看守達との戦い

シーザーは走り寄って警棒でラスト・ワンを殴る!! 殴る殴る!!

しかしまるでラスト・ワンには通じていない。


「地力が違う」


ラスト・ワンがシーザーに手を伸ばす。

シーザーは身をかわすがラスト・ワンが関節部を駆動させて文字通り

腕を伸ばした事でシーザーはラスト・ワンに文字通り捕まった。

そしてラスト・ワンはシーザーを地面に叩きつける。

ハントマンのねばねばで動けなくなる、 所では無い。

一撃で頭蓋骨陥没で動けなくなった。


「マジかよ・・・」

「さてと、 次はお前だ」

「な、 舐めるな、 シーザーの様に俺は油断しない!!」

「・・・・・」


ラスト・ワンがハントマンに指を指す。

そして指間接が凄まじい勢いで射出されてハントマンの頭部に命中しハントマンも死亡した。


「ふん、 奴が死んだから能力も消えたか」


指間接を回収して奥に進むラスト・ワン。


「瞬殺ですね・・・流石です」

「ふん、 こんな事、 訳無い」


ダーク・シスターの言葉を流すラスト・ワン。


「さてと・・・ここが最奥か」


刑務所の最奥、 超凶悪犯達が収監されている区画に入るラスト・ワン。

区画に入ると圧倒的な獣臭がした。


「何だ?」

「ギャヒヒイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!」


奇声を叫びながら野人が飛び掛かって来た。

恐ろしい腕力で殴りかかり、 ラスト・ワンの顔に罅が入る。


「ラスト・ワン様!!」

「・・・・・」


野人を殴り飛ばすラスト・ワン。

しかし野人はまるで堪えず、 ラスト・ワンに向かい投げ飛ばす。

ラスト・ワンは足を飛ばして野人の頭に激突させて昏倒させる。


「純粋に驚いた、 頭を砕くつもりが昏倒とは・・・

こいつは一体なんだ?」

「噂は本当だったのか・・・」

「噂?」

「辺境の森林で育った野生人を番犬代わりに使っていると聞いた事が有ります」

「ふん、 犬か、 ならばこれからこの犬は俺が使ってやろう

戦ってどちらが上か分かっただろうからな」

「えぇ・・・コイツを使うなら体を洗って下さいよ臭いですし」

「そこが乙な所だろ、 さてとでは囚人達を解放するかね」


奥に進むラスト・ワン、 囚人達が騒ぐ声が聞こえる。

解放を待ち望む凶悪犯達である、 彼等がラスト・ワンの手下になったら

待ち受けるのは地獄絵図である・・・なんと恐ろしい事か。

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