間残り続け、移動した場合でも追跡してくる。何度でも応えられる代わりにどんどん答えを得られる時間が長くなる。

間違いは合計十個、建物の形が違っていたり、サイズが異なっていたり、材質や色など様々、また雑に、参加者が最初に召喚された場所、とかが正解だったりする。

時間制限はないが、砂漠に熱波と長居は難しい。

・裏ルール

スイッチは各人専用ではなく、相手のスイッチを奪って押した場合でも回答権は得られる。

後天的に破壊されたものは当然正解にカウントされないため、激戦が続けば続くほど正解より遠ざかっていく。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい