其の笑顔

「笑顔が人を幸せにする 笑顔が心の余裕を潤いを産ませる事が出来る」その様な事を述べた人が居た


其の笑顔に何の価値が有るのかは人其々だと私は思うが先生の笑顔は他の人が見る際には心の底から笑って居る雰囲気がない


何でか私には人の感情を簡易的にだが可視化をする力が備わって居る故に先生の感情の色は「黒色」なんだよね


そう黒色を表す色の意味は「闇と空虚の色」そして此の色を出すと言う事は「果たして自分と言う存在が有るが儘に生きて良いのだろうか」と言う色なんだよね


だからこそ先生は笑顔をしても「目の前の人は応援をして居るが何れ楽します役が別の人が現れるだろう僕は空くまでも其の人が来るまでの代理又は前座みたいなもんだから僕が奏でたいと思うが儘に奏でるか」


・・・「僕は空くまでも誰かの代わりなのかなあ」と言う風な考えが如何しても沁みついてしまって居る


だからこそ先生に対して私は「ロンちゃんは僕と出会って今幸せだと思う?」と唐突に言う事もちらほらある


だからこそ内心では私と言う存在は先生にとってどんな存在なのかは判らない・・まあ人は其々の価値観を持ち生き方を持って居る


私が目を覚ますと深夜の真夜中で有った先生は何時も一人で月を見ているそして月を見ながら独りで唯々バイオリンを弾いている


そう只盲目に有るが儘に自分の弾きたいように弾いていた故にしっとりとしたと言う言いと言うかゆったりとした時に激しく其れこそ思うが儘に気儘に弾いて居るんだ


そして私は其の時にオーラ見たいな物を見た際に先生の雰囲気は「青色」と謂えば良いのだろうか言い方が浮かばないけども例えで言えば「晴天の空のような色」そんな感じなんだ


だからこそ迷いもない憂いもない悲しみと成り得る鼠色の曇天とした面持ちを先生の精神には何と言うんだろう美しいなあと言う感情を湧き上がらせてしまった







・・・そう言えば私の前世と謂う物は心の底から笑えた人生を送る事が出来ただろうか


ああ今振り返れば私の前世自分自身の為に心の底から笑った事なんて無かったなあ私が笑う事をして居たのは愛想笑い苦笑いと言ったそう言う傍から見たら本心から出た笑いじゃないから


「前世で何時から私は笑う事が出来なくなったんだろう」辞め辞め前世は前世なんだから今はラスボス予定に未だなりかけている先生の音楽を唯聞いている方が幸せなのかも知れないよね


そう私の前世で知る存在なんて此の世界に居る訳がないじゃない・・まあ私のように全の記憶を持って居る存在は居るかも知れないけど


はあ私の存在を知る人なんていない私は此の世界に来てから一度の自身の前世の名前を知って居ても私は有名人でも無い世間の人は「私の本当の名前」なんぞ知らないだろう


だからこそ例え前世が同じ日本連邦の生まれの人が居ても私は前世での名前を吐かない限り無理よねそう無理なんだよね


・・・・もし此の世界で私と同じような境遇を持つ人が居れば何を思いそして何を成して行動を起こすんだろうか其の人が独裁者の真似事をしなければいいんだけど


今ある生活に生きがいを見出して私は先生の飾らない音楽を聞き込んで又眠りに付く事に決めたんだ・・お休み先生貴方が貴方らしく之からも共に笑い合える人生を送りましょ

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