応援コメント

第48話:奪われた記憶」への応援コメント

  • んんんん! 大展開ですね。奪われた記憶に、彼女の大切なものがありました。夜風、そして、母、二人とも菫を残して逝ってしまったのでしょうか。私のことですが、最近、うさぎのことなどを書きました。命って、多分細い川を越えるように、一枚の紙を横から見るように、糸を垂らした向こうの世界へ、さっと消えてしまうのでしょうね。冷たくなると言う言葉、かたくなった肉体をさすってもさすっても生き返らないとき、涙だか何だか分からないもので、瞼を赤く燃えさせました。このような大切な命たちが旅立ってしまったとき、菫さんは、ある意味ショック症状は出なかったのでしょうか。忘れてしまう程に。

    作者からの返信

    はい。狗狼の嘘の暴露回です。一話で纏めるつもりが二話になってしまいました。
    夜風とお母さん(蕗)は、間違いなくここで亡くなっています。命の境界線は、本当に薄いあちらとこちらだなと思います。透けて見えるようなのに、決して見えない。戻ってくることもおそらく出来ない。知る限り、最も厳然とした境界だと思います。

    愛する命の失われるのはつらいですね。空の星になったとか、いつまでも自分の胸に居るとか、どんな慰めも自身が信じられるならそれで良いと思います。
    私はそういうのを考えると長引かせるだけなので、相手にとって見知らぬ他人で終わらなかったことを良かったとだけ考えます。

    菫の反応は既に読んでいただいている通り、次回で分かります。

  • なんという過去……
    夜風と菫家族の因縁、狗狼とは何者なのか、一気に繋がりましたね。
    お母さんも……なんと遣る瀬無い……
    確かにこれは、思い出すには辛い記憶ですね。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    狗狼のひた隠しにした記憶の回まで、ようやく辿り着きました。この出来事にはもう少し続きがありますが、ここまでにところどころあった虫食いがほとんど埋まったのではと思います。
    菫は取り返しのつかないことを、たしかにやらかしていたのです。もちろん彼女のせいと言ってしまうには、酷ですけれど。

    編集済