結 人類の未来のために

SDGsにおいては、

5Psファイブピーズといわれる5つの要素もあげられています。

先に述べた4つの政策をそれと対応させて、

SDGsの内容を再確認したいと思います。


Planet(地球=環境)は、

環境的持続可能性のことで、主に技術的政策の要素。

Prosperity(繁栄)は、

経済的持続可能性のことで、経済政策の要素。

People(社会)は、

社会的持続可能性のことで、社会政策と人的資源政策の要素。

Peace(平和)とPartnership(協働)は、

政治的持続可能性のことで、行政管理政策の要素といえます。


5Psでは戦争や犯罪がPeaceに入っていますが、

これは、SDGsが協働を尊び、各国や国民を、

共に政策を担う主体として重視しているという、

先進的な行政管理政策の表れとみることができます。


5Psでは社会政策が経済政策と切り離されて、

人的資源政策とまとめられていますが、

両者は元々関係が深いので、保健福祉政策のように、

結びつけられることが多いです。


持続可能性については、政治的持続可能性を含むかで、

三分説と四分説がありますが、ここでは後者をとりました。

すると5PsのPeaceとPartnershipは、

まさに政策の巨大化と分権化を示す言葉といえましょう。


以上から、SDGsが人類の未来のために、

文明活動の持続的発展を図る政策であることが分かりました。


SDGsのような政策と、それをかなえる新技術により、

地球における文明活動の持続可能性が達成できれば、

さらにその経験を宇宙船や他天体での生活に活かして、

本格的な宇宙進出に役立てることもできるでしょう。


次世代技術と人間的な政策による、

人類文明の持続可能性の実現に期待します。

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SDGsと文明論 平 一 @tairahajime

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