⑤
くじびき
・クリア条件
計十本のくじの内、当たりの一本を引き抜く。
・準備段階
なし。
ただし制限時間もない。
ルールについては参加者がわかる文字で壁に彫り込まれている。
・競技会場
壁も天井も床も鉛でできた密室。
中央には銀メッキされた球体が上下に割られ、それぞれの半球の間に十本のマイナスドライバーが差し込まれている。
その内の一本が当たりで、抜いても何の反応もないが、残り九本は半球同士がくっつかないように挟まれており、一本二本では問題ないが、一方に偏りすぎると傾いてくっついてしまう。
もしもくっついてしまった場合、即座に臨界反応が起こり、青い光と共に中性子が溢れ出す。
ドライバーはどれも見た目では違いが判断できない。また一度抜いてしまうと上が落ちてきて狭まり、もう一度ドライバーを戻すことは困難。
・ルール
まんまドライバーの内、当たりのものを引き抜けばクリア。当たりのドライバーには読める字で『あたり』と書かれてある。
ただしクリアまでに一定のタイムラグがある。
ハズレを引いても臨界反応以上のペナルティは無いため、生きている間ならば何度でも挑戦はできる。
・裏ルール
中性子を体に受けても即死ではないため、スピード勝負も可能。
後はもう、運頼み。
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