case11

 「この声の事か・・あんたの言ってたのは」


「ああ、そうだよ。寝転ぶと聞こえるけど、起きたとたんにまったく聞こえなくなるんだよ、それで俺は頭に血が上って大声出しちまったんだよ」


「運転手さん、宿のお婆さんに話したのか?この声の事」


「もちろんさ、声が聞こえたんで確認のために、俺たち以外にお客さんがいるのかどうかあの婆さんに聞きには言ったものの、俺達以外に泊まり客はいないそうだよ」


「それで、さっきフロントに運転手さんと遭遇したてわけだな。でも、これてさいわゆる "心霊現象" やつじゃないのか?」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る