第546話 3人組の場合3

現在私たち3人はお高い。大変お高いお店にてランチ中です。

ランチはお得に提供。そして夜に来てもらい――って感じだと思うのですが。ランチでこのお値段。夜はどうなるんでしょうか――って、今はそんなことより料理です。はい。


私たちの前へと料理がやって来ると――スマホを触っていた宮町先輩もすぐに料理の方を見て――「これこれーおおっ」という感じでした。

あと、この部屋に来てメニューを見てから……ある意味別世界に飛んでいたのか。ぶつぶつ言っていた白塚先輩もさすがに料理を見てテンション上がってましたね。食い入るように見ていました。

ちなみに私もテンションマックスですね。これはあれです。まだ食べてませんが見た目からすごいです。はい。花が咲いてますよ。もう出てきてまずびっくりでした。


あっという間に私たちの前には、いろいろな料理が出てきて――ってどれも綺麗に飾られています。小皿にいろいろ乗って来て――ってもう説明いいですよね。食べたいです。はい。えっと――懐石料理?ランチ?を私は堪能したいので――食べます。食べましょう。食べたい人は自分でお店探して、行きましょう。はい。あっ、お金はちゃんと貯めてから行きましょう。または協力者を確保しましょうです。

はい。いただきましょうです!これは早く食べないとですからね。


――――。


幸せな時間がしばらく続いた私たち。

はじめて食べるものが多かったですが――どれも美味しかったです。ニコニコです。

ちなみに最後に出てきたデザートもとっても美味しかったです。はい。アイスにミニのパフェみたいなものがあったのですが――うんうん。です。見た目もなんかすごいのですが。味もすごくて、全部完璧という。こんなの食べていいのでしょうか――という時間でしたね。


はい。とっても幸せなお昼ご飯でした。


そんなこんなでちょっと食後に部屋でゆっくりしていると――。


「——あれ?沙夜ちゃんも楓君もまだメッセージ見てないな」


宮町先輩がそんなことを呟いてから――。


「七菜ちゃん七菜ちゃん」

「はい?」

「七菜ちゃんの方に沙夜ちゃんか楓君から連絡ある?」

「いや――特に来て――ないですよ?」


私はスマホを確認したが――特に何も来てませんでした。途中で何も通知とかありませんでしたからね。はい。画面にも何も表示されていませんでした。


「そっかー。これは……2人で――何かしてるなー。ニヤニヤ」

「……あれ?心配じゃなくて……にやけてる――何で?」


うん。宮町先輩は本当に謎が多いです。本当に心配。という言葉は留守で。心配というより――あれですね。面白いことが起こってないかなー。みたいな感じが溢れているように私は感じました。って、宮町先輩ニヤニヤって口に出してましたからね。多分間違ってません。


加茂先輩。斎宮先輩。宮町先輩がニヤニヤしながらなんか多分……勝手な想像してますよ?いいんですか?メッセージ見て。ということで、私はスマホを手に持っていたので――ささっとスマホを操作して。加茂先輩へと……。


「先輩。宮町先輩がおろおろしてます」


という文章をはじめは作って送ろうとしたのですが――いや、正確な情報を送った方がいいかな?ということで。


「先輩。宮町先輩がおろおろしてます(嘘です。ニヤニヤしてます)」


というメッセージを加茂先輩に送りました――が。私のメッセージを加茂先輩がこの時は見ることがありませんでした。


その後すぐですね。私が加茂先輩にメッセージを送ってすぐ宮町先輩が「あっ、そろそろ出ようか?七菜ちゃんの買い物もあるし」ということを言ってきたので、食べ終えた私たちはお店の外へと移動することになりました。


「——マジで……すげえ値段……覚悟はしていたが。マジですごい。いやでも――あの料理からしたら……安いのか?うーん。とにかく高い」


お会計のところで白塚先輩が何かぶつぶつと言ってましたが。私は気にしません。はい、そうです。ってこの後弁償の品も買ってもらいますからね。ちゃんと斎宮先輩にも許可取っていると言いますか「どんどんOK」と、言っていたので――はい。どんどんまずはお店巡りですね。


はい。ランチ終了です。

それからの私たちは一度名古屋駅の方へと戻りお買い物です。

ちなみにその際に――「あれ?こんなに駅近かったのか?」などと白塚先輩が言っていました。はい。近かったんですよ。と心の中で返事をしておいた私です。

ちなみに宮町先輩は。


「白塚君。2回通り過ぎたからね」

「マジで!?って何で言ってくれない?」

「面白かったからね。ねぇー。七菜ちゃん」

「ホント食べる前にたくさん歩かされました」

「だから何で言ってくれないの!?」

「白塚君ちゃんと調べておかないと」

「——楓。いつもどう過ごしているんだ……」


というような白塚先輩の悲鳴が何度か聞こえましたね。はい。みんなもあれですよ。事前に調べるのは大切ということです。

はい。さあ、この後はお買い物お買い物です。何かいいものありますかね?

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