第二部 あらすじとキャラ紹介(忘れた人向け)
第二部あらすじ
手狭になった宿を引き払い、家を購入することに決めたマリーとエリー。
そのときエリーより破格の物件がギルド経由で紹介されている事をしる。
ギルドで確認したところ、その物件は幾度も冒険者達が任務を失敗している通称お化け屋敷だった。
館の持ち主である領主のメチャクチャな条件もなんとか片付け、お化け退治へと乗り出す二人。
半透明のお化け達、顔のないメイドが集ってくるがエリーの尽力によりお化けとコミュニケーションを取ることに成功した二人。
話を聞くと彼らのご主人さまと呼ばれる人物が閉じ込められており、そのご主人さまを開放する必要があるらしい。手伝うことを決めた二人は次々と封印を解いていく。
最後の封印を解いて現れたのはかつて魔族を作った者、千年前に封印された自称魔王のリッチ・ホワイトだった。
自称魔王を復活させた二人は黒幕がいることを知る。
その黒幕こそかつて魔王ファウストが生み出した古き魔族、ロマックだった。
ロマックのスキルにより傷つくリッチ・ホワイト。
マリー達は苦しみながらもロマックを倒すことに成功した。
館を手に入れた二人はパーティーを開催する。
新しく仲間に加わったリっちゃんと、共に祭りを開催した。
そこで絡んできたのはB級冒険者パーティ、『オーガキラー』のメンバーだった。
オーガキラーはその実力を証明するため力比べを挑む。
見事に力比べに勝利したマリーは、怪我を癒やしてもらい、祭りを見事に終了させた。
■第二部 キャラ
【リッちゃん(本名リッチ・ホワイト)】
元男の娘で英雄願望の持ち主。中二病。
自らが生み出した初代魔王ファウストによって封印されていた。
基本的には能天気。
かつて魔法の天才と呼ばれており、すべての魔族の生みの親のほか、十代の頃に自らをアンデッド化させる方法を生み出していたりする。
また、召喚魔法の開発者でもある。
悪魔や精霊と契約していた時期もあったが、長い封印のお陰ですべての契約が切れている。
何気に各地で起きている千年前のあらゆる問題を(初代魔王ファウストと共に)解決してきた英雄だが、恋のもつれがきっかけで封印されたためマトモに名前は残っていない。
【メイ】
リッちゃんが生み出した使い魔の一人。
割とポンコツだがしっかり締めるところは締めている。
初代魔王と同様、使い魔の一人だったがリッちゃんの実験により子供を作れるように後天的に性別を与えられた。
その際に無意識にリっちゃんの理想の体型となっている。
女性としての性別を与えられた結果、メイと魔王ファウストは自分が持っている感情が恋であることを知る。
魔王ファウストとは茶飲み仲間にして友達。
封印された事で不信と混乱の只中にあったが、主人であるリっちゃんと話をすることでその理由を知る。
【ロマック(ロマ)】
武術の達人で初代魔王によって作られた魔族。
リッチ・ホワイトが復活した際にはその息の根を止めるため元々初代魔王ファウストによって刺客として封印されていた。
封印が解けてからは老いが始まったため、子爵領に潜伏して機を伺っていた。
スキルは『苦ズレ逝ク者』。いくつかの条件を満たすことで相手の全身を切り裂き、同時にじわじわとその傷を広げさせる。
条件とは、一定時間の会話、適切な距離、距離中に障害物がないこと、発動させるには挨拶をすること等。特に会話は時間が長ければ長いほどよい。
スキル発動の条件は厳しいがうまく条件を満たせば大抵の相手は即死させることができる。
今回はリッちゃんに使用することで暗殺を図ったが、リッちゃんがアンデッド化していたことで即死させることができなかった。
それによりマリーに暗殺を妨害される事となった。
リッちゃんごとマリー達を倒すため、魔族特有の<変身>を使用して巨大な狼となったが、リッちゃんの持つ魔法により倒された。
魔族の変身とは魔力を肉体に変化させることで、強大な力を持った別の姿に変える固有魔法。原理はリッちゃんの〈受肉〉と同じだが、魔力が膨大であればあるほど強大な再生効果をもたらすため、。
初代魔王がリッちゃんの魔法を参考に生み出し、伝承した魔法である。
【ファウスト】
歴史に残っている初代魔王。
伝承によるとその姿は邪悪そのものであった、悪魔のような風貌などと書かれている。
実際は寝る前には必ず生みの親と一緒じゃないと嫌な金髪のゴスロリ少女。
生み出される際に複数の悪魔や精霊の肉体を素体としており、超火力の持ち主だったが色々と不器用だったため、うっかり各地を破壊した爪痕が今も残っている。
失恋のショックから生みの親であるリッチ・ホワイトを封印した。
リッチから魔法を熱心に学んでおり、本人も莫大な魔力を持っていたため彼女自身が魔族を作ることができた。
ちょっとヤンデレ。
最終的に力が衰えたところを生み出した魔族に討たれる。
【ルビー】
B級冒険者パーティ『オーガキラー』のリーダー。花も恥じらう二十代前半
筋肉をこよなく愛し、筋肉で全身を覆う愛すべきバカ。
その鍛え上げられた筋肉はスキル抜きでもC級の男と互角にやりあえる。
スキル:『戦鬼』は近接能力がすべて底上げされる。
マリーとの試合中にやった魔法の無効化、飛ぶ斬撃などはこのスキルからの派生となる。決して筋肉ではない。
彼女が変化球的なスキルを手に入れても使いこなせなかった可能性が高いので鬼に金棒である。
マッソー村では力自慢で村の中でも人一倍強く、その豪放さから嫁の貰い手もなかったことから冒険者になった。
曲がりなりにもB級冒険者としてあちこちを回っているため、意外と顔は広い。
【サファイ】
ルビーの妹。『オーガキラー』のNo2。
そそっかしい姉が村から出ていくというので、心配してついてきた。
姉の組手に付き合っていたら自然と強くなってしまった。
顔は悪くないし、姉より頭も回る。だがやはり脳筋である。
村の訛りが抜けないことを気にしている。
【おばけたち】
メイと一緒に封印されていた使い魔達。
館の使用人として今日も部屋を掃除する。
体は魔力で主人とつながっており、主人が死なない限りは復活できる。
不死の反面、ちょっとしたものは持てるが、重いものは持てない、常時実体化ができないなど色々と制約が多い。
【ファンクラブの皆】
どこかの商会長から街の門番に至るまで、多様な人間が集う場所。
普段は仮面をかぶって知らぬふりを決め込んでいるが、お互いが何となく察していたりする。
噂では別の領地の人間もいるらしい。
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