3話 1月2日 屋敷の施設ですよ〜

と、言うわけで神様にもらった屋敷の施設を見に行った訳ですが...ええ、凄かったです。

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ナナエルとのやり取りのあと、僕は屋敷の中を確認しに行った。あのサンタの格好した神様——ちなみに生産系の神の中ではトップクラスである創造神らしい。——は相当な自信作うだと言っていた。本人曰く、久々に本気出して創った。とかなんだとか。魂強化神創法は結構魂に負荷が掛かるから、その埋め合わせっていう感じに性能を高くしてくれたらしい。それでは屋敷に入ってみよ〜!


玄関の扉を開けるとそこは雪が降っているわけでもない。たださぁ..


「なんでthe 洋館って感じの外観なのに中はSFなの!?」

絶っ対!おかしいだろ!なんかよくわからんけど何か電脳世界のマザールームっぽい感じがするし。せめて外観と内観くらい合わせてくれよ!!いや、異世界っていったらもっとファンタジ「ギュイン」...え、

今起こったことをそのまま話してくZE☆

・なんか家具が動き出した。

・なんか部屋全体の色が変わった。

うん、自分で言っててよくわかんない。

なんかちょっとファンタジックな感じになってる。妖精とか出てきそう。

部屋を見回すとよくアニメとかで出てきそうな魔法陣っぽい幾何学的模様がいくつか床に描かれていた。

あ、看板がある。なんか書いてあるぞ。なになに...

家内転移魔法陣ファストトラベル

・成長ノ神室 欒癒アリシア

・総合生産研究施設 叶想処リディア

・育成&訓練用ダンジョン 奈落ハウィア

・大型総合農業施設 箱庭ノア

・叡智ノ神室 彗賢ナナエル


どうやら、転移先の一覧らしい。

何か大層な名前が付いてるなぁ。

ってあれ?彗賢ナナエル...?

『はい、どうやらどの神になったかでどのような施設になるのかが決まるようです。私の名前になっているのは、私がその部屋の管理者になっているからだと思われます。』

あら、ナナエルは管理者になったんですか。

『はい、管理者が居ない場合は別の名前が使われるようです。ちなみに、彗賢ナナエルは図書室となっています。神室には管理者、若しくは神の私室という面もあるので、私室ゲットです。いぇい。』

じゃあ、欒癒アリシアは僕の私室になるのか。後でしっかり確認しとこっと。

そういえば、これどうやって使うんだ?

『行きたい転移先を指定して魔法陣の上に乗れば作動します。』

おお、ありがとね。ナナエル。

『恐縮です。』

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