第439話 入学式2

七菜と歩きながら話しをしていると……無事に俺たちは入学式の会場近く。体育館近くへとやって来た。既に結構な人が集まっていた。


ちなみに会場の前には入学式の看板やらがあったので……代わる代わる写真撮影が行われていた。

もちろん七菜の写真が本日のミッションでもあるので……。


「えー、なんでお兄ちゃんと撮らないとなの?」


とかいう七菜の声が一時聞こえたが……まあ今日のミッションですからね。

七菜の入学式の様子を写真で取り難波家の家族に送るこれ絶対なので。

まあでも難波先輩1人だと……ということで俺達も呼ばれたわけですよ。本当は俺と柊だけでよかったらしいが……まあセットみたいなものというか。海織と斎宮さんも来て……なかなか俺たちは動くだけで目立つ状態となっていた。ってやつですね。


ちなみに写真は七菜が「少しでいいから。早く終わらして」的な事を言っていたので。柊がカメラマンで数枚撮影をパパッとしていた。


ってか結果的にだが……写真に写ることも写真を撮影することもなかった俺。必要なかった説。となっていた。

ホント俺がしたことと言えば……ここに来る途中で七菜と話したくらいだった。うん。あと海織と斎宮さんもですね。

特に何か俺達はするではなく。3人は残り3人の様子を少し離れたところから見ているだけ。って感じだった。


ちなみにだが。難波家2人が目立っていたが……忘れてはならない。俺の横に居る2人。海織、斎宮さんもまあ目立ってまして……新入生?と思われる

生徒からチラチラと見られていましたとさ。

ここの美少女さん2人もホント目立ってますからね。うん。


俺がそんなことを思いつつ周りを見ていると……海織と斎宮さんが俺の横に来て……


「私たち出番ないねー」


海織が俺に話しかけてきた。


「まああったらあったで、すごいというか。入学式ってまあお付きはこんなにいらないかと」

「だね。でも自分たちの時とは別の角度から見るってなんかいいね」

「海織ちゃんはお母さんポジションから見ている感じだねー」


海織の隣から斎宮さんも会話に入って来たが……いやいやおかしいでしょ。と俺が思っていたら……。


「あっなるほど」

「……海織。納得しない。勝手に七菜を子供にしない」

「えー」


うん。ホント何を言いだすんですかね。とか俺は思いつつ。海織が変なことを言うたびに訂正をしていたのだった。って斎宮さんは斎宮さんで楽しいようで余計なことをいろいろとその後も言ってきましたとさ。うん。ホントいろいろ大変だった。


それから少しして。七菜は式が始まるからと体育館の方へと移動していき……正確に言うと元気な兄の近くから早く逃走したかった。という気持ちがあったように俺には見えた。うん。

難波先輩は難波先輩で……楽しそうにしていたからな。


……。


七菜が式に向かい……その後は。


「……がははは!ってわけでよ。大変なんだよ。マジで。がはははは!」


会場には入れない俺たちは大学内で雑談をしていた。というか。難波先輩の現状を聞いていたのだった。


ってか難波先輩本当に会社を作ったらしく。そのバタバタで今まで忙しかったらしいが……やっとなんとかなった……。

という時に家族の人から七菜の入学式……のことを聞いてまあ1人で行っても……というのと。俺達に現状報告がしたかったということもちょうどあったらしく。

まあ俺と柊に招集がかかったが……うん。そこにおまけもついてきたため。まあ賑やかになりつつも。でも現在の難波先輩について知る人が増えました。という感じか。ってホント難波先輩何をしているのか……ってすごいわ。うん。めっちゃすごいわと。話を聞きながら思っていた俺だった。


難波先輩の現状報告の後は……柊が難波先輩と話を基本していて……俺は海織と斎宮さんとそんな2人を見ていたという感じで時間が過ぎていき……。


入学式はそこまで長いものではなかったので、しばらくするとまた体育館の外。大学内はざわざわとしだして……うん。多分七菜はあまりこちらを探している感じではなかったようにも思えたが……でも一応こちらを探していたというのか。うん。


七菜が俺たちを見つけて戻ってきましたとさ。ってかその時に七菜が言っていたが……。


「お兄ちゃんに先輩方。目立っていてすぐ見つけれました。ってか……私が変な目で見られている気がするんですが……もう少し目立たないように居れないんですか?」


と俺達は七菜からクレームを言われたのだった。まあ目立つよね。うん。

でもこのメンバー基本そんなことを気にしないというか……。

難波先輩はいつも通り居るだけ。

柊も普段は多くの仲間に囲まれているので賑やかなのは普通。

あと美少女2人さんも周りがざわざわするのは1年生の頃というか。その前からかもしれないが…・・・とにかく。俺以外が目立つということになれていたためか……うん。七菜のクレームをクレームと思っていない人の方が多かった。なので……。


「加茂先輩。ここの人たち目立ちすぎです」


と、俺に直接クレームがその後着たのだった……うん。


はい。とりあえず七菜の入学式が終了しましたとさ。

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