双魄のエリュシオン ～誅戮の転生者～

第1章 キャラクターデータ

　このページではその章で初登場及び情報の更新があったキャラクターのその時点での情報などを纏めています。

　既存のキャラクターで情報の更新が無かったキャラクターに関しては特に記載していません。

＜キャラクター＞

【エリュ・イリオス】

　異世界に転生したこの作品の主人公の男性。

　転生前は「エリュシオン」と名乗っていて、二つの人格を持つ二重人格者だった。

　転生前は悪人を狙って殺戮を繰り返していた大量殺人鬼で、『殺戮の執行者』という二つ名を持っていた。

　異世界に転生してからは「エリュ・イリオス」と名乗っている。

　転生に際して人格を分離して、「エリュ」と「シオン」という別々の存在になったので、今はもう二重人格者ではない。

　元々一つの存在だったとだけあって、シオンのことは大切に思っている。

【シオン・イリオス】

　この作品の主人公であるエリュのもう一つの人格だった女性。

　転生に際して人格を分離したので、確かな一つの存在になった。

　元々一つの存在だったとだけあって、エリュのことは大切に思っていて、彼にべたつくことも多い。

　その度にエリュは面倒そうな態度を取ってはいるが、彼はそのことを悪くは思っていないようだ。

【マキナ】

　エリュとシオンを異世界に送り込んだ神を名乗る者。

　エリュが短時間会話しただけなので、何者なのかの詳細は不明。

【ミーシャ・アルノア】

　冒険者ギルドに勤める獣人（ビースト）の女性で、狐のような黄色い耳と尻尾が特徴。

　同じ冒険者ギルドに勤めるエルナとは仲が良い。

【エルナ・フォルトリア】

　冒険者ギルドに勤める元冒険者の女性。

　以前はルミナと『月夜の双璧（ルナティアレゾナンス）』というパーティを組んで活動していた。

　元冒険者だと本人は言っているが、冒険者のライセンスは返納していないので、記録上は今も冒険者になっている。

【ルミナ】

　錬成魔法道具店を営む元冒険者の女性。

　冒険者時代はエルナと共に『月夜の双璧（ルナティアレゾナンス）』というパーティを組んで活動していた。

　本人曰く、元Ｂランク冒険者らしい。

　冒険者としての一線を退いた後は魔法道具店を経営して生活していて、トップクラスの錬成魔法の使い手である彼女の店には多くの冒険者が訪れている。

　名前のファミリーネームの方は名乗っていないので不明。

【ミィナ・ルルリア】

　ルミナの魔法道具店で働いている少女。

　ワイバスの近くにある村の出身で、街には出稼ぎに来ている。

　今の環境を好ましく思っていて、街に永住するつもりのようだ。

【リーサ・マグノス】

　ルミナの魔法道具店で働いている少女。

　一年にも満たない短期間ではあったが、冒険者として活動している時期もあった。

　だが、口が悪くトラブルになることが多かったので、エルナに勧められてルミナの店で働くこととなった。

　相変わらず口は悪いが、店に同居しているメンバーとは仲が良く、数少ない友人である。

【アリナ・フォクセン】

　冒険者パーティ『緑風の紡ぐ空（ブリズドアイビー）』のリーダーでＣランク冒険者の少女。

　リーダーとしての素質は高く、普段の活動でも戦闘でも持ち前のリーダーシップを発揮して、リーダーらしく皆を引っ張っている。

【ステア・テストック】

　『緑風の紡ぐ空（ブリズドアイビー）』のメンバーでＤランク冒険者の少女。

　過去のことに関しては本人が話したがらず、誰にも話していないので不明。

【ミリア・ククレット】

　『緑風の紡ぐ空（ブリズドアイビー）』のメンバーでＤランク冒険者の少女。

　ワイバスの近くの村の出身で、回復魔法が得意だったので冒険者として活動しようと思って街に出た。

　自身の戦闘能力は非常に低いが、得意とする回復魔法や補助魔法でパーティを支援して活躍している。

【レーネリア】

　『緑風の紡ぐ空（ブリズドアイビー）』のメンバーと共に活動していて、魔法使いとして活躍している少女。

　何故か本名を使わずに「レリア」と名乗っているようだが、その理由は不明。

　名乗っていないのでファミリーネームの方も不明。

【アーニャ・フェルノット】

　冒険者パーティ『新緑を繋ぐ意思（オリジンガーディア）』のメンバーのＳランク冒険者の女性。

　ある日一人で日向ぼっこをしていたところをメイルーンに発見されて、そのまま成り行きで『新緑を繋ぐ意思（オリジンガーディア）』のメンバーに加わることとなった。

　実力は確かなのだが、物事をあまり考えずに動くので問題を起こすこともしばしば。

　エリサと関係の深い人物のようだが、その関係などは不明。

【レイモン・サック】

　『新緑を繋ぐ意思（オリジンガーディア）』のメンバーの男性。

　回復魔法を得意としているが、パーティメンバー（特にアーニャ）の戦闘能力が高く、怪我をすることがほぼ無いので、戦闘では出る幕がほとんど無かったり……。

【メイルーン・ノーツィア】

　『新緑を繋ぐ意思（オリジンガーディア）』のパーティメンバーのエルフの女性で、ワイバスの街の冒険者ギルドのギルドマスターであるレイルーンの妹。

　見た目は三十代だが、エルフは長寿なので実年齢はもっと上。

　以前はレイルーンと共に活動していたが、彼女がギルドマスターになってからはしばらくソロで活動、そして数年前に『新緑を繋ぐ意思（オリジンガーディア）』を結成した。

【レイルーン・ノーツィア】

　ワイバスの街の冒険者ギルドのギルドマスターであるエルフの女性。

　元Ｓランク冒険者で、その実力は今でも健在。

【エリサ】

　市場で初めて会った謎の少女。

　親交のある者の中にもその正体を知る者がいないので、色々と謎が多い。

　主人公であるエリュに積極的に関わって来ているが、その理由は不明。

＜地名＞

【ワイバート】

　主人公であるエリュが住むこととなったこの作品のメインの舞台となる国。

　エリュは国の中心付近にある人口、面積共に国内最大を誇っている首都ワイバスに住んでいる。

　ワイバス以外にはワイバスの北にあり北の国境に一番近いロクレットやワイバスの南にあり南の国境に一番近いライカスの街などがある。

　西の国境はノースレイヴから続いている山脈になっていて、国の東側には霧の領域と呼ばれる特殊魔力地帯がある。

　国土は南北には700km、東西には1000km程度と他の国と比べると小さい国ではあるが、資源は豊富で治安の良い豊かな国。

【ノースレイヴ】

　ワイバートの北にある国で寒い気候が特徴。

　ワイバートとは友好的な関係で、交易も盛んに行われている。

　国境の北側から西側は雪山による山脈に、東側は特殊魔力地帯である霧の領域になっていて、自由に出入りできるのは南側のみなので、他の国とはあまり交易は行われていない。

　首都は国の北の方にある街であるスノーファで、寒い気候の地域に生息する魔物の素材が多く取引されている。

【アールカイド】

　ワイバートの南にある国で、食料の生産が盛んに行われている。

　食料の生産は国の各地で行われているが、それらは一度国の中心付近にある首都のアストアに集められて、そこから外国を含めた各地に流通している。

　なので、アストアは多くの行商人が集う街となっている。

【レグレット】

　アールカイドの南にある国で、ルミナとレーネリアの出身国。

　首都であるリグノートではエンドラース家とルートライア家とハイスヴェイン家が覇権争いを繰り広げているので、かなり治安が悪い。

【ガーグノット】

　ワイバートの東の特殊魔力地帯を挟んで東にある国。

　周辺国を攻め落として発展してきた侵略国家だが、ここ数年は負けが込んでいてその発展に陰りが見えてきている。

【霧の領域】

　ワイバートの東にある特殊魔力地帯で、魔力の流れを阻害する効果のある霧が発生している。

　面積はちょうどワイバート、ノースレイヴ、アールカイドの三国を合わせたぐらいの広さがある。

　稀少な素材が採れるので隣接する周辺国は自国の領土に加えようと動いているが、どこもうまく行っていない。