葬儀屋にて
@styuina
第1話
ビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウ
「まったく、こんな天気の悪い日に死なんでもよいだろうに」
パンパンと着ているコートの裾を叩く男に、葬儀屋は苦笑いをしながら、こう返した。
「仕方ないよ」
「なんだって?」
「仕方ないよ、あちらさんも都合良く亡くなるわけにもいけないからね!!!!!!」
「そりゃそうだ!!」
「とりあえず中に入りな」
ビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウ
「それで、今回の無縁仏は誰だい?」
「なんか詐欺師だったらしいよ。お偉いさんの息子をダマくらかそうとして、失敗したんだと」
「へえ」
その遺体は今火にくべられていました。高温の炎が彼の身を焼きます。
ゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウちゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウゴウちーん
「やあ、おわったようですよ」
「じゃあ、行きましょうか」
そうして、彼らは集団墓地にきて袋1つになってしまった遺体を埋葬するための穴を掘ります。
ビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウビュウザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザク
「ふう、ようやく終わった」
「お疲れ様」
「ところで、この詐欺師の名前ってなんだい?」
しばらく首をかしげた男はこう答えました。
「たしか、トマス・チャタトンだったかな」
葬儀屋にて @styuina
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます