第7話 エッチな夢【後編】

 ※エッチな夢【前編】の続きになります。前編に比べるとエロい内容は少ないですが苦手な方は読むのをやめて下さい。

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『もう…キスやぁ…』


 ようやく乳首への攻撃は終わった…しかし!!今度はキスの攻撃が始まったのだ。


 普通のちゅってする優しいキスではない…舌を絡めるペロチューだ!?ファーストキスだって事故みたいな一瞬だったのに急に段階が上がりすきだ。


『燐はもう疲れたの?しっかり鼻で呼吸するんだよ』


 太陽は俺にペロチューの仕方を教えてきた。


『ほら…舌をもっと絡めて』


 俺の舌に太陽の舌が絡まる…ぬるぬるしてて温かい!上顎の部分を優しく舐められると腰が砕けそうになる。


『燐💕目がうるうるしてるけど大丈夫かな?』


『大丈夫やないーー!もう終わり』


 もう俺の腰は力が入らないし…さっきまで触られていた胸がじんじんする。


『最後にもう1回キスしよ?』


『本当に最後だからなぁ!!』


『うん…最後ね』


 太陽が斜めにキスをしてきた…最初とは角度が違いさらに密着して舌がからめられた。


『ここがいいかな?』


 上顎と舌を優しく舐める…俺の舌が太陽の口の中へと招き入れられ先端を吸われた。


『う…ん…もうおわりにゃの』


 ラストだからしつこい太陽の肩をグーでベシベシ叩いた。


 ようやく…舌を解放して貰えた!!放すと唾液がツーと糸をひいた。


 唇は2人の唾液で濡れていた。


『濡れてるね』


 太陽が燐の濡れた唇を優しく舐めた。


『うん!きれいになったよ』


 燐は太陽の色気にくらくらしている…同じ高校生とは思えない色気をはなっている。


 そんなピンク色のムードをぶち壊す音が聞こえた。


 グーーー!?グー!!


 それは…俺のお腹の音だった。


『燐はお腹が減ったんだね?』


『別に空いて…ない』


 グー!


『お腹は正直だね』


 俺のお腹正直すぎるだろ!!俺の顔は赤くなった。


『ご飯を食べようか!準備するから待っててね』


 太陽俺の頭をポンポンと軽くしてから部屋を出ていった。


『作ってくる?どこで??』


 そういえば部屋をよく見るといつも使っている自分の部屋ではなかった!寝る前に準備した鞄も机の上にはなかった。


『どういうこと??』


 俺はベッドから立ち上がろうとするが腰が抜けたみたいで床にペタンと座った。


 服を見ると大きいワイシャツとパンツしか着ていなかった。


 寝る前にはいつも猫のパジャマを着て寝ている。


 よく見るとこれは太陽がよく着てるブランドの服だ!つまり彼シャツってやつか??まだ太陽とは付き合ってないけど…。


 よく考えるとお腹が空くなんておかしくないか?俺は学校の準備をして寝た!!つまり今は夜のはずなのに窓を見ると日差しが入ってきてる。


 つまり、今の状態は夢の中って事だよな!?今回は随分とエッチな夢だ。


 夢の中なら太陽に甘えてもいいよな?だって夢の中なんだし普段は出来ない事したいもん。


 ガチャ…


『燐💕おまたせ!』


 太陽はご飯を作って来てくれた。


『冷蔵庫にあるもので作ったから少し物足りないかも知れないけど食べよう?』


 温かそうなうどんだった!!しかもキツネはしっかりと入ってる~♪俺はかき揚げより油揚げが好きなんだ。


『ありがとう』


 いつもなら照れて言えないがここは夢なんだからとお礼を言えた。


 太陽は部屋に入るとうどんをのせたトレーを部屋の真ん中にあるテーブルの上に置いた。


『ベッドから落ちたの?怪我はしてない?』


 あっ!そっかぁ~!さっき立とうとしてペタンって座ったんだった。


『怪我してない…足に力が入らなかったから』


 俺はふいっとした。


 まったく!太陽のせいだぞーー!太陽があんなことしなければ腰砕け?にはならなかった。


『そっかぁ…俺のせいか💕』


『お前のせいだぞ!!』


『じゃあ責任とらないとね?』


『えっ??』


 俺はビックリした…だって急に脇に手を入れられてお姫様抱っこをされた!!しかも、ベッドにそのまま座ったからいわゆる膝抱っこの状態だ。


『これならいいだろ?俺が燐のお世話をしてあげるからね💕』


『全然よくない!!俺を膝からおろせーーー』


 俺は降りようとあらがうが太陽の力が強く降りれなかった。


『ほら!冷める前にご飯食べようね』


 まさか!このままの状態で食べるのか??無理だ。


『燐💕あ~ん』


 油揚げを口もとに持ってきた…とても美味しそうだ!だか、あ~んは恥ずかしいのだ。


『あ~んは?』


 油揚げで唇をツンツンしてくる。


 これは夢の中なんだから!いいよな?別に恥ずかしくてないんだ。


 俺は夢なんだと言い聞かせて口を開けた。


『美味しい?』


『うん』


 油揚げはとても美味しかった!!こんな夢もいいもんだなぁ~と思っていると急に夢は終わりをつげた。


 最初は早く覚めろと思ってた!けど何でいいところで目が覚めるんだ?もう少し夢を見たいと思ってた。





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『こらーーーー!起きなさい』


 耳元から大声が聞こえた。


『遅刻するわよーーー!』


『はっ!!』


 俺は飛び起きた…そうだ今日は太陽と早く学校に行くって約束していたんだ。


『いい夢だったのになぁ…』


『夢?そんなにいい夢みたの?』


『うん…』


『とりあえず急ぎなさい!もう太陽君玄関でまっているわよ』


『まじが!!!』


 俺は急いで着替えるのだった。

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