拘り

「先生御飯で来たよ冷めちゃうよ」

僕が目を覚ますと目の前には女の子と言っていいのだろうか・・・否女の子と本人がそう本人がそう述べたならそうなのだろう


今日も朝が来た僕は朝が余り好きじゃない何方かと言えば夜の方が好き・・やはり僕自身に流れている物がそう本能に伝えて居るのだろうか


「魔族の血」


そう繰り返す言うけど「魔族の血」


其れが僕の中には流れて居るんだ・・お父さんとお母さんは何故結婚をしたのだろうか僕には解らないけど両親は猛反対をしたそうな


だからこそ俗世間的に言えば駆け落ち状態だとか言う言葉が似あうような関係で僕の否僕らの御父さんと御母さんは結婚をしたそうだ


まあ最終的にとでも良いのだろうか僕らを産む一か月の間其の二人の家族は此の二人の夫婦を家族として又受け入れる事を認めたそうだ其の御膳立てと言うかその様な事をしたと叔父さん自身は述べた


其れで何故叔父さんはその様な御膳立てをするのかは「正直な所何故俺が其の御膳立てをしたのかって簡単だ


俺自身の能力孤高の能力を使い世の中の常識とやらを乱してやる事も其れは其れでで面白く事だから叶わない二人の関係を認めさせてやっただけだ


良いか御前ら二人に言うがな俺は善人とか悪党とかそんな尺度測れるよう単純な存在じゃねえよ其れで測れる存在なら孤高の存在が落ちてしまうからな」そう言って居た


そう叔父ちゃんは基本的に僕が知る限りでは嘘を付けない人と言う感じなんだ・・だからこそ叔父ちゃんの気まぐれに因って僕はこの世に生を受け入れてもらう事が出来たんだ


「良いか人生と言う物は何が起こるか判らないだからこそ素晴らしいのだ其れを理解して生きないと駄目だぞ」と叔父ちゃんは口癖のように述べて居た自分自身を言い聞かせる感じで其の言葉を吐いて居た


「御前ら二人に言うがな御前らは何方の替りに成れない存在だ・・・そう御前らは御前ら自身二人で一人と考えて動いているがな何時かは己と謂う物を持って自身の人生を歩まなくてはならねえ


其れが生きると言う事だ故にどんだけ崇高で有名な存在に成ろうとも泥をすすって恥ずべき人生を送っても己と言う物を持って生き続けないと成らないんだ


だからこそオメエ等は己と謂う物を持ちづけて生きろ之は俺と御前らへの約束だからな」そう言う言葉も吐いていたっけな


「先生何ボートして居るの?ご飯冷めちゃうよ折角造ったのになあ朝ご飯を食べる事は大事な事なんだよ


もしかして先生の家族の事とか之からの事とか考えて居るの?そう言えば先生の家族は手紙とか書いて居たりしてるの」こうして僕は又自身の思考の海に潜って居た様だ


・・・そう言えば家族か今兄ちゃんは何処で何をして居るのだろうか魔王退治にでも行って居るんだろうか其の知るすべはない


だけど僕の替りに家で留守番をして居る可能性もゼロでは無いなあ・・其れか僕の事を心配をして僕が最初に向かったピレネー山脈の方に行ったんだろうか


さて御飯でも食べよう

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