episode198 ランスヴェイガスのカジノ

 今回のエピソードではポーカー(と言うよりテキサスホールデム)の用語が出て来ます。

 それらの用語は後ろに(※X)と付けて、後書きの方で説明していますので、必要に応じてご確認ください。








 奴隷商館を後にした俺達はカジノの前に来ていた。

 何故カジノに来ているのかと言うと、ルートヴィルからリコットについての情報を聞くまでの間は暇なので、カジノで遊ぼうという話になったからだ。


 カジノが有名な街に来たわけだからな。折角なので、遊んでみようということになったのだ。


「ここがカジノか。改めて見てみても大きいな」


 カジノは街に来たときに上空から見ただけだったが、改めて目の前で見てみると、それが如何に大きいかが分かる。


「アデューク、軍資金ちょうだい」


 ここでライカはアデュークにカジノで使う軍資金を請求する。


「自分で金は持っているだろう?」

「えー……ちょっとぐらい良いじゃん! ケチってないでちょうだいよ!」

「はあ……仕方が無いな。ほら、受け取れ」


 アデュークはため息を吐きながらも、ライカに軍資金となるお金を渡した。


「えっと……十万かな?」

「何だ? 不満か?」

「いや、思ったよりも多いなって思っただけだよ」

「む……あいつらといる間に金銭感覚が変わったか」


 あいつらと言うのは、もちろんエリサ達のことだろう。

 まあメンバーは実力者が揃っていて、強力な魔物を狩ってお金を稼ぐことも容易だからな。


 実際、彼女達と行動する際にはお金に困ることは無いしな。金銭感覚が変わってしまうのも無理はない。


「俺達には無いのか?」

「……仕方が無いな」


 そう言うと、アデュークはそれぞれに十万セルトずつお金を渡した。


「それ以上遊びたければ自分の金を使え」

「分かった。では、行くか」


 そして、軍資金となるお金を受け取ったところで、カジノの内部へと向かった。


「いらっしゃいませ。当カジノのご利用は初めてでしょうか?」


 カジノに入ると、すぐに従業員に迎えられた。


「いや、数回来たことがある」

「あたしも同じく」


 俺、シオン、リメットは初めてだが、アデュークとライカは以前に来たことがあるらしい。


「そうでしたか。会員証はお持ちですか?」

「いや、持っていないぞ」

「分かりました。それでは、お楽しみください」


 そして、話を聞き終わった従業員は通常の業務に戻って行った。


「会員証なんて物もあるんだね」

「ああ。チップを売っているところで売られているぞ。最初はブロンズだが、来店回数や使用額に応じてシルバー、ゴールドとランクが上がっていくな。まあ常連になることの無い俺達には必要の無い物だな」

「そうなんだ」


 アデュークは丁寧に説明してくれたが、彼自身が言っているように俺達には必要の無い物なので、あまり詳しい説明は必要無かったな。


「分かっているとは思うが、賭けにはチップを使う。忘れずに換えておけ」

「ああ」

「ちなみに、カジノ内での飲食はチップで払うこともできるぞ」

「そうか。便利だな」


 どうやら、カジノ内での飲食はお金でなくチップで払うこともできるようなので、わざわざお金を取り出さなくても良いらしい。


「それで、どうする? 全員バラバラに動くか?」

「そうだな……二つのグループに別れて行動するというのはどうだ?」


 バラバラで動くと何かあったときに面倒だし、固まって動くにしても五人は多いからな。ここは二つのグループに別れて行動することを提案する。


「分かった。グループ分けは一つは俺とライカ、もう一つは残りの三人ということで良いか?」

「ああ、それで良いぞ」

「では、俺はもう行かせてもらう。ライカ、行くぞ」

「はーい」


 そして、方針が決まったところで、アデュークはライカを連れてチップを買いに行った。


「俺達もチップを買いに行くか」

「だね」


 チップが無いことには何もできないので、まずはチップを買うことにした。

 俺達はアデューク達に付いて行って、その後ろに並ぶ。


 そして、そのまま待っていると、すぐに俺達の順番が回って来た。


「これを換えてくれ」


 俺はアデュークから渡されていた十万セルトをそのまま渡す。


「畏まりました。どのチップに換えますか?」

「そうだな……」


 確認すると、チップは一番安い物で一枚百セルト、一番高い物は一枚五万セルトだった。


「五千セルトの物を十枚、千セルトの物を三十枚、五百セルトの物を四十枚頼む」


 あまり高額の賭けをするつもりはないからな。ここは安めのチップを適度な枚数に換えてもらうことにする。


「畏まりました」


 注文を受けた担当の従業員は、慣れた手付きで設置されていた魔法道具を操作する。

 すると、その魔法道具からチップが出て来て、それらが装置の下に置いてある半円筒状の専用のケースに自動的にセットされた。


「こちらがチップになります。ご確認ください」


 そして、あっという間にチップへの変換が終わって、それをそのまま渡して来た。


「ふむ、変換は自動化しているのだな」

「はい。チップの枚数を入力すると、自動的にセットされるようになっています。また、換金の際はチップを装置に入れると、チップ内の刻印術式を読み取って、自動的に合計金額を計算してくれるようになっています」

「そうなのか。便利なものだな」


 まあ魔法工学の技術が発達した世界だからな。それぐらいの物は作れるか。


「シオン、リメット、順番だぞ。各チップの枚数は任せる」

「はーい」

「ああ」


 そして、シオンとリメットはそれぞれでチップへの変換を行う。


「変換は済んだな?」

「うん。それで、どこに行く?」

「それはお前達に任せるぞ」


 俺としてはどこでも良いからな。ここは二人に任せることにする。


「じゃああれなんてどう?」

「ふむ、テキサスホールデムか」


 シオンが指定したテーブルではポーカーらしきゲームが行われていた。

 ルールはテキサスホールデムのようで、見たところ転生前の世界にあったものと同じルールのようだった。


「一応ルールを確認しておくか」


 一見するとルールは同じようだが、違う可能性もあるからな。ちょうど近くにルールの書かれたパンフレットがあったので、それでルールを確認してみることにした。


「ふむ、ルールは変わらないようだな」


 ルールを確認してみたが、転生前の世界にあったものと変わらないようだった。


「どうする? エリュからやるか?」

「そうさせてもらう。シオンとリメットは見学しているか、別のテーブルで遊んでくれ」


 目の前にあるテーブルは席が一つしか空いていないようなので、二人は見学するか別のテーブルで遊んでもらうことにする。


「分かったよ。じゃあボクは他のテーブルで遊んでるね」

「あたしも他のテーブルで遊ばせてもらうぞ」

「分かった」


 そして、シオンとリメットはテキサスホールデム(※1)が行われている別のテーブルに向かった。


「俺も参加して良いか?」


 二人が他のテーブルに向かったところで、俺は参加を申し出る。


「もちろん、構いませんよ。どうぞ、お座りください」


 そして、ディーラーの許可をもらったところで、席に着いた。


「このテーブルでのゲームの参加には、最低一万セルト分のチップが必要です。テーブル上に置くことができる最大チップ数は五万セルト分になります」

「そうか。では、このぐらいにしておくか」


 俺は三万セルト分のチップをテーブルの上に置く。


「新しい参加者か」

「これで席が八人埋まったな」


 このカジノでのテキサスホールデムの最大参加人数は八人のようで、俺が加わったことでこのテーブルは最大人数になった。


「次のディーラーはお前だな」


 ここでディーラーボタン(※2)が右隣の男に渡される。


「ブラインドベット(※3)は俺か」


 ディーラーボタンが右隣の者に渡されたということは、ブラインドベットを出すのは俺だ。このテーブルでのスモールブラインド(※4)は五百セルト、ビッグブラインド(※5)は千セルトなので、俺は五百セルトのチップをベットする。


 そして、ブラインドベットが終わったところで、全員にカードが配られた。


(手札は2と8。しかも、スートも違う。スターティングハンド(※6)としては最弱だな)


 配られたカードはスートの違う2と8で、スターティングハンドとしては最弱クラスだった。


「どう致しますか?」


 と、そんなことを考えていると、俺以外の全員がコール(※7)していて、俺がアクション(※8)をする番になっていた。


(最初のコミュニティカードは見てみるか)


 スターティングハンドが弱すぎるので降りても良いのだが、スモールブラインドも払っているので、最初のコミュニティカード(※9)ぐらいは見てみることにした。


「コールだ」


 俺はコールを宣言して、追加の五百セルトのチップをベットする。

 そして、プリフロップ(※10)が終わったところでフロップ(※11)に入り、最初のコミュニティカードが開示された。


(スートがバラバラのA、K、5か。……酷過ぎないか?)


 最初の三枚のコミュニティカードはスートがバラバラのA、K、5で、これだと現状ハイカードでツーペア以上の役を狙うのは難しい。

 良くてもワンペアだし、そのワンペアでもAやKのワンペアで普通に負ける可能性が高い。

 なので、レイズ(※12)されたら、即座にフォールド(※13)するのが良さそうだった。


(普通に最初から降りた方が良かったな)


 スターティングハンドが弱すぎたので、最初から降りるという選択肢もあった……と言うより、降りるのが最適解だったが、コールしてしまった以上は仕方が無いので、これ以上は気にしないことにする。


「チェック(※14)だ」


 俺は迷わずチェックを宣言して、次のプレイヤーに順番を回す。


「レイズだ」


 だが、次のプレイヤーはレイズを宣言した。

 他のプレイヤーはそれに合わせてコールを宣言していって、そのまま俺の番が回って来る。


「フォールドだ」


 俺はフォールドを宣言して、ゲームを降りる。


「おいおい、もう降りるのか?」

「随分と弱気だな。そんなので良いのか?」

「……まだ勝負すべきときではない。それだけだ」


 他のプレイヤーが煽って来るが、もちろんそれに乗ったりはしない。こんな手札では話にならないので、さっさと降りることにする。


「つまんねえな。まあ良い。続けるぞ」


 そして、そのままゲームは続いて、最終的に右隣の男が5のスリーオブアカインドで勝利した。ディーラーは勝利したチップの三パーセント分を引いてから、残ったチップを勝った男に渡す。


 このテーブルでは勝利したチップの三パーセント(十の位で切り上げ)を手数料として、胴元であるディーラーが回収することになっている。

 まあ言ってしまえば、それがカジノ側の儲けになるということだな。


「ほら、次だ! 次を始めるぞ!」


 先程の勝負で負けた男は次のゲームの開始を急かす。


「分かりました」


 そして、すぐに次のゲームが始められた。


(スペードのQとJか。強いな)


 先程の最弱クラスのスターティングハンドから一転して、今度は上位のスーテッドコネクター(※15)という強めのスターティングハンドだった。


「最後はお前だぞ」


 全員がコールを宣言して、俺の番が回って来る。


「コールだ」


 スターティングハンドが強めなので、いきなりレイズするのもありだが、まだ強い手になると決まったわけではないし、強いなら強いで賭け金を吊り上げたいので、敢えてまだレイズはしないことにする。


(最初の三枚のコミュニティカードは……スペードの3、スペードの9、ダイヤの10か。行けるな)


 これだとK、8、スペードの計十五枚がアウツ(※16)で、高確率でストレートやフラッシュを狙うことができる。

 計算すると、(1-32/47*31/46)≒(1-2/3*2/3)=0.5555……となり、55%ぐらいの確率でストレートかフラッシュの役が成立することになる。

 まあ(32/47)>(2/3)、(31/46)>(2/3)から(1-32/47*31/46)<(1-2/3*2/3)となるので、実際はこれよりも少し確率は低くなるが、正確に求める必要も無いので、そこは気にしないことにする。


 ちなみに、後で正確に計算したら54.12%になった。


「レイズだ」


 フロップが始まると、早々にプレイヤーの一人が五百セルトをレイズした。他のプレイヤーはそれに合わせてコールを宣言していく。


「……レイズ」


 俺はさらに五百セルトをレイズする。

 レイズは直前のベットの倍額をベットしなければならない場合が多いが、このテーブルのルールでは低予算でも遊べるように、直前のベットに関係無くレイズは五百セルト単位で上限無しということになっている。

 なので、もっと賭けることもできたが、降りさせずに吊り上げるためにこれだけにしておく。


「コールする」

「レイズ!」

「コールだ!」

「ここは……フォールドだな」


 そして、順番は回って三千セルトまで賭け金が上がって、二人がフォールドしてターン(※17)に移った。


(ハートのK……ストレートだな)


 四枚目のコミュニティカードはハートのKで、これによって俺はストレートの役が完成した。


「レイズする」

「コールだな」

「……レイズ」


 俺の番が回って来るまでに千セルト分レイズされたが、俺はそこにさらに千セルトをレイズする。


「まだ行くぞ。コール!」

「五百セルトのレイズだ!」


 だが、他のプレイヤーによってさらにレイズされた。


(一回目のゲームでも思ったことだが、ルース(※18)なプレイヤーが多いな)


 プレイヤーは八人もいるので、プリフロップの段階でフォールドするプレイヤーがいてもおかしくはない――と言うより、本来はプリフロップの段階で降りるのも当たり前らしい――が、全員がゲームを降りずに続けていた。


 先程のゲームも俺以外は最後までゲームを続けていたし、ルースなプレイヤーが多いと見て間違い無い。


「そうだな……レイズ」


 俺は迷っている振りをしながら、さらに千セルトをレイズする。

 そして、そのまま順番が回って行き、一人がフォールドしてリバー(※19)に移った。


(最後の一枚は……クラブの4か。これで負けはなくなったな)


 最後の一枚はクラブの4で、このコミュニティカードだと一番強い手はストレート、つまり俺はナッツ(※20)を握っているということになるので、これで負けることはなくなった。

 なので、かなり強気に行くことができる。


「レイズ!」

「コール」

「レイズだ!」

「…………」


 俺はそれぞれの様子を観察しながら、自分の番が回って来るのを待つ。


(この様子だと、ツーペアかAのワンペアといったところか)


 強気に来てはいるものの、その自信は完全でないようなので、少なくともストレートではないようだった。


 まあストレートであればチマチマと五百セルトや千セルトずつレイズせずに、もっと強気に来ているだろうからな。

 この様子を見た感じだと、レイズしているプレイヤーの役はツーペアかAのワンペアぐらいだと思われた。


「おい、お前の番だぞ」


 と、そんなことを考えている内に俺の番が回って来ていた。


「そうだな……レイズで」


 俺は悩んでいる振りをしながら千セルトをレイズする。


「コール!」

「……フォールド」

「……レイズだ」

「コールする」


 すると、五百セルトがさらにレイズされて、俺の番が回って来た。


(そろそろ吊り上げるのも限界か)


 もう吊り上げるのも限界なようなので、ここで終わらせることにした。


「レイズだ!」


 俺は一気に五千セルトをレイズする。


「何だ、いきなり? ……良いぜ、乗ってやるよ!」


 すると、それに一人のプレイヤーが乗って来た。


「では、ショーダウン(※21)だな」


 そして、ショーダウンとなって互いに手札を公開した。


「ストレートだ。……俺の勝ちだな」


 勝負に乗って来たプレイヤーは、俺の睨んだ通りAと9のツーペアだった。悪くない手札だが、残念ながら俺の勝ちだ。

 スロープレイ(※22)によって吊り上げて増やしたポット(※23)が、一気に俺の手元に流れ込んで来る。


「何だと!?」

「悪いな」

「ええい、次だ!」


 そして、すぐに次のゲームが始められる。


(スペードのAとダイヤの8か。Aはあるし、最初のコミュニティカードぐらいは見てみるか)


 大した手札ではないが、最初のコミュニティカードを見てみるぐらいなら良さそうなので、リンプイン(※24)して様子見してみることにした。

 全員がコールを宣言して、最初の三枚のコミュニティカードが開示される。


(ハートのK、クラブのJ、スペードの3か。……弱いな)


 これだと大した役は狙えないので、フォールドすることも選択肢に上がる。

 だが、全員が自信無さげにリンプインしていたことから、スターティングハンドが弱いのは他のプレイヤーも同じのようだった。


「チェック」

「チェックだ」

「レイズ」


 フロップが始まるが、ここでも消極的なアクションが続く。


(ちょっと仕掛けてみるか)


 ハンドが弱いことは半ば確定なので、ここはブラフで仕掛けてみることにした。


「レイズだ」


 俺はここで三千セルトをレイズする。


「……フォールドだ」

「フォールドする」


 それを受けて、次々とプレイヤーはフォールドしていく。


「……コール」

「ええい、コールだ!」


 その結果、残ったのは俺を含めて三人になった。

 そのままターンになって、四枚目のコミュニティカードが開示される。


(クラブの9か。ハイカードになりそうだな)


 ハイカードになりそうな勢いだが、このまま強気なプレイを続けることにする。


「レイズだ」


 俺はさらに三千セルトをレイズする。


「…………」


 すると、それを受けて二人の手が止まった。実際の俺の手はハイカードなのだが、先程のストレートがよぎってか、強気に動けないでいるらしい。


「どうした? 自信が無いようだな?」


 俺はその隙を逃さずに揺さぶりを掛ける。


「……フォールドだ」

「……フォールドする」


 すると、二人はその圧に負けてか、勝負を降りてしまった。


「……さて、次のゲームを始めようか?」


 そして、俺はその後もこのテーブルでゲームを続けた。








※1 テキサスホールデム

各プレイヤーごとに配られる二枚の手札(ホールカード)と、全プレイヤー共通の五枚のカード(コミュニティカード)の計七枚の中から五枚のカードを使って役を作って競うポーカー。


※2 ディーラーボタン

プレイヤーの中で最も最後にアクションできるポジションに渡される。

他のプレイヤーの動きを見てからアクションできるので、一番有利なポジションになる。

「ディーラー」とあるが、カジノ側の人間や親などという意味ではない。


※3 ブラインドベット

カードを見ずにベットすることで、強制ベットを意味する。

ディーラーボタンの置かれたプレイヤーの左隣とさらにその左隣のプレイヤーが行う。


※4 スモールブラインド

ディーラーボタンの置かれたプレイヤーの左隣のプレイヤーが行う強制ベット。

後述するビッグブラインドの半額になる。


※5 ビッグブラインド

スモールブラインドを行ったプレイヤーの左隣のプレイヤーが行う強制ベット。


※6 スターティングハンド

プリフロップ(※10参照)で配られる二枚の手札のこと。


※7 コール

他プレイヤーと同額をベットして、引き続きゲームに参加すること。


※8 アクション

自分の番で行う行動のこと。

コール(※7参照)、チェック(※14参照)、レイズ(※12参照)、フォールド(※13参照)、オールインから行動を選択する。


※9 コミュニティカード

全プレイヤー共通の五枚のカード。


※10 プリフロップ

計四回行われるベッティングラウンド(アクションを行うラウンド)の内の最初のベッティングラウンドで、スターティングハンドが配られた後に行われる。


※11 フロップ

コミュニティカードが三枚開示された後に行われる、二回目のベッティングラウンド。


※12 レイズ

チップを上乗せしてベットすること。


※13 フォールド

今までベットしたチップを諦めて、現在の勝負から降りること。


※14 チェック

何もせずにパスすること。

既に必要分のチップをベット済みのときにのみ可能。


※15 スーテッドコネクター

スターティングハンドが同じ柄の連続ナンバーであること。

ちなみに、連続ナンバーの場合はコネクター、同じ柄の場合はスーテッドと言う。


※16 アウツ

勝利するために必要なカードの残り枚数のこと。


※17 ターン

四枚目のコミュニティカードが開示された後に行われる、三回目のベッティングラウンド。


※18 ルース

積極的にゲームに参加して、レイズに対してもなかなかフォールドしないプレイスタイルのこと。


※19 リバー

コミュニティカードが全て開示された後に行われる、最後のベッティングラウンド。


※20 ナッツ

その時点での最強のハンドのこと。


※21 ショーダウン

全てのベッティングラウンドを終えて、互いのハンドを公開すること。

これによってゲームは最終決着を迎える。


※22 スロープレイ

強いハンドを持っているが、それを主張せずに相手にチップを賭けさせることを期待するプレイのこと。


※23 ポット

プレイヤーがベットしたチップを貯めておくチップの山のこと。

基本的にはテーブルの中央かディーラーの手前にある。


※24 リンプイン

ビッグブラインドに対してコールすること。

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