第18回 衣食足りて礼節を知る、という話
久しぶりのエッセイです。
待っていたという奇特な――もとい有難いお客様、ありがとうございます。
今回のテーマは「礼節」です。
衣食足りて礼節を知る、という言葉をご存知でしょうか?
中国「管子」牧民の言葉に由来します。へえーそうなんだ(調べた)。
意味としては「衣食が足りる程度に豊かになれば、人間という者は礼儀とか節度とかそういうことに気を配る余裕が出るよ」くらいのニュアンスです(私の解釈ですが)。
つまり逆説的には「礼儀のなってないヤツは衣食が足りとらん程度に困窮しとる」ということになります。ちと飛躍しすぎでしょうか。暴論かもしれませんね。
なんで久しぶりのエッセイでこんなことを書いたかと言うと、たまたまTwitterで相互フォローでもなんでもない方からタメ口のリプライを頂戴したことに起因します。
私個人は初対面の相手には最低限丁寧語、場合によっては敬語を用います(尊敬語と謙譲語ですね)。
初対面でもタメ語OK文化圏があること自体は知っていますし、その文化圏の存在を許容はします。しますが、私相手にソレをしてくるのは勘弁いただきたいなあ、という心持ちです。
親しき仲にも礼儀あり、という言葉もありますし、親しくもない通りがかりの人にタメ口聞かれたら温厚な私も不機嫌になります(尚、私は全く温厚ではありません)。
初対面の人と話す時には敬語を使えとは言いませんが、せめて丁寧語を使うのを推奨します。私はね。
じゃないと「ああ、こいつは衣食が足りてないから礼節を知らんのだな」とか思われますよ(そんな酷い奴そうはいないだろ)。
昭和製造の年季の入ったワナビの参考になったりならなかったりする話 江田・K @kouda-kei
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