侵略者を撃つな! 46
「そんな・・・ 私の家と
「ふふ、私はやると言ったら絶対やるよ!」
山際怜子はあせった顔を見せました。が、それは表面上。実は山際怜子は別のところであせってました。山際怜子の資金が完全に底をついてたのです。
山際怜子は毎日金目ひなたたちに5,000円ずつカツアゲされ、お小遣いはすぐに底をつき、しかたなく自分に託された預金通帳からお金をおろしてました。が、所詮は小学生の通帳。そのお金もすぐに底をついてしまいました。どうしようかと迷ってるときの真田
けど、相手は4人組。特にリーダーの金目ひなたのバックには国の省庁があります。正直真田
1時間目・2時間目が過ぎ、給食の時間になり、昼休みになり、午後の授業になり、いよいよ下校時刻となりました。
校舎から真田
2人の眼の前に校門が見えてきました。いつもだったら金目ひなたたちが現れる場所です。固唾を呑む2人。はたして金目ひなたたちは現れませんでした。ふーっと息を吐く山際怜子と真田
「あは、あの先生、頼りないこと言ってたけど、ちゃんとひなたたちに注意したんだ」
山際怜子はその発言を聞いて、安心した顔を見せました。
山際怜子と真田
「もうここでいいよ」
真田希望はちょっとびっくり。
「え?」
「
真田
山際怜子の家はこの学区の一番端にあります。真田
「うん、わかった。じゃ、ここまでにするよ!
じゃ!」
返事する山際怜子。
「うん、じゃね!」
真田
山際怜子は再び歩き始めました。そのときです。
「ふ、やっと行ったか」
との声が。その声を聞いて山際怜子はびびりました。それは金目ひなたの声だったのです。山際怜子が振り返ると、案の定そこには金目ひなたたち4人組がいました。
「ああ・・・」
金目ひなたたち4人は、ずーっと2人を尾行してたのです。なんという執着心。
愕然とする山際怜子。
「ええ、全部先生に話したんじゃないの?・・・」
それを聞いて片岡愛美が反応しました。
「はぁ、なんだって?・・・」
が、山際怜子は押し黙ってしまいました。片岡愛美は追い打ちをかけます。
「先生にちくったのかよ、ええ!?」
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