登場人物紹介&茶番付きキャラ設定解説

 作者と性癖さんとプロットさんの掛け合い付き人物紹介です。

 通常の紹介の他にキャラが出来た経緯やコンセプト説明などがあります。

 その性質上物語の今後の展開が分かる可能性があるので、掛け合いを含めそういうのが苦手、もしくは駄目な方は飛ばしても大丈夫です。


 作者     = 進行役

 プロットさん = 設定の解説役

 性癖さん   = 性癖


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登場人物紹介


 ノルド/カラク村のノルド

 本作の主人公。サラとは幼馴染の間柄で、彼女の事が大好き。しかし毎日彼女に告白をしても後述の理由によって玉砕している。サラと同じ捨て子であり、彼女と一緒にカラクに拾われている。だがノルド自身、体内マナが命に関わるレベルで低く、そのせいで幼少の頃は余命宣告される程病弱だった。今はサラに対する恋心によって気力が充実しており、普通の人より健康になっている。

 大人顔負けの筋肉と身体能力を持っており、筋肉は例えると全盛期シュワちゃん並の筋肉ムキムキマッチョマンで、身体能力はろくに訓練していない状態でも熟練戦士並の才覚を持っている。また非常に怪力で、サラへの愛を叫べば叫ぶほど強くなる体質。


作者「本作の主人公です」


プロットさん「愛を叫びながら戦う物語を考えた時に真っ先に生まれたキャラですね」


性癖さん「っぱ筋肉よ。筋肉こそ力、マッソーパゥワー。強い=筋肉、これだね」


プロットさん「筋肉と愛は世界を救うんです。だから筋肉ムキムキマッチョマンにしました」


作者「あの、話を戻してください」


プロットさん「この物語は他人にも自分にも恋に、愛に、全力で突き進んで世界を救おうとする物語となっております。その物語を考えた結果、こういう熱血王道系主人公になりました」


性癖さん「でもやっぱ熱血を表現するとなると……筋肉だよね」


プロットさん「筋肉ですね」


作者「性癖さんはちょっと黙ってて」




 ◇




 サラ/サラ・ラルクエルド

 本作のメインヒロイン。ノルドとは幼馴染の間柄で、共に捨て子であった仲。医療知識に秀でており、村の中では幼い頃から医者のような仕事をしていた。にも関わらず性知識に関するレベルがノルドと同程度の低さなのは、育ての親であるカラクが過保護故にまだ早いと考えているため、それらの知識とは引き離されていた。

 女神ラルクエルドとの間に何かしらの因縁があり、幼少の頃から女神ラルクエルドに人生を干渉されている。その最たる物が、勇者以外の人間に惹かれないという呪いを掛けられており、更に勇者に対する無条件の好意と勇者と結婚するという無意識的な強迫観念に囚われている。

 上記の呪いのせいでノルドの告白を断っているが、近年ではノルドの献身的な対応によって徐々に軟化されており、当初は無表情で断っていた告白を申し訳なく断るようになっている。


 そして勇者であるノエルがノルドに対し好意を抱いていると知った彼女は、その胸の内に複雑な想いを抱くようになり……。


作者「この物語のメインヒロインですね」


性癖さん「いえーいやったー黒髪少女やっほーい!!」


作者「フルスロットルだなコイツ……」


プロットさん「幼馴染に恋をしている主人公と考えた時、上記の熱血な性格だとすぐ告白してしまって物語が早く終わるのではないかと考え、色々な恋の障害を設定したらこうなりました」


性癖さん「神による介入、勇者と聖女、三角関係、その他諸々……拙者、ドロドロ修羅場が大好き侍……義により助太刀致す……」


作者「コメディタグ付いてんのになんでこんな設定に……」


プロットさん「因みに、いつまで経っても主人公と付き合わない、呪いのせいで勇者に懸想しているなどでヘイトを買ってしまうのではないかと考え、また主人公に相応しいヒロインはと考えた結果、性格は女版ノルドみたく明るい性格になりました」




 ◇




 ノエル・アークラヴィンス

 メインヒロインの一人。ノルドとサラの親友にして魔王を討伐するために選ばれた勇者。母親譲りの美貌を誇っており、幼少の頃は見知らぬ人からは女性と認識される程。しかし父親に対するトラウマが生まれた際、徹底的に男性としての振る舞いを強制された結果、今では周囲からは中性的な容姿の男性として認識されている。

 実は女性の魂が何らかの理由で男性の肉体として生まれた人。女性の感性なのに男性の肉体である現状に苦しんでおり、母親譲りの女性的な容姿といくら鍛えても華奢な体型に生まれた事に安堵している一方、男性の肉体に対して違和感を抱き、就寝する時などの一人きりではブカブカな格好で少しでも己の体の輪郭を隠すようにしている。

 ノルドと知り合い、徐々にノルドに惹かれていく中、悪魔との戦いで恋を自覚させられる。その後、人類のため、友人のため、自らの恋心を封印しようとするが、致命傷を受けたノルドを見て動転。ノルドを失いたくない思いによって聖女にしか使えない筈の『奇跡』を発現し、ノルドを完全に治すために自らの恋を、愛を口にした。


 その行動がサラに見られているとは知らずに……。


性癖さん「拙者、TS薄幸美少女風美少年ドロドロ修羅場曇らせ展開盛り盛り一歩間違えればヤンデレになる系ボーイッシュヒロイン大好き侍……この癖を広めるために開戦致す……」


作者「癖が強いんじゃあ……」


プロットさん「恋の障害になるために、三角関係担当のキャラを用意しましたが癖で設定を重くしてしまい結果……」


作者「癖で設定を重くってアンタ……」


プロットさん「このキャラも幸せになって欲しいと考えメインヒロインに昇格させました」


作者「えぇ……」


プロットさん「でも主人公はヒロイン一筋なんですよね」


性癖さん「ね」


プロットさん「どうしよう……」


作者「えぇ……」




 ◇




 ヴィエラ・パッツェ

 ヒロインの一人。十九歳。面倒見がよく、ツッコミ気質。王国一の女騎士であり、世界から見てもトップクラスに位置する強者。始まりの国で出会う仲間のレベルじゃない。

 彼女の防御力を突破出来るか否かで絶望的な展開が作れる非常に使いやすいキャラ。そして盾で戦うキャラのため、そういう王道から外れた系の武器が好きな作者にとってお気に入りのキャラの一人でもある。

 貴族出身ではあるが、馬車を競わせるデスキャリッジレースが好き、言葉遣いや趣向が庶民的などどこか貴族らしくはない。

 例に漏れず彼女自身も秘密があり、旅を続けていく内に不穏な状況になりつつある。


作者「まだメインを担当していない内はこれ以上紹介出来ませんね」


性癖さん「拙者、面倒見のいい姉御肌ヒロインが曇る展開大好き侍……義によって助太刀致す……」


作者「コイツどの勢力にも湧いてんな……」


プロットさん「勇者パーティーといったらタンクでしょうと考えた際に生まれたキャラクターです。そして癖によって設定を重くしてしまい結果……」


作者「さてはコイツ致命的にコメディというジャンルに向いてないな?」


プロットさん「このキャラもヒロインに昇格させました」


作者「お前のヒロイン認定ガバガバかよ」




 ◇




 ノンナ・ノーン・ノイナ

 ヒロイン兼マスコット。エルフ族の一人で、五十歳生きてる尊大な幼女。ただし人間換算すると五歳になるためマジもんの幼女である。古風な口調で喋る幼女で所謂のじゃロリ。聖術に関する天才的なセンスを持っており、知識欲も旺盛。パーティー内屈指の知性派……なのだが些か不憫な宿命の持ち主であり、事ある事に散々な扱いを受けている。主に馬から。

 実はのじゃ口調は作りであり、自分の許容量を超える出来事に遭遇すると年齢相応の口調と性格が出てくる。


性癖さん「っぱロリ枠よな」


作者「まさかそれがこのキャラを作った理由か……?」


プロットさん「タンク、アタッカー、ヒーラーと来たらソーサラーと考えて作った賢者枠です。脳筋だらけなパーティーの中で物語の真実を暴き、推理させる進行役のキャラで非常に重用しています。あと、この名前を思い付いた時は天才かな? と自画自賛しました」


作者「因みに設定は重くしました?」


プロットさん「はい」


性癖さん「当然だよなぁ!?」




 ◇




 キング

 主人公の相棒。バトルホースと呼ばれる特殊な馬の種族であり、彼はその種族の突然変異種。ただでさえ通常の馬より大きいバトルホースの通常個体だが、キングはその通常個体よりも遥かに大きい体格をしている。

 プライドは高く、認めた者とその認めた者の身内以外背に乗せない。また一度受けた屈辱は根に持つタイプで、そのせいでノンナと喧嘩をしている。戦闘力は非常に高く、勇者パーティー全員が彼の戦闘力を頼りにしている。そのためマスコット枠はノンナに移動している。

 プライドが高いと言ったが、バカなノリに付き合うなど一線を超えない限りはフランクな性格をしている。


性癖さん「拙者、ジョジョ三部のイギーみたく戦うとカッコいい動物が大好き侍……義によって助太刀致すから拙者にもそれらのアニメや漫画、ゲームを教えてください……」


作者「ついに助けを求めやがった……」


プロットさん「最初はファンタジー冒険物に良くあるペット枠とか考えましたが、イギーの戦闘シーンを見たら考えが変わりました」


性癖さん「キングがメインの活躍はちゃんとあるから見とけよ見とけよ?」


作者「あれ? 性癖さんがまともに見える(麻痺)」




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 以上が主要なキャラの紹介と解説になっております。

 しかし当初考えた設定が物語の展開によって変わっていく場合もありますので、ご了承ください。


 次回からは「第三章ノルド、証明する」が始まります。

 ご期待ください。

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