第140話 お食事中 ~桜駅23時25分発~

現在とてもいい香りがしている。うん。めっちゃお腹すきました。

うん?4人でどこにやって来たかって?女の子2人が食べたいと言ったのは……。


「「ラーメン」」


でした。海織と斎宮さんからラーメン屋が出てくるとは……と、一瞬思ったが。今はラーメン好きな方多い女性も多いですからね。うん。っか俺はラーメン屋来るの久しぶりかもしれない――ってそういえば――海織結構麺類。ラーメン好きでは?とちょっと昔の事を思い出していると――うん。置いていかれそうだったので、考えるのをやめました。はい。


そして現在はお店に中。テーブルに案内してもらったところ。ちなみに俺は初めて来たお店だったが……めっちゃいい香りがすでにしています。先ほどから何回も言っているが、いや、ホント。集中力使い切って、お腹空いている時にこの香りはダメだね。うん。


「どれにしようかなー、海織ちゃんどれにする?」

「うーん、悩むね」

「私つけ麺にしようかな。美味しそうだから」

「私、ネギたっぷり食べたいかも……」


女の子2人がメニューにくらいついています。一方男性陣はメニューが回ってこないので……お店の壁に書かれていたメニューを見ていた。


「俺は、こってりのチャーシューかな」

「ここはしょうゆかな――はじめてだから。あー、味噌もあるか」

「あっ、後、唐揚げと餃子ほしいな」


柊がボソッと言うとちゃんと聞いていたのか正面からも……。


「あっ、はい!私も!餃子追加!」

「了解」


みんなお腹が空いているのか。メニュー決めるのもなんかにぎやかな感じでどんどん頼み……しばらくすると。


しょうゆラーメン。ネギたっぷり。チャーシュー。つけ麺。餃子に唐揚げ。といろいろ並びました。どれも美味しそう。ちなみに唐揚げや餃子はシェアという形で。テーブルの真ん中に置かれている。


料理が来てからは、本日のゼミの感想やら、七夕祭の事やら。いろいろ話しながら食事。なかなか盛り上がり。食べ終えた後もしばらく話していたため。お店には1時間……2時間は居なかったと思うが。結構な時間居たと思う。


満腹になり。ラーメン屋を出た後はまた桜駅に向かいつつ歩いていたのだが――。


「あっ、コンビニでアイス買おうよ」


お店を出てそんな声が。うん。斎宮さんです。すでに斎宮さんは言いながらコンビニの方に進路変更していたため。それに3人も付いて行った。


コンビニに寄り道してアイスをゲットし、再度桜駅に向かって歩く4人。もう7月なので、夜でもそこそこの暖かさ。いや暑さか。テレビの天気予報やネットの天気予報でも30度予報をもう見た気がする。うん。確か見た。だからかアイスがとっても美味しいし。欲しくなる季節になって来たということは間違いないみたいだ。


アイスを食べつつ。線路沿いを桜駅に向かって歩く4人。にぎやかでごめんなさい。主に斎宮さんと柊が元気です。


ちょっと近所迷惑?だったかもしれないが。とりあえず桜駅に到着。駅に到着後は改札を抜けて……湯の山温泉方面の電車が22時35分発。近鉄四日市方面の電車が22時44分だったため。俺と海織は、柊と斎宮さんの乗る湯の山温泉方面のホームに今は一緒に居る。お見送り?そんな感じである。


「お腹いっぱい」

「久しぶりのラーメン美味しかったー」

「うんうん。次は私もつけ麺食べようかなー」

「美味しかったよ。じゃ、私は……辛いラーメンも食べたいかなー」

「あー、わかる。食べれるかわからないけど。挑戦はしたいかも」

「無理だったら。楓君よろしくね?」

「あっ。なるほどー、柊と楓くんを巻き込んでおけばOKだね」


いきなりなんか名前が呼ばれました。


「巻き込む気満々だよ。これは」

「みたいだなー。うん。なんか慣れてきたが」


男性陣は男性陣で。卒論の話をしていたのだが……うん。いきなり話が飛んできました。


そして、22時35分。湯の山温泉行きの電車がホームに入ってきて。電車が着くと数十人ほどお客さんが降りて。その後に斎宮さん柊が空いた車内へと入っていった。


俺と海織は2人のお見送り後。反対側ホーム。近鉄四日市方面の電車を待つ。


「このまま歩いて帰ってもよかったかもねー」

「いきなり何を言い出すんでしょうか――今日はまだ電車あるんだから」

「食後の運動?」

「海織は調子に乗るとケガをするので、電車がある時はちゃんと電車で帰りましょう」

「むー、楓君が過去を掘り起こしてきたー。いじめられた」


肩をツンツン攻撃されている俺。海織楽しそうだな。うん。


「いじめてはないんですが……」

「あー、でも食べたばかりで楓君に運んでもらうのは悪いよね。重いから」

「いやいや、海織は軽すぎる方かと」

「えー、そんなことないと思うけどなー」

「軽いです」


そんな会話をしていると電車が駅に入って来た。2駅。数分の乗車だが。歩くよりははるかに早く帰れる。うん。電車ってすごい。


ちなみに、大学を出る時点?だったかで、俺の家に今日も泊まる宣言をしていた海織は今も隣で楽しそうに、俺の手をぶんぶん振り回していますね。はい。テンション高めです。こういう時は道路に気を付ける。海織の足元注意。うん。注意です。また転倒があるとなので。


そして俺が気を付けていたからかはわからないが。今日は無事に川島駅から自宅に到着した2人でした。まあ、そんなに毎回道に障害物はないか。と、思っている俺でした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る