第5話 ✨💏✨✨初めてのキス✨

 電話を繋ぐと、

『もしもし麻里央マリオか❓』

 かなり慌てた口振りだ。


「ああ、なんだ。アキラ」



『悪い。ルナッて、ヤンキーにお前の住所を教えちまってェ』


「ああァ、解っているよ。目の前にいる」

 詳しくは言えないが、ルナなら今、僕の下腹部にまたがっている。



『そうか。彼女、ルシファに殺されるッて、言うから…… つい』


「解ったよ。これから…… ちょっとな」



『おい気をつけろよ。マリオ❗』

「ああ、じゃァ、またな」

 早々に通話を切った。



「チッ、アキラが余計なことを✨👄✨」

 ルナは、かすかに舌打ちをし唇を寄せた。



 今にも口づけしそうなほど近い。


 一気に、身体じゅうが熱く火照ほてってきた。



「ちょっと待ってェ 😳💦💦」

 このままではキスしてしまう。



「お願い。リミットまで、そんなに時間がないの✨👄✨💕」

 甘い吐息が僕の頬を撫でていく。



「ううゥ、十二時間か。リミットは」



「そうよ。麻里央マリオのトコに辿たどり着くまで、かなり時間が掛かったわ。もう待てないの✨👄✨💕」

 き立てて、ルナは唇を重ねた。



「ううゥ……💕✨💏💦💦」

 生まれて初めてのキスに僕は舞い上がってしまった。



「フフ、こんなに震えちゃってェ……✨

 初めてなのねェ。麻里央マリオ✨👄✨💕」


「う、うん……」僕は頷いた。



 

 

 

 


 

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