くじびき


・クリア条件


計十本のくじの内、当たりの一本を引き抜く。


・準備段階


なし。

ただし制限時間もない。

ルールについては参加者がわかる文字で壁に彫り込まれている。


・競技会場


壁も天井も床も鉛でできた密室。

中央には銀メッキされた球体が上下に割られ、それぞれの半球の間に十本のマイナスドライバーが差し込まれている。

その内の一本が当たりで、抜いても何の反応もないが、残り九本は半球同士がくっつかないように挟まれており、一本二本では問題ないが、一方に偏りすぎると傾いてくっついてしまう。

もしもくっついてしまった場合、即座に臨界反応が起こり、青い光と共に中性子が溢れ出す。

ドライバーはどれも見た目では違いが判断できない。また一度抜いてしまうと上が落ちてきて狭まり、もう一度ドライバーを戻すことは困難。


・ルール


まんまドライバーの内、当たりのものを引き抜けばクリア。当たりのドライバーには読める字で『あたり』と書かれてある。

ただしクリアまでに一定のタイムラグがある。

ハズレを引いても臨界反応以上のペナルティは無いため、生きている間ならば何度でも挑戦はできる。


・裏ルール


中性子を体に受けても即死ではないため、スピード勝負も可能。

後はもう、運頼み。

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