2023年1月25日 14:23
花と罪悪へのコメント
企画参加ありがとうございます また複数の作品を出していただき、重ねてお礼申し上げます。 興味深く拝読しました。 彼女は花を見つめる表情や視線に惹かれてしまったのでしょうね。 前半と後半では少し違和感がありました。 女性の服装の描写などが入りますが、主人公はそれよりも花を見てるはずだと思うので、そのあたりの描写が、少し読者よりになってる感じがしました。
作者からの返信
改めまして企画に参加させていただきありがとうございました。 前半と後半で違和感が、というご指摘を拝見し、たいへん勉強になりました。 参考にさせていただき、今後も執筆に励んでいきたいと思います。 ありがとうございました。
高村 芳 2023年1月25日 22:07
2021年5月22日 13:44
性的倒錯を嫌味なく書かれている。そう思いました。 素直な感想は、始めに「怖い」、それからこれを「怖いと思ってはいけない。マイノリティへの理解を深めなければ。しかし、どう言語化してよいのか」と、解釈に疑問を抱きつつ、これを書いています。 答えは出かかっているのに、それが正確でない気がしてならない。
杜松の実さん 何作品も読んでくださってありがとうございました! 性的倒錯って、ご本人の方々からすると当たり前のことなのに、それが世間に認められないのがなんとも不思議だなと思っています。 杜松の実さんのように私も考え続けています。
高村 芳 2021年5月22日 21:49
2021年4月21日 1:06
ラベンダー畑に行ったりしたら、どうなるんだろーなんて妄想をしてしまいますね!
ささき様 コメントいただきありがとうございます。 主人公はそれが普通ではないことを知っているので、外では「普通」を装っているのかもしれません。 お読みいただきありがとうございました。
高村 芳 2021年4月21日 09:06
2021年4月20日 13:26
良い作品をありがとうございます。 私はユリが好きなのですが、あの花弁の厚みを思うと、たしかに心を変に揺さぶられる気持ちがします。 美しいものを、ただ美しく書くのではない所が、こちらの小説の特別な魅力になっているのでしょうね。
吉田ヒグラシ様 こちらこそお読みいただきありがとうございます。 ユリはどこか艶やかな印象を持ちますよね。 「美しい」の裏側には何があるのか……。そこを楽しんでいただけたら幸いです。 コメントありがとうございました。
高村 芳 2021年4月21日 09:05
2021年2月3日 23:07
自主企画へ参加頂きありがとうございます。 他の作品も読ませていただきましたが、背徳感を漂わせる描写が上手い方だな、と思いました。(一応そういう趣旨の企画なのでその前提で書きますが)ご自分の世界感を大事に、これからも筆が進むますようお祈りいたします。
椰子草奈那史さん、こんにちは。高村芳です。 この度は素敵な企画に参加させていただきありがとうございました。 また、応援コメントもありがとうございます。 今後も頑張って書き続けたいと思いますので、またよろしければ覗きにきてください。ありがとうございました。
高村 芳 2021年2月4日 19:59
2020年12月19日 16:56
こんにちは、辰井圭斗です。先日は自主企画「辰井講評窓口」にご参加くださりありがとうございました。こちらに講評を書きます。 日本語的な報告 何もすることがなかった僕は→何もすることがなかった僕が 素晴らしかったです。花を使った自慰というよりは、花との性行為と罪悪の物語。 冒頭から息を呑みました。世界の解像度が高かったので。読者に情景を喚起する力が強いと思います。展開されるのは落ち着いた、けれどもどこかカラフルな世界。これはすごいものを読んでいるなとこの段階で思いました。 花屋の“彼女”と「あれ、いい雰囲気なのか?」と思わせられるのは振りで、帰宅後露わになる彼が本当に愛するものと彼の愛の有り様を際立たせるものになっています。別に“彼女”のような人間と関わることもできる人だけれども、彼が愛するのは、愛さざるを得ないのは違うものなのだと。物語の序盤に自然なかたちで“彼女”を対置しておくのは本当に上手いと思います。 植物を通して語られる父母の物語もごく短い淡々としたものであるのに、確かなドラマを感じて。“僕が大学生になり家を出た頃から、実家には花が飾られなくなった”のあたりに出てくる感情の動きは胸に迫るものがありました。 帰宅後の花との性描写はただ見入ってしまうというか。見てはいけないものを見ているという感覚はあるのですけど、目を離せませんでした。愛しながら大切にしながらも、「ごめんね。でもきみが魅力的だから」と傷つけるようなこともして激しく愛していく。彼の目を通して描写される花は確かにあまりに煽情的で「こうなるのはもう仕方がない」と思わせられてしまいます。自慰描写はどれだけ生々しいものがくるだろうかとちょっと恐々読んでいたんですが、かなり抑制されていて、けれども彼の火照る身体の熱や弾む息遣いまで分かるような、そんな描写でした。圧巻とはこのことだと思いました。 そして彼の性的倒錯の由来と性交後のタケシマユリの処理。自身への嫌悪感。全体に「上品だ」と言いたいところですが、「上品だ」という言葉すらこの小説に対しては品が無いように思えるのです。やはり、落ち着いた、けれどもどこかカラフルな世界、それを見る目を通して語られる小説。この作品を読めて本当によかったです。読ませてくださりありがとうございました。
辰井圭斗さん、こんばんは。高村芳と申します。 このたびは、素敵な企画に参加させていただきありがとうございました。まだカクヨムに投稿を始めて3か月ほどですので、感想をいただきたく参加させていただいた次第です。まずは御礼申し上げます。 感想も、隅々までお読みいただいたことを感じて大変感激しました。とくに「カラフルな世界、それを見る目を通して語られる」、と表現してくださったことがとても嬉しかったです。私は小説を書くとき、映画を見るような視点で情景を切り取りながら書いていて、それが辰井さんに伝わっていることがわかったからです。 本当に貴重なご感想、ありがとうございました。
高村 芳 2020年12月19日 23:12
島本葉
花と罪悪へのコメント
企画参加ありがとうございます
また複数の作品を出していただき、重ねてお礼申し上げます。
興味深く拝読しました。
彼女は花を見つめる表情や視線に惹かれてしまったのでしょうね。
前半と後半では少し違和感がありました。
女性の服装の描写などが入りますが、主人公はそれよりも花を見てるはずだと思うので、そのあたりの描写が、少し読者よりになってる感じがしました。
杜松の実
花と罪悪へのコメント
性的倒錯を嫌味なく書かれている。そう思いました。
素直な感想は、始めに「怖い」、それからこれを「怖いと思ってはいけない。マイノリティへの理解を深めなければ。しかし、どう言語化してよいのか」と、解釈に疑問を抱きつつ、これを書いています。
答えは出かかっているのに、それが正確でない気がしてならない。
ささき
花と罪悪へのコメント
ラベンダー畑に行ったりしたら、どうなるんだろーなんて妄想をしてしまいますね!
吉田ヒグラシ
花と罪悪へのコメント
良い作品をありがとうございます。
私はユリが好きなのですが、あの花弁の厚みを思うと、たしかに心を変に揺さぶられる気持ちがします。
美しいものを、ただ美しく書くのではない所が、こちらの小説の特別な魅力になっているのでしょうね。
椰子草 奈那史
花と罪悪へのコメント
自主企画へ参加頂きありがとうございます。
他の作品も読ませていただきましたが、背徳感を漂わせる描写が上手い方だな、と思いました。(一応そういう趣旨の企画なのでその前提で書きますが)ご自分の世界感を大事に、これからも筆が進むますようお祈りいたします。
辰井圭斗
花と罪悪へのコメント
こんにちは、辰井圭斗です。先日は自主企画「辰井講評窓口」にご参加くださりありがとうございました。こちらに講評を書きます。
日本語的な報告
何もすることがなかった僕は→何もすることがなかった僕が
素晴らしかったです。花を使った自慰というよりは、花との性行為と罪悪の物語。
冒頭から息を呑みました。世界の解像度が高かったので。読者に情景を喚起する力が強いと思います。展開されるのは落ち着いた、けれどもどこかカラフルな世界。これはすごいものを読んでいるなとこの段階で思いました。
花屋の“彼女”と「あれ、いい雰囲気なのか?」と思わせられるのは振りで、帰宅後露わになる彼が本当に愛するものと彼の愛の有り様を際立たせるものになっています。別に“彼女”のような人間と関わることもできる人だけれども、彼が愛するのは、愛さざるを得ないのは違うものなのだと。物語の序盤に自然なかたちで“彼女”を対置しておくのは本当に上手いと思います。
植物を通して語られる父母の物語もごく短い淡々としたものであるのに、確かなドラマを感じて。“僕が大学生になり家を出た頃から、実家には花が飾られなくなった”のあたりに出てくる感情の動きは胸に迫るものがありました。
帰宅後の花との性描写はただ見入ってしまうというか。見てはいけないものを見ているという感覚はあるのですけど、目を離せませんでした。愛しながら大切にしながらも、「ごめんね。でもきみが魅力的だから」と傷つけるようなこともして激しく愛していく。彼の目を通して描写される花は確かにあまりに煽情的で「こうなるのはもう仕方がない」と思わせられてしまいます。自慰描写はどれだけ生々しいものがくるだろうかとちょっと恐々読んでいたんですが、かなり抑制されていて、けれども彼の火照る身体の熱や弾む息遣いまで分かるような、そんな描写でした。圧巻とはこのことだと思いました。
そして彼の性的倒錯の由来と性交後のタケシマユリの処理。自身への嫌悪感。全体に「上品だ」と言いたいところですが、「上品だ」という言葉すらこの小説に対しては品が無いように思えるのです。やはり、落ち着いた、けれどもどこかカラフルな世界、それを見る目を通して語られる小説。この作品を読めて本当によかったです。読ませてくださりありがとうございました。