僕の為
僕自身が音楽を奏でる理由は僕自身の為に弾いている弾く理由は音色が好きなんだ其れ位しか理由が思いつかない
並行世界の人達で音楽が好きな人はどれ位居るんだろうか僕には解らない兄ちゃんが吐いた夢と言うか並行世界で六十億人の人間が暮らしているそうだ
だけども全ての人が幸せに暮らせていないそう・・やはり如何しても其れが世の中の真理なのかなあ
そう昔の哲学者がこう述べて居た「世の中に絶対的な幸福も絶対的な自由も絶対的な平等なんぞ存在しない
何故存在をしないのかは人は生まれた時間と場所を自分の意思で選択をする事が出来ないのだから」そう言う格言を吐いたんだよね
「先生 皆が待っているよ演奏をしようよ」そう言って声を掛けてくれるのは今僕と一緒にいてくれている存在
「如何したの先生バイオリンなら其処にあるから早くしないと」そうせっつく存在が今僕の傍にいてくれる守りたいなあと思う「風ちゃん」と言う人間でも龍にでも何方とも区別して判断をする事の出来ない存在と言えば良いのだろうか
今私とこの子が居るのは幸せな事だ・・・・そう幸せな事なんだ「失いたくない」「たわいもない当たり前の言葉を語り合いたい」そう言う存在なんだ
僕は今日もバイオリンとかを弾いたりチェロを弾いたりする其れで今いる此のバー「シルバニアの夢」では今日も音楽を僕は奏でている
世間では音楽を「音を楽しむから音楽ていうんだよ」と専門家と言うべき人が挙って述べる言葉だけど僕はあえてこう述べたいんだ「気楽に音色を感じる」
だからこそ「有るが儘に吹いたり有るが儘に奏でたり有るが儘に聞いて酔いしれたりする事」其れが音楽だと思う故に音楽を「魔性成る物」と捉える考え方もできる
・・・そう残念ながらとある宗教のとある派閥の考え方では「宗教は人々の神の教えを邪魔をする者だ故に楽器なんぞ使うんじゃねえ」そう言う風に解釈をして楽器すらも燃やす派閥も存在する
・・・・魔性の物か僕自身ある意味では「魔物の血が流れる存在」と捉える事も出来る兄ちゃんはそうでも無いが僕は朝と言う物が好きではない
多分だが叔父ちゃん曰く「どうやら御前さんは先祖返りの類いかも知れねえな・・まあ俺自身に害がなければそんな些細な事如何でも良いんだがな」そう少しばかり遠くの景色を見る感じで淡々と述べて居たんだ
「すごいなあ」 「いいぞ」 「また演奏してね」 「すごい」
「最高」 「サイン頂戴」 「良かった良かった最高に良かった」
「流石」 「此れからも演奏よろしくね」
「ぱちぱち」「パチパチ」「ぱちぱち」「パチパチ」「ひゅーひゅー」「ヒューヒュー」「ぱちぱち」「パチパチ」「ヒュー」
僕は唯音楽を思うが儘に弾いて居るんだけども・・何故だろうなあ何故か知らないけど多くの人が僕の奏でる者に喜びを感じる雰囲気が存在していたんだ
・・やはり僕が奏でる音程と言う物が多くの人からして見れば幸せな物だと感じて居るからなのだろうか其れとも僕の流れる魔族の血と言う物が人知れず此の人の心に俗に言う「洗脳」みたいなものをした結果なのだろうか
だからこそ此の奏でている物が「此の僕の奏でた代物を喜びを感じろ」と間接的に洗脳をして居るんだろうか
・・・だけど多くの人が不幸じゃないのなら其れに越した事は無い筈だよね故に僕は今日も今日とて音を鳴らして此のバイオリンの音色に希望だとか夢だとか癒しを感じられる様に生きていこうと思うんだ
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