#2王家の宝玉

王家の宝玉それは、莫大な力を持った玉だった。


それは、王家の血が濃い者にのみ与えられ、

それを使役すれば、1日で国を破壊しその国の王と敬われるほどの莫大な力だ。


だが、この数百年王家に玉を持つものがいなくなった。


そんな世の中で生まれた私は数百年ぶりの玉持子王家は、私を囲い込むようにして婚約を発表した。


そんな私が平民のふりをしている理由それは、帝国貴族の廃止の為だ。


このイシュタリカ帝国の大半の貴族は、帝国貴族と呼ばれている。


帝国貴族は、貴族を特別な存在と思い平民たちを気遣わない横暴な政治を行っている者たちへの他国からの蔑称だ。


だがそれは決定的証拠がなければ無礼討ちとして、処理されてしまう。


だが、どうだろう公爵令嬢である私を虐ているとしたら、大半の貴族の子弟達は、職を失い信用を失う。


こうすれば、未来の帝国貴族を少なくすることができるのだ。


それに少し血が薄くとも私は、皇位第三位継承者。


皇族に傷を付けた場合処刑は、免れない。


通常、18歳未満の子供が罪を犯した場合

その罪は、両親が払うこととなっており、

今世代の帝国貴族も居なくなるのだ。


これを計画したのは、皇帝陛下と軍将である父上それに、魔導師長アーリフェクト、宰相グランドエース。


もはや私に拒否権は、無かった。



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今あなた達が虐めているのは公爵令嬢なのですが… 楼蘭 @rara712712

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