④
ろうじょう
・クリア条件
三分間『猿』を生存させろ。
・準備段階
三十秒。
競技会場に直接飛ばされた上、コードネーム『猿』と名乗る人物からルールを説明される。『猿』の要旨などはランダム、ただ共通することとして足を怪我しており、生き残る意思はあるものの移動ができず、戦闘能力ももっていない。銃も撃てない。
会場には簡易バリケード、防弾チョッキ、壁強化シャッター、警報装置に、要所に設置してある監視カメラの画像を見れる携帯端末が用意されている。
準備段階中にも靴ほどの大きさのラジコンドローンが会場内に侵入、カメラで中の様子を伺ってくる。
・競技会場
地下室を有する二階建ての民家。内装はその都度変わる。壁や天井の一部は薄く、爆薬を使って穴をあけることも可能。
電気は通っており灯りはある。ガスも水道もあるがこちらはとめられている。
外には広い庭、さらにその先の道路は多数の警察車両と警察隊に包囲されている。
家の内外には監視カメラがいくつか設置してある。無線式で妨害電波には弱い。
開始地点は『猿』と同じ部屋、というだけで場所はランダム。
家から出て一定時間経過すると狙撃される。
・ルール
準備段階終了後、合計五人の特殊部隊が突入してくる。
それぞれのコードネームは『蟹』『栗』『蜂』『臼』『馬糞』で人物は毎回異なるものの、それぞれ銃器で武装した特殊部隊のスペシャリストばかり。中にはスレッジハンマーやタチャンカメットなどユニーク装備もある。ただし現代の技術に限られており、魔法などには知識含めて対応できない。
三分間経過したならばどのような状況でも直ちにクリアとなる。
・裏ルール
基本は短期決戦の籠城戦で、警護対象がいるとはいえ純粋な戦闘力が求められる。
また、外に出たペナルティが狙撃なのでそれを超える何か、巨大ロボットなどで強硬脱出も可能。
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