①➍
ちゃんばら
・クリア条件
対戦相手を殺せ。
・準備段階
三十分。
夕暮れの空、草木の代わりに膨大な数の刀剣が突き刺さる丘にそれぞれが召喚される。
その刀剣の中の一本が魔力の力により語り掛け、ルールを説明する。
刀剣はどれも好きに引き抜き、装備することが可能。名刀もあれば模造刀もあり、材質も様々、ただし話しかけてきた刀剣以外はエンチャントのような特殊効果はどれにも無い。
競技開始の時間が迫るにつれて空は暗くなり、完全に夜となった時が開始の時となる。
・競技会場
同じく刀剣の突き刺さった丘だが、実は参加者が召喚された丘は同じに見えて異なる次元にあり、それが一つに重なり合って現れ、初めて競技会場となる。
夜空には異常なほど大きな満月があり、その月面にははっきりと肉眼で見えるレベルの魔方陣が刻まれている。
一定以上の魔法の知識があればその魔方陣が途方もなく協力な呪力を地表に降り注いでいるとわかる。
その呪力により、この会場で触れ合った生き物は互いの傷を分け合い、平均化される。2cmの切り傷があればそれを半分に分け合って1cmずつに同じ場所に、という風に、ゲームで言えば互いのライフポイントが平均値になってしまう。
これは手袋などの薄い布程度では貫通してしまうため、ダメージを与えるならば一定以上の長さのある刀剣が望ましい、となる。
・ルール
単純に殺し合えばいい。
生き残った者が勝者、クリアとなる。
月面の魔方陣による効果は説明される。その上で肉弾戦が如何に不毛であるかの説明もなされる。
・裏ルール
刀剣の使用は推称されているだけで、その他の武器を持ち込むことは了承されている。
肉弾戦でも投げ技ならば通常通りダメージを与えられる。
また平均化には一瞬だがタイムラグがあり、素手による即死攻撃で両者死亡の場合はそのタイムラグ分勝敗が分かれる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます