第323話 そうだ旅行へ行こう!24 ~京都駅20時15分発~

南禅寺とその周辺散策を終了した俺達は蹴上駅へと向かい。地下鉄に乗った。

そして蹴上駅からはまず烏丸御池駅に向かってここで乗り換え。ここまでが東西線。そして今からは烏丸線に乗り換えて……。

烏丸御池駅から京都駅へと向かっている。


そうそう、移動中に柊と話していたのだが……。


「つまり、単にテレビで見たから行きたかったと」

「そうそう、テレビで言ってると気になるじゃん。で、俺行ってきた。って言えるし」

「まあ、確かに少し前にテレビでしていて……ならいいタイミングか」

「そうそう、っかこの後はどうなるんだ?」

「うーん……まあお土産巡りかな?この雰囲気は」


と、俺と柊が話していると。隣に立っていて斎宮さんと話していた海織が――。


「あー、私たちお昼軽くしか食べれなかったから。先に晩御飯食べたいかなー」


という話が聞こえてきて……。


「まあ……こっちハードだったからな。でも途中で食べたところ美味かったな。そういえば楓は昼何喰った?」

「1000円ランチ。魚だね。古民家風?のところをたまたま見つけてそこで。野菜も多くてボリュームあり結構よかったよ」

「この差よ差」

「こっちは楓くんがいたからねー。完璧な散策だよ」


と、斎宮さんも海織の横から話に入ってきて……。


「私の方もまわりたいところはほぼ回ったからねー」


うん。海織がえっへん。という感じで言っていたが。


「……めっちゃ歩いたというか。ハードだったがな」


うん。俺の隣の方がそんなことをつぶやいていた。まあやっぱり柊は海織に振り回されたと。そんなことを俺が思っていると。


「でも、私もお腹空いたから先に駅のところで何か食べるのでもいいんじゃない?」


と、斎宮さんも言いだしたため……まあ斎宮さん南禅寺で待って居る時。子供みたいにはしゃいでましたからね。


俺達の京都駅到着後の予定は夕食探し。というか。お店探しとなりました。


それから地下鉄で京都駅到着後。

俺たちは駅ビルなどをくるくると……人が多かったのでちょっと……移動は大変だったが……くるくるとまわり。


「あっ、和食いいねー」


と、いう。本日誕生日の方の声が一番強かったため。そちらで決定。


「やばいなー。今日私いい物ばかり食べてる」


お店に入ってからの斎宮さん。うん。確かに今日はお昼からというか。朝もホテルの朝食だったから普段から見ればいいもの食べていたから……ずっと旅行を満喫というか。うん。食べ物ってやっぱり大切だね。うん。気分が変わる。


「これ美味しいね」

「うんうん」


俺達の前では女の子2人が楽しそうに感想を言いながら食べている。


こちらは――。


「いや、マジで朝ごはんしっかり食べてなかったら俺が先にへばってたな。宮町さんの体力凄いな」

「でしょ?動き出したらすごいよ」

「でも……楓が羨ましい」

「えっ?」

「いつもあんな感じだろ?」

「あんな感じ言われても……わからないんだが……」

「とりあえず仲良しってことだろ?幸せじゃん」

「うん?」


うん。柊がどんな半日を過ごしたかは……あまりわからないのだが……なんか海織の評価が上がったというか……振り回されたと思うのだが……でもなんかいい事もあったのかな?とかこちらも今日の事を話しつつ。食事。


そして夕食が終われば次は――。


「京都タワー」


と、柊が言ったのだが――。


「—―はっ?お土産だし。あと私の誕生日祝いのケーキ買って電車乗るんだからね」

「あれー?」


うん。柊と斎宮さんがお店の前でなんか言い合っていたが……ちなみにこの時俺の横に居た海織がこっそりと……。


「もう京都タワー入れる時間終わったと思うけどね」

「……海織が柊を振り回すから」

「えー、ちゃんと清水寺は行ったよ?」

「あれか。御朱印巡りに京都タワーは入ってないか」

「えへへー。あっ、そうそう今沙夜ちゃんが言っていたけど。ケーキ買うの忘れないようにしないとね」

「ここで買うの?」

「せっかくだからこっちにしかないお店の買ってあげる。って話になってるんだ」

「男性陣にその話あった?」

「てへ?」

「……まあでも結構リッチな誕生日になってると思うけどなー」

「だね。沙夜ちゃん感謝してたよ?楓くんと一緒だったから。めっちゃ楽しくまわれたって」

「それは……よかったかな。うん」

「あっ、そうそう楓君のお仕事はまだあるよ」

「えっ?」


俺と海織がそんな話をしている間に……まあ京都タワー行きは無くなり。4人でまずお土産屋さんめぐり。そしてその後女の子2人が探していたというかチェックしていたお店に行って……男性陣が割り勘でお金出して……うん。ちゃっかり海織もいい値段の買ってなかった?


って……ケーキ屋と先ほど海織は言っていたが……いや、なんかそこに行く途中にフルーツサンド?が目についたみたいでしてね。女の子2人がそこに吸い込まれていったため……ちょっと買うものが変わりました。


最近よく聞くが……めっちゃいい値段するね。まあフルーツがあれだけどーん。と入っているから。あれくらいの値段になるのか。とか思っていた俺でした。


そしてお土産屋で結構時間を使っていたからか。フルーツサンドを買って気が付いたら20時前。


「あれ?楓君楓君、帰り近鉄で買えるなら何時がラストだっけ?」

「えっとね。さっき言われて調べたら……近鉄で帰るなら20時15分が連絡はラストかと思いますね。あっ、特急で帰る場合はね。いや――もしかしたら完全に最後かも」

「ってことは……」

「あと、15分くらいです」

「沙夜ちゃんたちそろそろ駅行こう!」

「はーい」

「金がー。俺の金ー」


うん。まあ柊よ。いろいろ言いたいことはあるかもしれないが――まだ減るよ。行きほどはかからないと思うけど……うん。電車代そこそこかかるよ。とか俺は思いつつ。海織に付いていく。


そして俺たちは近鉄の京都駅へと移動した。

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