木下の憂鬱~3

 木下は父が亡くなってからのことを思い出す。片親になったことで当初は同情的だった友人達もいたけれど、中学に入ると違う小学校から合流した同級生が増えたことが影響したらしい。母子家庭であることをいじられるようになったのだ。

 小学校時代はかばってくれていた悪ガキ達も便乗し、贅沢が出来なくなって小さくなった古い靴をいつまでも履いているとからかわれもした。父が生きていたら地元の公立ではなく、中学受験して私立の中高一貫校を受けていたはずだった。進学塾だけでなく英会話教室にまで通っていたが、それもできなくなったことで木下は落ちこぼれと見なされ、苛めの対象となったのである。

 そして入学した地元の公立中学の学業レベルは低く、その為か教師も酷い人が多くいた。本来いるはずのない勉強ができる生徒など、逆に邪魔だったようだ。例えば英語教師より発音が良かった木下は、目を付けられ授業で当てられることなく無視されるようになった。 

 特に酷かったのは、教室で生徒の持ち物の紛失騒ぎがあった時など、普段から素行の悪い問題児が先に疑われるはずのところを、貧乏だからと言う理由で犯人扱いされた時だ。おそらく嘘の告げ口をした生徒がいたらしい。おかげで職員室へ何度も呼び出され、正直に言えと迫られた。

 それでも頑として認めない木下は、母まで呼び出しを受けた。もちろん息子を信じてくれた母だったが、帰宅した後恥ずかしい思いをさせたのは、贅沢させられない自分のせいだと泣かれてしまったのである。

 そうした環境を抜け出すため、木下は休み時間も友人と話さず参考書を広げ、机に向かって勉強に打ち込むようになった。周囲とはなるべく関わらない様、そして目立たないように心がけて毎日を過ごしていたのだ。

 その努力が実り、高校からは公立ではあるものの地域では有名な進学校へと進学することが出来た。そんな経験をしてきたからこそ、下手に自己主張せずコツコツとやるべきことだけをする、今の人格が形成されたのだと思う。

 妻の智花も同じ高校に進学し、大学も一橋の近くにある津田塾女子大へ入ったことから近所に住んでいた彼女と一緒に通学するなど交流が続いていた。それでも正式に付き合い出したのは社会人になってからである。

 しかし智花は木下のことを長い間近くで見続け、好意を持ち続けいたらしい。働きだして経済的に自立し余裕が出てきてからその事にようやく気付き、安らぎを与えてくれる彼女と一緒に過ごす時間が増えていった。

 幼稚園時代からの繋がりもあり、母親同士も仲が良かった為に二人が結婚すると聞いた時は両家とも相当喜んでいたと聞いている。そうしてようやく掴んだ幸せな家族を大切にし、決して失いたくないと強く思うようになった。

 だがその日の夜は峰島検事と話した後に感じた思いや、かつて佐倉さんが熱く語った言葉を思い返した。木下はその日なかなか眠れなかった。脳が興奮していたからだろう。

 しかし次の日の朝、彼女が笑顔で言った言葉で目が覚めたような気がした。

「おはよう。あまり眠れなかったようだけど大丈夫? 無理はしないでね」

 その言葉を聞いて強く頷いた。

「大丈夫。今日も一日頑張ってくるよ」

 そうして部屋を出た。するとこれまでにないほど清々しさを感じた。空を見ると薄曇りの天気だったが、木下の心は晴れ晴れとしていたのだった。

 


 局長に報告書を提出し終えた佐倉は、その後課長室で今後の事について簡単な打ち合わせをすることになった。だが途中からは愚痴や雑談へと移った。

 最初に課長が口にしたことは、報告書の中身についてである。

「大飯や間中を、調査対象から外すことは出来なかったのか」

 言わんとすることは理解できた。現在疑わしいとされている人物の中で、二人は総務課の職員であり、彼にとって直属の部下だ。もし彼らの責任問題となれば、管理責任者としても処罰を受ける可能性がある。そのことを心配しているらしい。

「今の段階では、間中はともかく大飯を外す明確な根拠がありません。もちろん私も個人的には早急に外したいと思っています。しかしそんな恣意的な報告書を出せば、逆に彼らが疑われかねません。調査対象の一人である峰島検事辺りから、平等な調査結果ではないとクレームが出れば面倒な事になります」

佐倉の説明に納得せざるをえなかった彼は、深く息を吐いた。

「そうだったな。相手は検事だ。下手な小細工は通用しないだろう」

「そうです。それに今回の報告書でも間中はまずシロとみて間違いなく、大飯も対象者ですが特に怪しい結果は出ていないと書きました。ご心配はいりません。後は現時点で最も怪しいと疑われる、甲府での調査を待ってください」

「そうするしかないか。それにしてもGPSシールが見つかったり、加治田の父親らしき人物が声をかけてきたりと、おかしな事が起こったものだ。余計に問題が複雑化してしまっている。どうなっているんだ」

「こっちが聞きたいくらいです。それにまさか局長からこれらの調査を私が任されるなんて、思ってもいませんでした。それこそどうなっているのか、教えて欲しいですよ」

「しょうがないだろう。私だって驚いたんだ。今回起こった問題について、関係したもの以外に情報を広めたくないと考えたのは致し方ない。当然の判断だったと思う。問題はあの場に峰島検事がいたことで、調査しないという選択肢が無くなったことだ」

「そうですね。偶然居合わせたとはいえ、検事がいらっしゃったことは今回の件に大きな影響を与えたことは確かです」

「彼はあくまで出向中だから法務省の人間ではない。後あと騒がれては困る。そうなるとあの場にいた人間で、書類紛失に関わっていないと思われる者に調査を任せるしかないだろう。それが課長の私以外には、お前達二人しかいなかったんだ。諦めるしかない。しっかりやってくれ」

 これ以上この件について頭を悩ましたくないと割り切ったのか、課長は話題を変えた。

「佐倉は確か大学は一橋だったよな。大学時代の友人とは、今も付き合いがあるのか」

「年賀状のやり取りをたまにする程度です。少し前までは、結婚式の二次会などによく呼ばれていましたね。最近は少し落ち着きましたけど」

「年齢はいくつだったかな。入省して確か八年目だったと思ったが」

「そうです。今年で三十になりました」

「ああ。君の大学くらいだと、それなりの企業に勤めている友人が多いからだろう。社会人になって数年経ったら落ち着くのか、二十代辺りで結婚する子達が多いだろうな」

「そうですね。第一弾で大学時代から付き合っていた子がいる同期が、一年目で結婚し始めました。それが済むと三年目辺りで第二弾、五年目辺りで第三弾という感じでした。最初の頃はおめでたい事ですし式に呼ばれること自体珍しかったので、余程のことが無い限り出席していました。しかし後半になると飽きてしまい、祝儀貧乏になるばかりなのでよっぽど親しい友人以外の誘いは断るようになりましたが」

 基本的に勤務地は都内に限られ転居がほとんどなかった祖父とは違い、父が務める警察庁では地方への配属や出向などがあった。その為佐倉は転勤に伴った転校も多く経験してきたおかげで、孤立しないように友人を早くつくる術を身に着けてきた。

 ただ基本的には都内で過ごした期間が長く大学も東京だった為、入省してからも同期を中心として、親しくしている友人の数は比較的多い方だと思う。だからなのか結婚式の案内状がやたらと送られてきた。しかし相手方とバランスを取る必要があるためか、招待する側としても独身官僚の友人だと招待しやすかったのだと後々気が付くようになる。

 結婚式というものは、独身者達の新たな出会いの場として利用されるだけでなく、出席する友人達の肩書も大事らしい。金銭面もあったがそういう煩わしさも手伝って後半は足が遠のいた、と言うのが本音だった。

「こういうことを聞くといけないのかもしれないが、まだ結婚する予定はないのか」

 佐倉はずっと共学の学校に通っていた。その為異性と話すことに抵抗感も無かったため、そうした友人も少なくないし、過去には恋人もいたこともある。けれど大学時代に付き合っていた人とは就職後の一年目の冬に別れた。恐らくあの時相手は結婚を考えていたと思う。

 しかしその気がなかった佐倉に愛想を尽かしたのだろう。その証拠に向こうは二人が別れたその翌年に結婚した、と別の友人から聞かされた。あの頃も結婚すること自体が嫌な訳ではなかった。だが今となっては、守るべきものを持つ煩わしさが先に立つ。

 その後も好きな人は出来たが、付き合っていることを公にする事は憚られた人だった為、こっそりとデートを重ねていた時期はあった。けれど彼は二年前に佐倉の前から姿を消したのである。あれから人を好きになることなど諦めたと言っていい。

 木下から以前言われたことを考えると、さらにその思いは強くなった。それに忙しく働いていれば、結婚したいと思う相手に巡り合う機会などそうそうない。その為あれから異性と付き合う関係のないまま三十になり、独身生活を続けている。

 ただ独り身の気楽さに慣れてしまったからか、休日でも外出し遊びに出ることなど稀で、一日中部屋にいることが多くなった。下手をすれば好きな推理小説を夢中で読んでいる内に、日が暮れていたことなど何度もある。

 二つ上の姉は、二十八歳の時に都庁に勤める公務員と結婚して専業主婦となり、既に男女二人の子供を産んだ。最近の両親は既に初孫を抱いて、近くに住む彼女達の世話をする幸せを満喫しているらしい。おかげで佐倉に対しては、早く結婚しろと小煩く言われることが少なくなった。

 しかし昨年相次いで亡くなった祖父母達には、申し訳ないことをしたと思っている。ただこればかりは一人でどうにかできることでもない。それこそ縁が無いと難しいものだ。

「今のところはないですね。大飯もまだ独身ですが、彼の事は知りませんよ」

 課長の問いを軽くかわすと、矛先が変わった。

「そうだったな。しかし君の所もそうだろうが、彼の父親は特に超エリート官僚だったから、下手な相手とは付き合えないだろう。見合いなどもしていると聞いたことはあるが、なかなか親の目に適う相手がいないらしいと耳にしたことがあるよ」

 彼らしいエピソードだが、実際は少し違う。本人はどちらかというと肉食系でガツガツしているタイプだが、父親には頭が上がらないらしい。だから彼が連れて行く女性は、どうにも気に入って貰えないそうだ。

 逆に親が連れてくる相手は相性が合わないタイプばかりで、親の顔を立てながら断るにも一苦労だと聞いている。しかし詳しくは口にせず適当に相槌を打っていると、それ以上掘り下げはされず、さらに話題が変わった。

「佐倉の同期だと中小企業なら別だが、大企業に勤めているとまだ管理職にはなっていないか」

「そうですね。会社の規定によって名称も違いますから単純には比べられませんが、早くて課長代理クラスだったと思いますよ。他はだいたい主任とか係長じゃないですか」

「そうだろうな。特に君達の年代は上が詰まっているからね。私達のようなアラフィフのバブル世代がまだ多く残っていれば、部長クラスに上がるのは至難の業だろう」

「そのようですね。でもその下の四十前後の方達は、就職氷河期に入社した為人数が極端に少ないとも聞きます。だからその五十代前後の人達が抜けると、一気にポストが空くからチャンスだといっている先輩方がいましたね」

「そうかもしれないな。その分経験が伴わない若い人材ばかりになると、仕事のバランスが崩れる。しかも最近は厳しくするとパワハラだ、何だと騒いですぐ会社を辞めてしまう若手が多いからな。管理職になっても今まで以上に大変だろう」

「一般企業はそうかもしれませんね。公務員でも若干そういう傾向はありますが、税金から給与を頂いているとの意識があるからか、それほどブラックだ、なんだとは騒がれないですよね」

「省庁や部署にもよるが、官僚なんて思いっきりブラックだよ。それでも一般企業に比べて表沙汰にはならない。世論としては税金を貰っているのだからもっと働け、という見方が強いからかもしれないが」

「国会が開かれて厄介な問題が起こると、徹夜仕事になる部署も少なくありませんからね。そうではない時もありますから、よく言えばメリハリがあるのは確かです。それで課長達のような管理職になったらなったで、忙しいでしょう」

 佐倉達の仕事も、普段は比較的淡々としたペースで仕事が出来る環境にある。しかし急ぎの仕事が入ると、それこそ徹夜になることもしばしばだ。今の時代はSNSなどが発達していることや、労働局の監視も厳しくなった為、一般の大きな企業では昔と比べると労働環境は改善されているらしい。

 それでも時々自殺者が出たりする。しかし官僚は国家公務員だから、仕事に関することを外部に漏らすことは禁じられている為、ブラックボックスとなっているのが現状だ。国会でも論議された働き方改革法案などは、一般企業向けのものであり公務員に対するものではない。

「そうだな。確かに局長レベルともなれば、国会に呼ばれて答弁させられたりするから大変だよ。でも実際はそれ以上に、下にいる人間達が懸命に資料を引っ張り出し、原稿の作成を手伝わされたりするからもっと過酷だ。しかしそこは見過ごされている」

「昇格したらしたで、責任が重くなるだけでなく仕事量も増えますから、良い事ばかりではないですよね」

「ああ。でもどうせ同じ仕事をしていくのなら、よりやりがいのある事をしたいだろ。その為には少しでも昇進すれば権限も得られる分、仕事の幅も広がる。サラリーマンではないけれど、上を目指すことは悪いことじゃない」

「そうですね。まだ目の前にある仕事をこなすことで必死な私には、良く分りませんが」

「いまはそれでいい。そうやってコツコツと懸命に勤めあげていけば、自ずとその先にあるものが見えてくる。佐倉は真面目だから課長クラスにまで昇進するのは、そんなに時間がかからないはずだ。まあ要領のいい大飯の方が早いとは思うが、その先は二人共難しくいだろうな」

 課長は少し寂しそうに話した。佐倉は頷く。

「はい、それは承知しています」

 課長が決して意地悪を言ったわけではないことは理解していた。なぜなら法務省は、他の省庁と違う。検察や裁判官など法曹界の人材が出向して入省し、局長や事務次官などの重要ポストを占めるからだ。つまり佐倉や課長のような法務省から入った職員にとっては、ほぼ課長クラスまでで頭打ちになる。局長クラスまで昇進できるものは稀だった。その為佐倉には複雑な表情を見せたのだろう。



 どこで教育を間違えたのか。何故私達が産んだ子供があのような犯罪者になってしまったのだろうか。智彦は永智が事件を犯して逮捕された後、何度となく考えて来た。最初は永智が嵌ったカルト教団のせいだと信じ、あの子は悪くないと思っていた。しかしそれは間違っていたようだ。きっかけは確かに教団に入ったことだろう。それでも四人もの命を奪った、鬼畜の所業と呼ばれても仕方がないことをしたのは、永智なのだ。

 妻との間に初めて生まれた我が子は三二〇〇グラムと大きく、元気で玉のように可愛い男の子だった。智彦の一字を取り、永く二人の宝のように育って欲しいと願って永智と名付けた。最初の子だからと、なんでも自由にさせて甘えさせたのがいけなかったのだろうか。下に妹が生まれた後すくすくと元気に育った息子だが、段々と親の言うことを聞かなくなった。それをどこにでもある反抗期程度だと、甘く見ていたことが大きな誤りだったのかもしれない。

 それなりに勉強をして、大学は東京へ行きたいと言うから好きなようにさせた。そこで永智が以前から興味を持っていたカルト集団に自ら近づき、入信したと分かった時には驚いたものだ。それが上京の目的だったと言うことも、相当後になって知ることとなる。妻と一緒に何度も教団へと押しかけ、連れ戻そうとした。弁護士にも相談し、同じように悩み苦しんでいる親達と一緒に乗り込んだこともある。それでもあいつを連れ戻すことが出来なかったのだ。親を見る息子の目は、もう自分達が知っているものでは無かった。

「親なんていらない。自分が信じる道を行く」

 そう目の前で宣言され、周りからも諦めるしかないと慰められて数年が経った。残った娘の幸せのことを考えると、もうあの子は死んだものと思い、縁を切った方が良いと考えたこともある。おかげで娘は結婚が出来て、子供も二人産まれた。私達にとっても大事な孫達だ。彼女達の生活を守るために、永智のことはずっと黙って暮らしてきた。

 しかしそんな自分達に罰が当たったのだろう。突然あの子の名がテレビのニュースで流れだした。しかも一家四人を惨殺した疑いで逮捕されたというのだ。もちろん娘の夫の親や親戚からは、なじられた。

「何故、あんな息子がいることを黙っていた! 私達を騙したな!」

 離婚を突き付けられた娘は、子供達を連れて実家へと戻ってきたが、それはそれで地獄だった。智彦達が住んでいた家では、殺人鬼を生んだ奴らだと毎日のように電話が鳴っては怒鳴られ、外からは石を投げつけられた。窓ガラスを割られたこともある。家の壁やドアには落書きもされた。これでは住んでいられないと、まず妻の実家へ娘と孫達が逃げ込んだ。もちろん加治田の名のままではいられない為、離婚届を出して旧姓に戻って貰った。しかし妻の実家でも、嫌がらせは完全に無くならなかったようだ。

 その為娘は別の離れた場所に移り住むこととなった。するとしばらくは平穏な生活に戻れたようだが、少し経つとどこからから噂を聞き付けた人が現れるのだ。そして殺人鬼の妹がいる、その子供も近くにいるらしいと騒ぎ出すらしい。そうなると学校で孫達は苛められ通えなくなる。それ以前に娘が生活費を稼ぐために働いていたパート先を解雇され、その街で生きていられなくなった。そして再び遠くの土地へと離れ、生活を立て直さざるを得なくなったのだ。それでも何年か経つと、思い出したように噂が立ち始めて結局その土地を逃げ出す。そんな生活を繰り返していたのである。

 妻はなんとか実家に籠り、嫌がらせや誹謗中傷を受けながらも、両親達や一部の理解者に守られて何とか生活できているらしい。それでもどこかで理不尽な殺人事件が起こる度に思い出されるのか、嫌がらせは続いているそうだ。いつまでこんなことが続くのか。永智の死刑が確定されてからも状況は変わらない。刑が執行されたとしても、私達が生きている限り、殺人者の親として一生日陰に身を置きながら被害者やその遺族に対して償う日々を送るのだろう。そして目に見えない第三者の悪意に晒され、叩かれ続けなければならない。そう思うと何がどう間違っていたのか、これからどうして生きていくことが正しいのかと考える。その度に答えの出ない無限地獄へと陥るのだった。

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