本心

気持ち

「今日ありがとうございました。」

僕は日芳理にそう言われてふと思った。…本当は日芳理を何もしれて無いんじゃ…。こんなんでいいのか。日芳理には悪いとは思ってるけど……過去の事を思い出してしまう。今は自分に無理言って追い出したいる。…こんなの騙しているよね。でも正しい答えを出さないと。

「じゃあまた明日。」

笑顔になって笑っていた。さてと帰るか。しばらく日芳理が帰るのを見て考え事をしていた。日芳理が視界に入らなくなった時後ろから声がした。

「大希さん。…二股かけてる。」

「えっちょ。声がでかい。馬鹿小春。」

周りの視線が集まる。違うんだ誤解なんだ。

「とょっと場所を移そうか。」

「カウセリング料金として何か奢って。」

「分かったよ。」

とりあえず喫茶店とかでいいだろう。…しまった持ち合わせがない。僕が取った手段は。…ゴロン。近くの公園に来させられた。何を話すのかが大体分かった。

「ねえ缶コーヒー一本だけ。私はレストランとか想像していたんだけど。」

「持ち合わせていなかったからこれで我慢してくれ。」

「さてとお姉さまの話でもする。大希さっきはごめんね。でも聞いて。私の顔を見ると逃げるでしょう。」

「確かにそうかもね。」

「ねえお姉さまの事をどう思ってるか聞きたいな。」

「……まさか言ったのか。」

「さあねどうでしょうか。少なくともお姉さまは変わって無いと思うよ。」

「……そりゃ怒っているよな。」

「違うよ。好きだってさ。これ言っていけないからね。…ねえ大希さん今だってさ誤解したよね。多分話せば分かるから…今度話してみたら。」

僕はそれがしたかったがどんなふうに思ってるのかがわからなかった。だから今までずっといざこざが消えないままなのだろう。……昔の僕は出来たのだろうな。

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