行動
そんな簡単に言えればどれだけ良かったのか。御察しのとうり未だに謝れていない。
日芳理が来た。
「どう。琥珀さんと……まだなのね」
僕は困り果てた顔をしたので察してくれた。
「ねえ桜みたいな。何かある。」
「えっと……あるけど。嫌なんだよね色々と。」
あの枝垂れ桜の場所を教えた…個人的には色々とありすぎてもうどうでも良くなったからぐいぐい来る日芳理に負けて教えた。
「なるほどね。…了解。じゃあ少しだけそこで待っていてね。…多分遅くなるから何か本でも持って行ったら。」
大希が移動したところを見たところで私はなす事をやらなければならない。そうしなければ私の過ちは消えないから。ある人を探す。多分あそこにいるのだろうか。…いた。図書館から出てきた。
「…あ琥珀さん。」
そう話しかけてると肩に力が入って動いていた。そんなにびっくりしなくても。
「なに。何かようなの。皮肉なの。」
「えっとね大希さんがですね。桜の下で待ってるって言ってましたよ。」
「行きたくない。…もう終わった事だから……。それに今は貴女がいるじゃない。」
段々と声が低くなっているいた。気分が悪いのだろう。
「私はもう違いますよ。…そうですね言ってしまえば友達です。何でか教えてあげましょうか。ずっと考えて騙していたらしいですよ。まあ私もこのように騙していたのでお互い様ですが。まあ所詮私は貴女には勝てなかったんですよ。貴女は何もしないんですか過去のことをうじうじして馬鹿みたい。お互いに好きなんだから行ったらどうですか。」
琥珀さんは気づいて走って行った。…もうここには誰もいない。
「…はあ馬鹿らしい。」
そんな詠嘆の声もやがて消えて行った。
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