第440話 ドライブデート

数日前は七菜の入学式だった。

いろいろとあった入学式。とでも言っておこう。うん。七菜に何かあったというより……周りがいろいろと行った方がいいか。うん。


とりあえずだが――。

入学式後の俺たちは、難波先輩の奢りにより夕食を食べに行った。

まあ七菜のお祝いをしたってことだな。さすが兄というか。七菜が食べたいと言ったものに即OK出していたからな。うん。すごい。

夕食の後は……七菜は一度難波先輩とともに実家に報告へ。ということで帰ることになり……って、食事の時に聞いたが、忙しくて難波先輩自身も全然実家には帰って居なかったらしく。

まあ2人ともが報告に実家に帰ったという感じだな。そのまま帰って行った。


ってか。なんやかんや七菜は言っていたが……まあ難波先輩とともに居るのは、それはそれで楽しいらしい。食事の時ずっと文句?と言いつつも話していたからな。いい光景だった。


でも七菜は、すぐに新入学生オリエンテーションとかが、次の週にはあったので……すぐに俺のお隣の家に帰ってきていたがね「バタバタで大変でしたー。休む間もなく帰ってきた感じです」的な事を七菜から聞いたな。っかホントとんぼ返り?みたいな感じで七菜は帰ってきていた。っか報告のためにわざわざすぐに俺の部屋へと来ていた。


そして現在は桜も散り始め……って今が花見するのが一番綺麗そう。とかいう時だ。テレビでも花見しているニュースをよく見た気がする。

このあたりは散り始めだが……まあ場所によっては今が満開のところもあるだろうからね。


ちなみに現在七菜はオリエンテーションのため朝から大学へと行っている。


そして俺はというと……まだ春休みなので家に居たのだが。

それは突然だった。うん。基本こういうのは突然くるか。海織が絡むとね。


「楓君楓君。ドライブ行こうよ!車借りてさ」

「……はい?」

「ドライブ」

「はい?」

「だからドライブデート」


うん。今日も当たり前のように俺の家に居る海織。

七菜の入学式以来というか。ここ数日普通にここに居ます。住み着いていますね。はい。


ちなみに七菜の部屋にもたまに突撃したりしています。まあ今は七菜が居ないから……静かにのんびりかなー……と俺は思っていたのだが……いきなり何か言い出しました。というのが現状である。


「……ドライブ?」

「うん。デート行こう」

「えっと……まあいいけど」


まあずっと家に居てもなのでね。と俺が思いつつ返事をすると――。


「やったー。じゃ多度大社行こう!」

「……既に計画済みか」

「そうそう」


そう言いながらスマホの画面を見せてくる海織。

どうやら予定は既に考えてあるらしい。

スマホの画面には箇条書きで――なんかいろいろと文字が……と俺が思っていると。海織から早く出かける準備をするようにと急かされたので……俺も準備をしましたとさ。

ちなみに海織は準備が出来た状態で俺に話しかけて来たらしく……って俺、一緒の空間。場所に居たのに海織が出かける準備をしていることに全く気が付きませんでしたね。はい。海織。実は忍者?とか一瞬思いましたよ。はい。


まあとりあえず俺はバタバタと準備をしまして……。


ちなみにドライブということは車が必要なのだが……俺たちは車を持っていない。

ってことで……


「レンタカーも調べてあるから大丈夫だよ」


うん。ホント海織は準備がいいことで。俺がちょっと、どうするのだろうか……と思っていると次の事を言ってくるというね。


ということで、それから一気に1時間後くらい先にジャンプすると――。

あっ。いやその……いつものようにその後は家を出まして……伊勢川島駅に行きまして、四日市方面の電車乗りまして……という流れなのでね。はい。ジャンプです。


俺と海織は電車に揺られて四日市。そして駅前で……。


「じゃ、レッツゴー」


うん。俺がいろいろ現状を説明しようとしたら。なんかいろいろすっ飛ばしてというか……「早く行こう!」オーラ全開の海織が助手席に乗り言ったのだった。


「はいはい。出ますよ。ってかルートは……?俺……多度大社?だっけ。行き方わからないんだけど……あっ多度大社は知ってるけどね」

「まかせて。大丈夫」


そう言いながらスマホを手に持った海織。うん。案内は海織がしてくれるみたいです。


とりあえず本日はドライブデートなのですよ。なのでお車がメインです。


ということで、レンタカー屋を無事に俺たちは発車したのだった。

というのが今である。 

うん。ちなみに多度大社とは……お隣の市。桑名市。ってかほぼ岐阜より?あれ?確か揖斐川とかが近くに流れていたはずで……確かそのあたりから海津市?とかだった気がするから……岐阜?だよね?うん。これは柊に聞かないと――ってなんか勝手な予想では柊も知らないと言いそうだな……うん。なんか勝手に柊を登場させたので……柊がくしゃみをしていたら……悪い。でいいか。とかいろいろ余計なことを考えつつ。


とりあえず三重県の北部。あっ、四日市も北部か。でもまあさらに北へと俺と海織は……これどこ走ってる?あっ国道か。うん。国道を走っていますね。詳細な場所は……不明です。とか俺が思っていたら……。


「楓君楓君。どこかコンビニ寄って飲み物とちょっとお昼に食べれそうなの買おうよ」

「早速停車ですね」


うん。順調に……進んではいると思うんだがね。

走り出してしばらくすると、コンビニに早速寄り道となった俺と海織だったりりする。うん。まあ止まったが。順調に進んでいます。はい。

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