第8話 梅1.00ホーチュンス配信(後半)


 『アアアアアアアア!!!!!! どうしてだよぉぉおおお!!!! 強い奴は入って来るなって言ったじゃん!!!!』


 梅ホチが使っている、緑の恐竜がピンク色の風船に空中下攻撃を2回連続で使用され…復帰が出来ずに落ちてしまった。


 『強い奴は入ってくるなって言ったじゃん!!!!』


:2回言ったな

:2回言った

:大事な事なんだろう

:え? フリじゃなかったんですか?

:次はよ


 『次の試合から、強い人は手を抜いて負けて!!』


:草

:えぇ…

:草

:それは草

:それでええんか…


 『どんなに汚い手を使っても勝てばいいんだよ!!』


:名言出ました

:クズ発言出ました

:そんな所が好き

:わかりみ

:同感


 『さっ! 次!! 強かったら手を抜いてね!! 梅ホチとの約束だよ!!』


 3


 2


 1


 GOー!!


 『アアアアアアアア!!!!!! こんなのってないじゃん!!!!』


:はい、RTAが更新されました

:草

:タイム0.955

:いやぁ〜好きですねぇ〜

:相手が悪かったな…



 …今のはうまかったな。プ◯ンのはたく、はたく、空前、着地失敗の所を、N、Nからの歌う。そして空上からの眠る。


 流れるような動きに、つい息が止まっていた。


 んと、次は俺か。キャラは何にするか……これでいいか。


 『弱いのこい! 弱いのこい!! キタァアア!! ネズミが恐竜に勝てると思うなよーー!!!!』


 そう、俺が選んだのは◯カチュウだ。


:ネズミは草

:あ…(察し)

:展開が読めた

:辞めたげてよぉ〜

:◯カチュウは強なんだが…。


3


2


1


GOー!!


 『オラァ! 強くないぞこのネズミ!! 今までボコボコにされた恨みを全部ぶつけてやる!!』


:あれ…? 使いこなせてない?

:これならいけるか?

:俺は嫌な予感しかしないんだが?


 『ヨシ!! 残るは1ストックだけ!! ホーチュンスは3ストックもあるから、負ける事はないでしょう!』


:何故自ら、フラグを立てるし

:なぁ、俺この名前VIPで見たことあるんだが?

:あぁ、俺もそれ思った。

:て…ことは?


 『イヤァァァアア!! 何で!? 何で抜け出せないの!?』


:はい、出ました空Nループ

:上げてから落とすなんて、なかなか見所のある野郎だ

:あっ、掴んで上に上げて…安定のかみなり。

:あれは梅1.00ホーチュンスちゃんじゃあ抜け出せないわな…

:そして、気づけば残りのストックは1…と


 『待って! 待って!! お願い!! イヤァァァアアアア!!!!』


:んで、最後は空後からの空下でメテオ…と

:完全に遊んでんなぁ…。

:未だに0勝のホーチュンスちゃんに涙が出る


 『酷い! 酷い! 酷い!! もう2度とス◯ブラ何てやらないんだからぁ!!!!』


:お前等のせいだぞ

:いや、梅1.00ホーチュンスが余りにも弱ーーンンッ! 失礼

:大丈夫? 負けてあげるよ? 勝負しよ?


 『スパチャありがとう!!!! 今日はこれで終わり!! お疲れヒーン!!!!』


:激おこプンプン丸で草

:それでも、ちゃんとスパチャのお礼言えて偉いぞ?

:怒ってる所が1番可愛い

:つい虐めたくなるのは何故だろうか…?

:そりゃあ好きな子を虐めたくなるのが人間というものだろう?

:草



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 今回も面白かったな。


 俺はYouTubeのアプリを落とし…寝る準備をして、今日を終えた。

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